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【受験の豆知識】知っておきたい受験戦略 「文転」 について

こんにちは!

「日本初!授業をしない武田塾 宇治校」です。

3月に入り、卒業シーズン真っ只中!

さて、来月には新学年!新3年生で受験勉強をはじめている方も多いのではないでしょうか?

それとも、浪人をすることをすでに決めて、これから再出発しようとしている方もいることでしょう。

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これから受験勉強を始めている方に、知っておいてほしいことがあります。

 

それは、文転・理転 についてです。

 

受験戦略「文転・理転」

様々な理由により文系・理系を変更する方もいます。

受験ではそれは一つの戦法でもあります。

そんな受験の豆知識をぜひ知ってもらいたいので、

今回は、「文転」について、取り上げます。

 

文転とは何なのか

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これから勉強しようとしている方の中には、ご存知ない方も多いと思います。

だって、

「得意な国語を捨てて、数学をする。」

「得意な数学を捨てて、国語をする。」

考えたこともないですよね。

今回は、私がおすすめしたい「文転」にスポットあてて、お伝えします。

文転とは、理系から文系へ変更すること。

高校生活を送る中で、文系選択・理系選択を選ぶシーンがあったと思います。

得意な科目、好きな科目で、みなさん文系・理系を選択されたと思います。

しかしながら、あとあと何かしらの要因で、

理系科目を選択していた人が文系科目へ専攻を変える事を文転と言います。

 

この受験生に対して使う際は、受験で使う科目を文系科目に設定して

受験勉強を始めることを指すことが多いです。

なぜ、文転をするのでしょう?

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文転をする理由について <プラス要因・マイナス要因>

  • 元々、数学や理科が好きで理系を選んだけど、社会や国語に興味が出てきた!
  • 将来、弁護士になりたいので、法学部に進みたい!
  • 就活に有利と聞いて理系を選択したけど、理系が苦手でやっぱり文転したい・・・
  • 中学の理科は好きだったけど、高校の理系科目が難しくなりどんどん苦手科目なった。

など。

文転の理由は、人によって様々ですね。

上の二つの例はプラスの要因、

下の二つの例はマイナスの要因

というのが、わかります。

これから勉強するにあたり、プラスの要因でしたら勉強の進捗も良さそうですが、

マイナス要因による文転ですと、科目を変えても成功するとは限らないので、覚悟が必要です。

これは、受験全般に言えることですが、

大学で何を勉強したいか。

将来どんな職業に就きたいか。

その為には、文系科目・理系科目のどちらが必要なのか。

受験の際には、目標とそれを成し遂げる計画が必要です。

そこを明確にして考えていかないと、やみくもに勉強することになります。

中学生の学習と違い、得意・不得意だけでは長い受験勉強を乗り切るのは難しいでしょう。

文転するメリットは?

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私立大学受験の際、併願による選択肢に幅が広がる

すでに文系科目を専攻している生徒は、ご存知かと思いますが、

法学部・経済学部・文学部・教育学部など

幅広い選択肢の中から併願戦略を立てることが出来ます。

ですが、理系の受験科目を選択した場合、1大学につき多く併願出来ても3つ程度です。

そのため、理系の場合、門戸が狭いため、

受験する人が集中しやすく文系よりも、やはり入試難易度が高めになります。

自分の興味が理系に限らず、法学や経済学などにも興味がある方や、

学部にそれほどこだわりがない方は、文系の学部を選ぶとよいかもしれません。

比較的、勉強量が減る

文転すると社会科目を勉強する必要があります。

しかし、勉強量が減るものもあります。

例えば国公立大学を目指す場合、理科は「理科基礎」のみでよかったり、

数学は数学Ⅲは不要となるケースが多いです。

国公立なので、国語・英語については必要になってくる教科なので変わらないですね。

地歴が1教科増えますが、理科や数学の負担が減った分を考えると

比較的に学習量としては、文系の方がやや少なめといえます。

文系受験で、数学利用の際に強みに。

文系の生徒は、数学が嫌いな生徒が少なくはありません。

その反面、元理系である文転をした生徒は、

最初から文系を選択している生徒と比べると、数学が得意な生徒が多いと思います。

なので、理系科目を専攻していた時は、重荷に感じていた数学ですが、文転をしたらとても大きな武器になります♪

文系数学は当然、理系数学より範囲も狭く、問題の難易度も低いので、

もともと理系の人が数学を選択することでとても有利になります。

 

また将来を考えたとき、

売り上げ数値の計算、グラフの作成、表計算、決算書など

どんなに文系の職業であっても数学的アプローチは必要になります。

文系、理系どちらの科目も勉強をしている、元・理系のあなたはその数学が武器にもなりますので

将来を見据えて、文転を検討する学生も実は少なくはありません。

文転するデメリットは?

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今までの勉強が無駄になる?

