こんにちは!武田塾宇治校です!
今回は、「現代文の成績が伸びない人は必見の参考書」というテーマで記事にしました。
皆さんは現代文の読解で点数取れていますか?苦手に感じている人も多い単元ではありますが、
現代文には正しい読み方が存在します。
今回紹介する参考書は、現代文の基礎が身についている人がさらに良い成績に結び付けるための参考書です。
全く現代文に手を付けられていない人は、「ゼロから覚醒 はじめよう現代文」などの基礎の参考書から始めてください。
評論文の読み解き方
評論文とは筆者が自分の意見を主張していく文章で、筆者が自分の主張を正論化するために自分とは相対する意見を述べるという手法がよく取られます。なので「筆者の主張は何か」・「反対意見は何か」を明確に分けることが必要です。
筆者の主張と反対意見の見分け方
①誰が何を主張しているかの把握
評論文には様々な論文の引用や専門家たちの主張が現れます。なので、その意見は誰の意見で筆者に賛成側の意見なのか反対派の
意見なのかを明確に把握するようにしましょう。
②段落ごとの要約を自分なりに行う
段落を変えることには意味があり、長い文章を短く区切ることで意味の区切れなどを分かりやすくしてくれる役割があります。
なので、段落ごとのその文章に果たす役割が分かれば自然と文章の流れを理解することができます。
また、どの段落で文章の内容が変わったのかを読み解くことができれば筆者の主張をより素早く明確に発見することができます。
③接続詞には要注意
接続詞には様々な役割があり、接続詞を文章の内容を変える起点とする場合が多く見られます。例としては、「なので・そこで」な
どの順接と呼ばれるものは甲と乙をイコール関係にする働きがあります。「しかし・ところが」などの逆接と呼ばれるものは甲と乙
を対比の関係にさせる働きがある。というようなものが挙げられます。また、接続詞が段落の最初にくる場合は段落ごと前段落と反
対の意味になることもあります。このように接続詞の役割を理解し文章中で活用できれば段落ごとの内容の変化を敏感に察知できる
ようになります。
※評論文はよく一日に何題もやり込むというよりは一日一題を毎日繰り返すほうが良いと言われます。評論文の力は毎日文章に触れる
ことによって身に付きやすいのです。しかし、やりっぱなしではなく振り返りをすることが必要です。その際に、正解したかではな
く、自分の解き方と文章の捉え方が良かったのかを見返し、弱点を見つけ出しましょう。一日ごとに着実に進んでいきましょう。
小説・随筆の読み解き方
小説は物語・フィクション、随筆は感想文・エッセーと捉えて下さい。まず、小説は創作話で登場人物が非常に多くなる場合があります。小説ではまず登場人物の相関関係を理解することが重要です。登場人物がどのような立場の人間かを理解することが第一歩です。どうしても頭で覚えきれないのであれば簡単に図を描いてみても良いかもしれません。時間に余裕があればですが...。そして小説を読み解く上で一番大切なのが登場人物の感情を読み取ることです。どの人物がどの場面でどのような感情をもったのかを把握できれば、解答に直結する場合が多いです。この二つを意識しながら読み解いていきましょう。
次に随筆です。随筆は個人の回顧録や社会現象を著したものなので小説のように主人公は存在しません。随筆は小説のように筋書きがなく、自分の思うままに書き連ねたものです。なので一つ一つの事象とそれに対する筆者の思いを把握することができれば解答を行うことができます。しかし、古い時代の文も多く、はっきりとした主張が述べられていない場合があり、少し読みにくさを感じることがあるかもしれません。そのため、随筆を読み進めていくのには常識的な想像力が必要です。文章の背景から書かれていない筆者の思いを理解する必要があります。この常識的な想像力を養うには、問題を解いて自分の解き方と筆者の思いの捉え方が良かったのかを見返し、一日一題を毎日繰り返して、着実に進んでいきましょう。
現代文の成績が伸びない人は必見の参考書
「現代文読解力の開発講座」の使い方
武田塾の参考書ルートでは、日大レベルまで仕上げて共通テストを受ける人は共通テストの対策をします。
そのあとの、MARCH・地方国公立レベルの一冊目の参考書として「現代文読解力の開発講座」を使用します。
ここでの立ち位置として、現代文を全くやったことのない人がゼロからやる参考書ではないです。
使う目的は、
・現代文をある程度読める人が壁にぶつかったとき
・もう少し上のレベルに行きたいとき
MARCHレベルには入っていますが、日大レベルで段階突破テストや過去問をやっていて詰まってしまったときに使うことも選択肢としては良いと思います。
「現代文読解力の開発講座」で得られる力
「現代文読解力の開発講座」をやることによって、
・文章の整理
・文章の要約
・文章を読解
これら3つの力を得ることができます。
筆者が伝えたいことを本にしたものが現代文です。と言うことは、入試現代文において筆者の主張を把握することが一番大事です。
「現代文読解力の開発講座」で学べることは、
・筆者の言いたいことを掴むためにどう読むか
・言いたいことがどこに表れてくるのか
正しくしっかり読む方法を教えてくれている参考書です。
また、正しく読むことができる人と、ふわっと読んでいる人がどれだけ差がつくのかを思い知らされる参考書でもあります。
「現代文読解力の開発講座」の具体的な使い方
「現代文読解力の開発講座」の内容は、
文章と問題があって、それを「要約しましょう」という構成になっています。
そこで、どのような進めたがいいのかと言うと、
まず、この参考書を使う際の心構えとして、1周で終わらせようと思わないほうが良いです。
1周目は解説を読んで「そういうものか」と思うくらいの感覚で十分です。
問題集と思って解くのは良くないです。
1周目:真似をして解き方を学ぶ
2週目:実際に解いてみて可能であれば要約までする
最終的に他の問題集や過去問でもできるようにしていくというような進め方です。
「解き方」だけでなく、「読み方・解き方」の両方を詳しく解説している参考書です。
正しい読み方を学んで、実践することが入試現代文を攻略するのには必要です。
まとめ
「現代文読解力の開発講座」は問題集ではないです。
現代文の読み方と解き方学んで、要約ができるようにしましょう。
今まではふわっと読んでいた現代文が見違えるほどにしっかり読み取れるようになります。
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