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【意外と知らない】大学院ってどんなところ?【大学選びの参考にも】

 

こんにちは!

武田塾宇治校です!

今回は大学受験のもう少し先、大学院についてご紹介します✨

 

みなさんは大学院についてどのようなイメージを持っていますか?

「研究者になる人が行くところでしょ」

「就職に失敗したら行けばいい?」

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などなど、様々なイメージがあると思います。

大学に比べると存在が曖昧だし、何年も先のことのように思えて実感も湧きにくいですよね。

 

しかし!

 

実は大学選びと大学院選びはほとんどイコールといっても過言ではありません。

研究者や一部の専門職になるためには、大学院を出ることが必須条件である場合も多くなってきています。

特に理系の場合、興味のある研究を行っている研究室があるのかどうか、事前に調べたいけれどそもそも大学院がどんなものかが分からないという人もいらっしゃるのではないでしょうか。

 

そこで、今回は現役の大学院生でもある筆者が、そんな疑問にお答えします!!

 

 

 

 

大学院って何するところ?

 

ずばり、大学院とは『大学所属の研究機関』です!

 

みなさんが大学に入ると、1~4年生までの間に様々な講義を受けることになります。

その中で自分が特に面白い・興味深いと思ったテーマについて、卒業論文として発表するのです。

 

ですが卒業研究を行うのは4年生の間だけ。

たった1年では大した成果を得られず、満足できない学生さんも多いです。

そして、卒業研究だけでは研究者としては認めてもらえません。

 

そのため、研究を続けたいor研究者になりたい学生さんが卒業後に進むのが大学院になります。

 

大学院は大学と違い、ほとんど講義がありません。(※各院による)

また研究室への出入りもほとんど自由に行えます。

大学院を修了するまで思う存分、研究に打ち込めるわけです。

宇治 塾 と 予備校

 

さて、大学院には大きく分けて2つの過程があります。

 

①修士課程(2年)

②博士課程(最低3年~5年程度)

 

大学院に入学したら、まずは①修士課程に進むことになります。

ここできちんと修士論文を書き、研究成果が認められた学生には修士号が与えられます。

 

修士課程を修了した段階で卒業する学生も多いですが、さらに研究を続ける場合、今度は②博士課程に進みます。

修士に比べ、博士課程の道のりはかなり険しく、それなりの研究成果があることや論文が雑誌に載ることなど、研究の実績が必要になります。

そのため博士課程の年数は人によってバラつきがあります。どんなに優秀な人でも最低3年はかかってしまうのです😢

 

その狭き門をクリアしたら、晴れて博士号を取得できます。これを得ることで、いわゆる”研究者”として社会に認められるようになるのです!

 

 

 

大学院に入るには?大学受験と関係あるの?

 

ここまで、大学院というものについて説明をさせていただきました。

 

じゃあ一体どうすれば大学院に入れるの?

 

実は大学院にも入試があるんです!

 

また試験を受けなくちゃいけないのと思った人、いませんか?

わたしも大学に入ってびっくりしました😱

 

高校生の頃のわたしは、大学に入ればそのまま大学院に上がれるんだと思っていました。

けれど現実は甘くない…

大学院に行くためには、たとえ同じ大学だったとしても、入試を受ける必要があります。

 

ただし!

成績優秀者だったり、内部生は筆記試験免除などの特典がある場合があるんです!!

 

その前に大学院の入試について軽くお話します。

 

 

大学院入試について

 

大学院の入試は、大学の入試におけるAO入試に近いんです。

単なる筆記試験の他に、自分の卒業研究の内容や大学院に入ってからやりたいことを話す面接試験が課されています。

中には筆記試験は行わずに面接のみ、という大学院も!

 

そのため、大学院の入試に必要なのは”この研究室でこんな研究がしたい!”という具体的な志望動機になります。

もちろんある程度の学力が必要ですが、大学の講義をちゃんとこなしてきた学生にとっては、筆記試験はそれほど難しいものではありません。

実際に、筆者が大学院の入試対策を始めたのは試験の1か月前でした😲(笑)

 

 

大学受験との関係性は?

 

お待たせしました、いよいよ大学院と大学受験との関係性についてお話します!

 

大学院なんてまだまだ先、きっといかないだろうと思っている人もきっといるでしょう。

筆者も高校生の時は大学を卒業したらすぐに就職するつもりでいました。

しかし、大学での勉強は新しい学問との出会いでもあります。研究にほとんど興味のなかった筆者も、気が付けば没頭して大学院進学を決意するほどに魅力的でした。

 

 

将来大学院にまで進みたい・研究者になりたいと思っている高校生の皆さんはもちろん、そうでない皆さんにも、志望大学を決める際には是非とも大学院のHPもチェックしてほしいのです!!

