みなさん、こんにちは!
今回は、英文解釈の間違った勉強法について5つ紹介していきます。
英文解釈の勉強は、英語長文を正確に読めるようにするために必須の勉強です!
間違ったやり方で進めると長文に入ったときに苦戦してしまう可能性が高いので、
今回の内容を確認して、英文解釈の勉強を正しく行えるようにしてください!
大前提
・英文解釈とは、英文の構造を、SVOCMを振って把握し、把握した文構造を基に英文の意味を理解する勉強
・英文解釈は、長文を読むために必要な勉強
・「肘井学の読解のための英文法が面白いほど分かる本」「入門英文解釈の技術70」などが英文解釈の参考書にあたる
間違った英文解釈の勉強法①
間違った英文解釈の勉強法の1つ目は、
日本語訳の丸暗記です!
入試で出てくる文章は初見の文章です。
参考書の訳を覚えても意味がありません。
しっかりと文構造を追っていくようにしましょう。
文構造が把握できて初めて正しい日本語に訳すことができます。
間違った英文解釈の勉強法②
間違った英文解釈の勉強法の2つ目は、
日本語訳を頼りに解釈をするということです。
①でも述べましたが、難しい文章は構造を把握してからはじめて訳すことができるので、
日本語訳から構造を把握していくと、「和訳がこうなるから、構造はこんな感じか」という風に、
順序が逆になってしまい、実際に入試問題の文章を読むときに必要な、文構造を把握してから意味を理解するという力が付きません。
間違った英文解釈の勉強法③
間違った英文解釈の勉強法の3つ目は、
長文の下線部でしか解釈を確認しないということです。
「関正生のThe Rules英語長文問題集」「レベル別英語長文問題Solution」などの長文の参考書には、下線部和訳問題がついており、そこはしっかりと文構造を確認する人が多いです。
しかし、下線が引かれていない文で、うまく意味を理解することができなかった文の解釈を確認しない人がかなり多いです。
文の意味をうまく理解できなかったということは、足りない知識や考え方があるということです。
それをしっかりと潰しておかないと、入試でその単語や文法事項を用いた文が出てきたときに、正しく意味を理解することができなくなってしまいます。
そのため、長文の参考書をやるときは、「全文にSVOCMを振って構造を明らかにしてから日本語訳しろ!」と言われたらできるようにしておく必要があります。(できないところはできるようにする!)
少しでも怪しいと思った箇所は長文問題を解いている際に、印をつけておき、丸付けが終わった後に再確認するようにしましょう!
間違った英文解釈の勉強法④
間違った英文解釈の勉強法の4つ目は、
カッコの使い分けができていないということです。
英文解釈の参考書では(),[],〈〉などのカッコの使い分けがされています。
このようにカッコを使い分けるのは、英文内の意味のカタマリがどのような役割を果たしているかを明らかにするためです。
副詞の役割を果たすカタマリであれば、[]、名詞を修飾する形容詞の役割を果たすカタマリであれば〈〉のカッコを使う といったようにカッコの使い分けが必要です。
カッコの使い分けをせずに、なんとなく()だけ使っている人や、毎回バラバラのカッコを使っている人は正しく英文の構造を把握できていない可能性があります。
参考書と同じ使い分けをしなければならない訳ではありませんが、
しっかりと人に説明できるようなルールに基づいて、カッコを使い分けるようにしましょう。
間違った英文解釈の勉強法⑤
間違った英文解釈の勉強法の5つ目は 、
SVOCMを振ることが目的になっているということです。
英文解釈をパズルのようなものだと誤解している人が多いです。
SVOCMやカッコの記号を振ることがゴールではなく、その記号を振って明らかにした文構造から文の内容を理解することが目的です。
文の構造を見抜いて記号を振るゲームのような感覚で英文解釈の勉強をしないようにしましょう。
今回のまとめ
英文解釈とは文構造を見抜いて、見抜いた文構造を基に英文の意味を理解するという勉強で、長文を読むために必要な勉強のことです!
〈間違った英文解釈の勉強法5選〉
①日本語訳の丸暗記
②訳を頼りに解釈をする
③長文の下線部でしか解釈を確認しない
④カッコの使い分けができていない
⑤SVOCMやカッコを振ることが目的になっている
意外とギクッときた方は多いのではないでしょうか
英文解釈の意義を再確認して、正しく勉強していきましょう!
今回の内容を動画で確認!
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