多くの場合、文転することにより受験で使う科目は違ってきてしまいます。

 

その為、先ほども少しお伝えしたとおり、

理系の方が文転をすると今までの授業でやってきた理科科目や数学Ⅲなどは

全く受験で使わないことになります。

 

また、学校のカリキュラムで理系コースに在籍しているにも関わらず、

文転を選んだ場合は学校で授業を受ける科目は、

残念ながら理系科目のままです。

 

将来受験では不要となるのがわかっている授業の時間やテストなど

精神的にもかなり苦しくなるかもしれません。

 

これが文転をする場合の一番大きなデメリットだと思います。

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逆に言えば、授業では必要となる科目の勉強ができないことになるため、

自分で参考書を買って、それを使って自学自習することになります。

 

国語への苦手意識

文系の人が数学が苦手て嫌いなように、

理系の生徒は、国語への苦手意識をもっていることが比較的多いです。

文転することにより、私立大学の入試は共通テストや二次試験でも国語は必要になります。

さらに恐ろしいことに、文系の柱になる科目でもありますので、国語の配点が高くなりがちです。

国語に苦手意識がある場合、安易に文転すると今後の受験生活で苦戦をすることになるやもしれません。

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しかし、そんな苦手な古文や現代文にも必ず「解き方」は存在します。

国語が苦手なあなたでも、正しい勉強方法で学習すれば国語も点数が取れるようになります。

もし理系科目が苦手で文転を考えるようになったら、

「このまま文転せずに数学を継続して勉強するか」

「やはり文転して、しっかりと苦手な国語を克服するか」

 

どちらがよいか、天秤にかけて考える必要があります。

 

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文転した後に後悔しても再度理転するのは非常に困難

文転するのは、実はそんなに難しいことではありません。

メリットにもあったように、

文転しても数学は利用できるし、根本になる英語・国語はいずれにせよ学習します。

しかし、文転した場合、理系科目の根本である数学の学習は止まってしまいます。

もし止まらずとも、数学の勉強量は大きく減るはずです。

つまり、文系科目から再度理転すると、一度止めていた数学を再度、やり直す必要が出てくるので、

そうなると、文転した時と全く比較にならないほど大変な作業になります。

 

「自分が本当にしたいことは何なのか」

「それを実現する為にどんな大学に行けばいいのか?」

 

前にも書きましたが、そこまで考えてから文転は結論を出すべきだと思います。

安易に文転してしまうと、どの科目も中途半端な状態で受験本番を迎えてしまうことになるかもしれません。

文転することで受験科目はどう変わる

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先ほどもお伝えしましたが、

文転することにより、受験科目が変わります。

文転をすることで受験科目がどう変わるか、お伝えしたいと思います。

ポイントは、

文転することで基本的には理系科目を受験するよりも覚える量は減ります。

しかし、それはライバルたちも一緒なのでしっかりと仕上げる必要が出てきます。

私立大学入試の場合

例えば、

理系は英語・数学・理科受験科目です。

文系は英語・国語・社会受験科目です。

⇒理系ならば数Ⅲまで必要!

 文系(経済学部など)で数学を受験で使うならば数学Ⅰ・A、Ⅱ・Bだけ!

⇒理科と国語であれば国語の方が覚える量が少ない!
 (そのため、勉強の負担は減る)

数Ⅲがカットできるのはかなり大きいです。

その為、他の科目に割く時間が増えるので完成度は求められます。

国公立大学入試(二次試験)の場合

理系英語・数学(数Ⅲあり)・理科2科目の計4科目で受験。

文系英語・国語・数学(数Ⅲなし)の3科目のパターンが多い。

⇒理系ならば数Ⅲまで必要!

 文系(経済学部など)で数学を受験で使うならば数学Ⅰ・A、Ⅱ・Bだけ!

⇒理科2科目と国語だと理科2個の方が辛い!!

国公立大学の2次試験でもほぼおなじで
勉強の負荷が文系の方がかなり低いのです!

文転した際の勉強法!!!

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では、メリットデメリットを踏まえたうえで、文転をした際、どのように勉強すればいいのでしょうか?

文系科目の勉強方法

<ポイント>

・解答までの過程、解答の根拠が何か?
・独学は復習が重要。
・新たな分野に手を出すため、綿密な計画が必要。

恐らく、文転を検討中の生徒のほとんどは独学になる可能性があると思います。

まず、

『勉強=暗記』だけではなく、『勉強=過程』

大事

問題を見たときに、

「さてさて問題の解答はなんだろ?」って答えをすぐ見るのではなく、

 

「どう解いたらこの解答に行き着くのか?」

 

そのプロセスが大切です。

数学の勉強をするときに、答えだけではなく、途中の式や解き方が重要なように

国語でも、なぜその答えになるのか、

理論立てて考えて解答の根拠など、正解たる理由を考える癖をつけましょう。

 

また、独学で勉強する際は、復習が必須となります。

学校の授業では取り上げてくれません。

定期テストもないし、復習(テスト勉強)の機会もありません。

あなた自ら、効果的な復習をする必要があるのです。

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また、文系科目を受験で使おうと決めたこの瞬間から、本番まで時間はわずか。

毎日どんな勉強をしていかなければならないか緻密なスケジュールを立てる必要もあります。

 

授業を取らない、あなたがこれからやろうとしている独学の一番難しい点は、

自分の立ち位置を教えてくれる人がいないことです。

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今日何をやるべきか、やったことはちゃんと見についているか

自分で確認していかなきゃいけません。

まとめ

文転についてはご理解いただけましたでしょうか。

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文転することにより、メリットデメリットがあります。

それを理解した上で、決断していただきたいと思います。

 

文転後は、学校では習わない科目を独学でやりことになりますが、

容易ではないでしょう。

 

その理由は、学校の授業は定期テストなどがあることによって、

自分の現状や理解度を確認することが出来ます。

また、そのときのテスト勉強で復習もできます。

 

しかし独学でやる時は自分のペースは自分で決めなければならず

また自分の現状や理解度を確認するのも自分の判断になります。

 

ただし、独学のいい点はみんなのペースに合わせる必要がありません。

あなたのやる気、勉強の取り組み方により

元理系のあなたが、文系の人を追い抜くことも可能です!

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