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単語・文法・解釈は完璧なのに、 なぜ長文が時間内に解けないのか!?

こんにちは!

日本初!授業をしない武田塾 宇治校 です。

英語の基礎を完璧に仕上げているのに、

いざ、本番になると長文の問題では、読むのが遅くて時間が足りなくなってしまう人が、毎年います。

そうはならないために、

 今回は「単語・文法・解釈は完璧なのに、なぜ長文で速読ができず時間内に解けないのか?」

について、取り上げたいと思います。

 

単語・文法・解釈は完璧なのに、速読できず時間が足りない。

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このあと、どうやったら読むのが早くなるのか

多くの受験生の皆さんは「時間がない。」と口癖のように言いますよね。

もし、これが時間無制限だったら解けるが、

本番では時間内に終わらないという人は多いです。

どうやったら、スピードアップができるのか

2つのポイントがあります!!

そのまま読解なので「読む」「解く」に分けられます。

 

単語・文法・解釈は完璧でも速読ができない人の対処法

方法は2種類

「読む速度を上げる」、「解く速度を上げる」

宇治 予備校

 

単語・文法・解釈は読む技術です。

そこまでは、皆さん身につけることができていると思います。

さらに読む技術を上げていくなら、とのつながりを意識して読むことです。

文同士の論理関係を意識することが大事です。

 

そもそも、論理とは何でしょうか。

更科功さんが執筆された『理系の文章術ー今日から役立つ科学ライティング入門ー』(理系の受験生の皆さんが進学された際には必読です ! 文系の方もぜひ読んでみて下さい ! )

では論理をこのように説明しています。

 

論理とは「主張と主張のつながり方」のことである。

したがって、もし主張が1つしかなければ、そこに理はない。

文章では、1つの文が1つの主張をしていることもあるし、2つ以上の主張をしていることもある。

いくつかの文が集まった段落が、1つの主張をしていることもある。

それらの主張のつながり方が論理である。

そして文章における論理でもっとも重要なのは、文と文のつながり方である。

 

つまり、理論関係を把握するには、1つ1つの文を正確に理解した上でそのつながり方を

考えなければならないということですね。

 

英語長文の場合では、例えば、

「抽象的なものがあって、そのあとは例証になっている」

とか、

「ここは対比関係になっている」

「疑問文があったら、その後ろに続く文章では、それに対する答えが必ずくる」

などがよく使われる理論関係ですね。

 

そういった論理関係を掴むことで、

先を予測して早く読めるようになります。

 

この予測して読むことは、実はとても重要なことなのです。

少し話が脱線しますが、私たちは普段の何気ない会話でも

無意識に相手の話を予測して聞いています。

予測と違った話になったら、「クスっ」と笑ったり、

「えー!」と驚いたりするわけですね。

脳科学や心理学の研究などでは、脳は予測に反することが起きた時、

「笑う」ことでその混乱を抑えるのだとか。

皆さんも毎日のように体験されていると思います。

 

この予測は、当然、「書く」こととも関係があります。

先程紹介した本でも、更科功さんは文章を書くにあたって

接続表現を使うことのメリットを以下のように述べています。

 

「A。しかもB」と書かれていれば、主張Bは主張Aにただ付け加えられているだけではない。

BはAと主張の向きが同じで、Aを強める働きがある。

読者は「しかも」という接続表現を見れば、それに続く主張BがAと同じ向きの主張だと、

予測しながら読むことができる。

このように文章の先を予測しながら読めば、論を取り間違えることはないだろう。

 

つまり、文章を書く際にも、読者が予測して読めるように理論の組立てと

表現を意識しなければならないということですね。

英語長文の筆者も、読者が予測しながら読むことを前提にしているといえるかもしれません。

 

予測しながら読むことで、内容をより意識できます。

意識して読んでいるため、記憶に残りやすくもなります。

すると、読み返しが少なくなりスピードも上がります!!

 

論理関係を捉えることは、段落と段落のつながりにも応用することが可能です。

パラグラフリーディングや、ロジカルリーディングなど、

読み方の本はこの辺を中心に解説しております。

 

 

全体のトピックやつながりが重要になります。

これが「読」のほうで、さらに追及するべきところです。

だんだんと無意識に身につく人と、最初に意識しないとできない人がいます。

 

絶対的に量が正義

 

演習量をこなしていくうちに、読み方がわかってきます。

例えばわかりやすい例として、

読んだことのある文章や、似たジャンルの文章は早く読めます。

 

あとは、文全体の構造も重要です。

全訳するのではなく、必要な情報を抜き取るために文章関係を把握して、

内容を予測すること重要です。

解く

解くほうで重要なのは、やはり設問です。

文章だけならなんとかなっても、設問があるせいで読みが遅くなる人が多いです。

設問がなければ、そのまま読むだけで済みますが、

入試なので必ず設問はあります。

そのためには設問を理解し、本文から考えて適切に答える必要があります。

 

その都度、様々なことをやらなければいけないので、時間が足りないです。

そのせいで「読めていない」「速度が足らない」と思っている人が多いです。

ちゃんとその設問形式にあった解法でやっているかが大事です。

 

例えば、内容一致は先に設問や選択肢を読んでおいた方が速く解けるのに、

順番通りに文章を全部読んだあとに設問、選択肢を読む人もいます。

やはり、それでは時間が足りないです。

 

多くの選択肢から複数を選ぶ場合、先に選択肢を見ておかないと、何度も読み返しをすることになります。

設問ごとに早く解く練習をするには、過去問のやりこみが重要です。

過去問を解いていって、どうしたら早く解けるかを考えることが重要です。

 

「解答の根拠は順番通りなのか?」

「バラバラに並んでいて、選択肢を覚える必要があるのか?」

など。

そういった解法の部分が大事になってきます。

効率化するには、パターン構築が大事です。

まとめ

<単語・文法・解釈は完璧でも速読できない人の対処法>

「読み」と「解き」

に分けて対策することです。

過去問などで長文問題の量をこなすことも重要であり、

知識のアップデートしていくことも必要です。

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