 

 

大学院は、大学卒業予定の人なら誰でも入試を受けることができます。

たとえ志望校の大学に残念ながら入れなかったとしても、大学院でリベンジ可能であるということ。

逆に、志望校に入学できても、大学院は…ということも😱

 

そのため、現時点で大学院まで進学しようと思っている高校生さんは、ぜひ大学院を見て志望校を決めてください。

 

どんな研究でもそれなりの設備、予算が必要です。

国立大学であれば予算は国が確保してくれますが、私立は寄付金で賄っています。

なので大学院によっては施設がイマイチ…なんてことも少なくありません。

研究するならやはり納得のいく設備でしたいですよね。なので、事前にHPでどんな研究が行われているのかを確認することは非常に重要です!

 

その際に合わせて確認して欲しいのが「大学院の入試方法」です。

先ほど少し書きましたが、大学院の入試はその大学の学部生は免除されることも結構あります。

どうせなら試験は受けないにこしたことはないですよね?

大学院入試でたくさん勉強したくない場合は、こういった学部生優遇の大学院を選ぶのもひとつの手です。

また今は別に行く気はないけれど、と思っている方も、将来の選択肢を広げるという意味でこのような制度を導入している大学はオススメです。

 

ちなみに、筆者が通う京都大学大学院では、学部生の優遇はありませんでした(;^_^)nayamu

完全な実力主義…研究科によってはかなり熾烈な入試になっているそうです。

 

自分の性格に合わせて、ぜひ詳しく大学のHPをチェックしてみてくださいね♪

 

 

 

実際の大学院って?~京都大学大学院編~

 

ここまで一般的な大学院と大学受験との関係性についてお話してきました。

 

最後に、筆者の通う京都大学大学院について少しご紹介いたします!

 

 

キャンパスについて

京都大学大学院には大きく分けて3つのキャンパスが存在します。

吉田キャンパス(メイン)、宇治キャンパス、桂キャンパスの3つです。

 

キャンパスによって研究分野が異っていて、筆者が通う宇治キャンパスは理学系や農学系、一部の工学系の研究室が在室しています。

学部生が通うのは吉田キャンパスなので、宇治と桂キャンパスに学部生はほとんどいません。

またそれぞれの研究室には院生の他にも、海外からの留学生や研究生、他大学から来た研究員の方などがいらっしゃいます。

 

 

キャンパスライフ

 

大学院1年生の頃はそれなりに講義もありますが、高校の授業ほど毎日きっちり受けるようなスケジュールではありません。

2年生にあがれば講義はほぼ0になります。そのため基本的にはずっと研究に没頭できています♪

 

研究室にもよりますが、筆者の場合は修士・博士どちらの学生も含めて大体10人程度でしょうか。

個人で行う研究なのもあってそれほど会話があるわけではありませんが、研究室内の空気は和やかで仲も良いです。

 

 

学部との違い

 

講義のあるなし以外、特に変化はありません。

アルバイトもできるし、体調が悪ければ自由に休むことができます。

 

しかし研究の面で求められることは格段にレベルアップします。

 

院生といえど、研究者の端くれとしての自覚をもって臨まないと、良い論文はなかなか書くことができません。

教授や研究員の方に発表をするときにはとても緊張します💦

 

 

京都大学大学院ならではの魅力!

 

やはり、日本有数の研究機関であることが一番の魅力です!

 

研究設備が整っており、どのキャンパスもとても綺麗で快適です。

学生の身であってもそれらの最新設備を使用させてもらえるのは、非常に恵まれていると思います。

 

また入試が完全な実力主義であること、また志望する学生たちの熱意もかなりすごいので、トップレベルの方と競い合えるのも楽しいです!

周りの学生や研究員の方のやる気をひしひしと感じながら研究に打ち込めるのも魅力だと感じています。

 

 

 

終わりに

 

今回はあんまり知られていない大学院のことについて書かせていただきました。

 

大学に入ったあとこそ、皆さんの将来の夢の実現が始まります。

その選択肢の一つとして大学院を視野に入れている人の参考になったでしょうか?

考えていなかった人も、これを機にちょっと考えてみようかな、なんて思ってくれれば幸いです。

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以上、大学院と大学受験の意外な(?)関係性でした!

 

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