宇治校 講師の受験体験記
みなさんこんにちは!JR宇治駅から徒歩5分、京阪宇治駅から徒歩10分にある武田塾宇治校です!
暑かった夏も終わり、受験シーズンが本格的に始まります。
皆さんも、受験に向かってそれぞれ努力を重ねている頃かと思います。
モチベーションがなかなか上がらないと悩むあなたも、順調に進んでいるあなたも、ぜひ実際の先輩の声を聴いて参考にしてみて下さい。
それでは、実際に宇治校で働いている講師の受験体験についての記事をお送りします。
今回は、京都大学薬学部に通うH先生編です。
受験勉強スタート!
自分が受験勉強をはじめたのは高校3年生の6月くらいでした。それまでは、授業をそこそこ聞いて、定期考査だけ勉強するタイプだったので、定期考査の成績はいい方で模試の成績もそんなに悪くありませんでした。塾には通っていなかったので、夏は学校の教室へ同じく塾に行っていなかった友達と一緒に自習しに行って、参考書を使って勉強していました。そして、夏休みがおわったあとは、授業おわりに教室に残って自習していました。11月の冠模試までは2次試験中心の勉強をしていて、それが終わってから英語、地理、国語のセンター対策を始めました。
いよいよ本番・・・
そして、センター試験1日目、結果は散々でした。2日目はそこで開き直れたせいかいい点数をとれたのですが、1日目の失敗をとりかえすことはできませんでした。センター試験の点数が悪くて選択の幅も狭まってしまい、もう第1志望に特攻するしかなくなりました。
そこから二次試験の対策を一か月行い、二次試験当日を迎えました。正直、二次試験はセンターよりも自信があったので、なんとかなると心のどこかで思っていました。しかし、ふたを開けてみるとその年の二次試験は大幅に難化。しかも、得点源の物理化学数学がすべて難化し、手も足も出ない状況になりました。もちろん結果は不合格でした。
振り返ってみると…
さて、何がいけなかったのでしょうか。
細かい部分の良し悪しは無限にあるとおもいますが、一番大きな原因は、これまでの文章を見て明確な通り「慢心」です。
一つ目の慢心は模試結果です。自分は数学と理科が得意だったので、標準的な問題であればなんとなくいい点数が取れました。
そのせいで全体的な偏差値が高く見えてしまい、英語と国語が悪いことへの危機感が薄れていきました。
また、第一志望の大学のセンター配点が低かったことや、2次試験が得意だったのもあり、冠模試とセンター模試をあわせた判定がB以上ありました。
それが一番の慢心の原因であったと思います。
では、それらの慢心が何を生んだのか。それは勉強に対する集中度の低下です。
「そこそこ解けるし適当でいいや」とでも思っていたのでしょう。そしてそのまま適当な勉強をしていることに気づかずに本番まで行ってしまいました。勉強時間とは、手を動かしている時間とイコールではありません。頭を使っている時間です。極論、手で何も書いていなくても、頭を使って考えていればそれは勉強だと考えます。逆に、いくらノートを汚しても、いくら問題集を進めても、頭を使っていなければ勉強時間は0です。つまり、現役時代の自分の勉強時間は0に限りなく近い状態でした(本人はめちゃめちゃ勉強していると思っていました)。そりゃ落ちます。
もしかしたら2次試験本番で難化していなければ合格点に届いていたのかもしれません。しかし、条件はみな同じです。最後の最後まで「勉強」していた人が合格します。
また、センター試験の配点が低いからと言ってないがしろにしていいわけではありません。センターが良いのと悪いのでは2次試験までのメンタルが段違いです。
実際、僕の周りの人たちは、センター試験の点数が良かった人たちが受かりました(例外はいましたが)。
1年間の浪人生活
これらのことを考えながら、僕は浪人を決意しました。
浪人時代は、予備校のテキスト通りに勉強を進め、調子に乗って難しい問題を解くことなどはしませんでした。それが基礎の復習となっていました。
ここで意識していたのは、頭を使って勉強することです。集中できていないくらいなら勉強しないという風にして、どうしても集中できないときはその辺を散歩したりしていました。多少体を動かすことは重要だったと今でも思います。
また、模試はあくまで弱点確認とだけ見ることも意識していました。特に浪人生は模試の結果がいいのはあたりまえなので、絶対に一喜一憂しないと心に決めていました。
この年は、コロナで授業がオンラインだったり、センター試験から共通テストに変わる年であったりと、色々特殊であったので、授業をみかえして復習したり、共通テストの対策を夏ごろから始めたりと柔軟に対応していました。本番で何が起きるかわからないことは現役時代に学んでいたので。そして、その調子で(本当はめちゃめちゃしんどかったですが)勉強を進めていき、
共通テスト一日目、納得のいく点数を取ることが出来ました。苦手科目で点数が取れたことで得意の慢心がでて、2日目はすこし失敗しましたが。現役時代と違い共通テスト後は余裕があったので、そのまま二次試験の勉強(ほぼ過去問演習)を続けることができ、合格をすることができました。
最後に、浪人の勉強が本当はめちゃめちゃきつかったと書きましたが、それを乗り越えられたのは確実に友人のおかげです。友人がいなければ絶対に続けられてませんでしたし、合格はありませんでした。相談し合える友達は絶対に大切にしましょう。
まとめ
1、模試でいい点がとれても、絶対に慢心はしない。自信と慢心は表裏一体。
2、うまくいかないときは、一度立ち止まって自分が間違ったこと、してはいけないことをしていないか振り返る。
3、共通テストは絶対にないがしろにしない。配点は関係ない。
4、英語は絶対に苦手を克服しておく。これは本番の安定感に帰結。
5、友人関係は大切に。