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▼講師の受験体験記(京都大学工学部)- この1問が人生を決める。-

2022年宇治校 講師の受験体験記

みなさんこんにちは!JR宇治駅から徒歩5分、京阪宇治駅から徒歩10分にある武田塾宇治校です!

暑かった夏も終わり、受験シーズンが本格的に始まります。

皆さんも、受験に向かってそれぞれ努力を重ねている頃かと思います。

モチベーションがなかなか上がらないと悩むあなたも、順調に進んでいるあなたも、ぜひ実際の先輩の声を聴いて参考にしてみて下さい。

それでは、実際に宇治校で働いている講師の受験体験についての記事をお送りします。

今回は、京都大学に通うI先生編です。

 

はじめに

こんにちは。

現在、京都大学大学院に在学しているIと申します。

この度は、本ブログにお越しいただきありがとうございます。

何かしらのものが得られるように頑張って書きましたので、どうぞご覧ください。

私自身は浪人を経験していますので、

大学入試を2度経験しております。

今回は特に、「私の浪人体験記」ということで、浪人時代の1部をお話ししたいと思います。

中でも浪人時代に得た教訓をメインにお話させていただきます。

また、本ブログが好評であれば、随時内容を追加させていただくかもしれません。

今回はこの参考書を使って勉強したことで、

一気に偏差値が上がったからおすすめだよといったような内容ではなく、

受験生活を送る中での心構えをお話ししたいと思います。 

 

浪人編

「基礎」は「やさしい、簡単」という意味ではない。

私自身、特に現役時代に、「基礎」的な問題はもう一通りできるし、どんどん応用問題や難しい問題をやろう。

その方がなんか勉強している感出るし、かっこいいじゃんかと思い、基礎問題をおろそかにしていました。

今思えば、なんて愚かなことをと思います。

「基礎」とは、何なのでしょうか?

簡単でやさしいものということなのでしょうか?

いいえ、違うと思います。

「基礎」とは理解の大元になるものであり、実は非常に難しいものだと思います。

誰かの言葉に「基礎なくして応用なし」という内容があったと思います。

基礎とはそこから新たな考えを広げていく第一歩となるものですから、本来難しくて当然のものなのです。

現に、予備校や塾で春学期に学習することが予定されているテキストや参考書の内容は「基礎」ばかりです。

なぜそうなのか、私自身、浪人をスタートする段階で深く考えるきっかけとなりました。

参考書に取り組んでいるとき、基礎・基本という言葉に出会ったら、

「おっと、難しいものが来たぞ」と身構えるくらいが本来の正しい状態であると思います。

 

息抜きの重要性、「自己メンタルケア」とは。

受験」というのは、多くの人にとって実に苦しくて辛いものであると思います。

先の見えないくらいトンネルの中を走っているような、

ゴールの見えない長距離走のような。

前に進んでいるかわからない状態が長く続くことでしょう。

私自身は、そんな受験生活の中で「自己メンタルケア」が非常に重要であると思います。

言ってしまえば、自分の機嫌は自分でとろうというものです。

確かに、毎日10時間、それ以上毎日勉強することは大切ですし、そうしなさいと言われることでしょう。

そのような生活に耐えられる人であれば、

もっとそれ以上に自分に負荷をかけてもなんの問題もないと思います。

しかし、私には無理でした。

1日10時間も勉強した日には、

後半の数時間頭が働かず、ぼーっとしてしまい、

明日もこんな日が続くことを考えただけで病んでしまいそうでした。

そこで、

私の勉強時間は「1日8時間」である!

と勝手に決め、それ以外は潔く明日も勉強ができる準備に使っていました。

予備校から帰る途中の本屋に行ったり、

散歩をしたり、

映画を見に行ったり、

流行りのスイーツを食べに行ったりと…。

結果として、大学受験は成功したわけですので、結果論じゃないかと言われたら強く否定は出来ませんが。

自分を甘やかそうというわけではなく、

明日を生きるのが辛くなる前に、

明日を有意義に過ごすために、

時として戦略的撤退は有効打ではないかという提案でした。

 

運を味方に付けよう。

なんだ、結局「受験」って「運勝負」なのかと思われたかもしれません。

確かに、受験には運要素も強くあることは否定出来ません。

試験開始前にたまたま勉強していた内容が出る

直前に暗記した内容がそっくりそのまま出る

といったことも珍しい話ではないからです。

今回お話ししたいのは、

決して他人任せの運ではなく、

自分から運を呼び寄せようというものです。

皆さんの受験校での各科目の頻出分野はご存知でしょうか?

まず各学校によって、頻出分野があることすら知らない人もいるかもしれませんが、そんな人は要注意です。

過去問を見て、

その傾向を分析し、

出やすいであろう分野に大きく比重をかけ、

勉強することは重要なのです。

各学校が好きなパターンというのを知らないで受験に挑むのはもったいないことと思います。

全範囲を満遍なく勉強するのではなくて、

分野ごとに濃度を変えて勉強することは実は運を味方につけていると言えると考えます。

 

本当にできる人には「謙虚さ」がある。 

「謙虚になろう」というのは普段からよく言われることと思います。

私自身、小学校の道徳の授業でよく聞いたなと思います。

しかし、常に謙虚であったかと言われれば、甚だ疑問です。

特に勉強が進んできて、

できる問題が増え、

偏差値が上がり、

志望校の判定が良くなると途端に自分はすごい人だ、

先生なんてたいしたことないといったような傲慢な人間だったことがあります。

これは主に現役時に学校の先生に抱いていた感情ですが。

今思えば、その姿勢は良くなかったと反省しています。

その結果、現役時は足元をすくわれたのかなと感じます。

人生の先輩の言葉を謙虚に聞き入れることは、受験のみならず、今後の人生において大切なことの一つであると思います。

最後までは話を聞いて結果、

無意味な時間だったと思うこともあるかもしれませんが、

それは聞き取る側にも問題があるからなのかもしれません。

常日頃から感謝に気持ちを忘れることなく生活するといった、

当たり前のことが出来て初めて、

「受験生」として認められるのかもしれません

 

この1問が人生を決める。

皆さんはこのような経験をしたことがあるのでしょうか?

私自身、この経験は大学入試二次試験の数学の時間に訪れました。

数学の問題冊子をめくり、

いつも通りわかりそうなものから手を付け始め、

一旦区切りがついた後、

あと数問解かないといけないなと思った時間帯です。

その時、解けそうか解けなさそうかが微妙なラインの問題が残っていました。

その時感じました、

この大問を完答できるかどうかが「合格ライン」を超えるかどうかを左右しそうと。

決して明確な根拠があるわけではありませんが、

その時の直感は後々振り返ると正しいものでした。

人生をかけた数十分でその大問を何とか取り切り、見事合格できたのだと思います。

皆さんも、

今取り組んでいる問題が「私の人生を決める1問」になるかもしれない

と想像しながら、

普段に勉強に取り組むと一味違った緊張感となるかもしれません。

無味乾燥なルーチンワーク色を与えられるのはあなた自身の何者でもありません。

 

さいごに

今回は主に、浪人時代に感じた大学受験で必要となるであろう

考え方・価値観・心構え・教訓なるものを独断と偏見で紹介しました。

多少なりとも、皆さんの人生に入り込めたのなら幸いです。

今が人生で一番若いときです。

皆様の活躍を期待しています。

頑張ってください。

 

 

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