「受験に遅すぎるはあるけど、早すぎるはない。」
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武田塾宇部校の講師
県立宇部高校出身の講師の大学受験体験記です。
これから、大学受験を経験していく方々に、
大学受験ってこんな感じなのか〜と思いながら読んでもらいたい内容です。
以下は４年前のセンター試験を受験した学生の受験体験記です。
共通テストと制度上違う点もありますが、
受験に臨む姿勢や学習方法など参考になれば幸いです。
大学受験を意識した。
私が大学受験を本格的に意識したのは
高校２年生の１月。
1つ上の学年の先輩方のセンター試験の日でした。
いつも通り部活に行くため自転車を漕いでいると、
センター試験会場に向かう先輩とすれ違いました。
同じ部活の先輩だったので挨拶しようと思いました。
しかし、できませんでした。
その先輩の顔が
とても凛々しく、
たくましく、
戦いに向かう真剣な目をしていたからです。
その表情を見て、私の受験スイッチが入りました。
このスイッチはただのやる気ではなく、
１年後先輩と同じ表情で試験に臨む自分を想像出来なかったこと、
そして、
それまで受験をまだ先だと
少し遠い存在に感じていた
自分に対する「焦り」だったと言った方が正しいと思います。
やるべきことを具体的にして取り組む
この日を境に、
私は塾の自習室に通うようになりました。
私は現在、
学生講師として多くの生徒の受験指導に携わらせていただいていますが、
受験や勉強に対して「やる気がでない」と話す生徒にはこの話をするようにしています。
ただ「やる気をだす」「点数を伸ばす」ことだけを目標にするより、
「受験に合格するイメージがつかめているか」
「今の自分が合格するために足りないものは何か」を想像した方が、
焦りを感じ、
やるべきことに主体的に取り組めると考えるからです。
基礎知識から始める
放課後や休日に自習室に通うようになった私は、
まずは基礎知識の復習から始めました。
というのも、
当時の私は、
文系にも関わらず
古文単語や漢文句形の暗記はほぼ０、
学校で行われる週に１回の英単語テストは
前日に詰め込んでギリギリ受かるような状態で、
当然数学も
定期テストではどうにか欠点を回避しているような状態でした。
受験勉強への意識は高まっても何からすれば良いのかわからず、
とりあえず基礎から始めようと考え、英単語の暗記を始めました。
基礎知識がなければ戦えない
これは正解でした。
今だからわかるのですが、
受験英語をマスターするには、
まずは単語を覚えることが必要不可欠なのです。
長文読解にしろグラフや表の読み取りにしろ、
わからない単語まみれの問題を正しく解くのは不可能です。
これは共通テストも同じです。
どの科目にも言えますが、
基礎知識がなければ、
解き方を答えることや
自ら考え答えを導く問題を解くことは出来ません。
システム英単語を使って月～金で進める範囲を決め、
土日で一週間の範囲の総復習をして
毎日英単語に触れるようにしました。
これは武田塾の行う２日４日制に通ずるものがありますね。
後々この勉強法を知り、
私の勉強法は間違ってなかったと確信できました。
(武田塾のやり方の方が効率的ですが。)
暗記ものは集中力も大事なので、
あまりだらだらせず、一科目に３０分等の時間を決めて取り組むようにしていました。
英単語の暗記を例にとりましたが、
古文単語や漢文句形も隔日で暗記し、
短い周期で何度も復習することを意識していました。
短期間に覚えたものは同じように短期間で記憶から消えます。
せっかく覚えたものを忘れてしまわないよう、
短い間隔で思い出す作業をすることが知識定着への道です。
模試を受けた結果は。。。
このように暗記を中心に
学習をすすめて約１ヶ月後、
模試を受けました。
たった１ヶ月の勉強量で大きく点数が伸びるはずもなく、
結果は横ばいでした。
ただ、
古文漢文は単語や句形暗記の効果がありました。
これまで不十分だった暗記が補えた分、
古文漢文の内容が少しつかめるようになったのです。
初めて、
古文漢文の内容を”読みとく”ことの感覚がわかった気がしました。
高校３年生の０学期
高２の春休み、
高３の０学期とも呼ばれますが...
この時期、
志望校について真剣に悩み始めました。
自分のやりたいことや学びたいこと、
住みたい街や
大学生活について
何度も考え親や先生と相談しながら
本命校とチャレンジ校を決めました。
志望校に目処がたてば、
次に受験に必要な科目やレベル、
目標得点を調べます。
私はセンター試験で、
チャレンジ校で８割、
本命校で7.5割の得点が必要だったので、
目標はセンター試験で８割を取ることにしました。
当時の模試の得点率は平均５～６割程度。
ここから点数を伸ばし、
本番で８割が取れるよう、
どのような問題が来てもある程度解けるよう安定させなければなりません。
高３の０学期は、
この目標と共に過ごしました。
もちろん、
部活に励み学校の宿題にも追われ、
さらに自分の勉強時間を確保するのはとても大変でしたが、
センター試験で８割を取るという目標と、
１月から続けてきたおかげで
いつのまにか身についた勉強習慣に助けられました。
勉強習慣の立て方
勉強習慣は、
まず１週間予定をたて机に向かう。
それができたら、もう１週間同じように頑張ってみる。
次の１週間も同じように頑張ってみる。
この積み重ねで、だんだんと身についてきます。
始めは、
体が慣れずに勉強のやる気が起きないこと、
勉強が億劫になることがあるかと思います。
しかし、
それを乗り越えれば、
勉強することが当たり前になり、
それが「習慣」になるのです。
三日坊主にならないよう、
必ず次の日の予定、
次の週の予定を明確にして、
日々やることを把握してすすめましょう。
比較的時間に余裕のある
土日や春休みの間に、
英語の長文を読んだり、
数学の苦手分野の理解をすすめました。
英語は、
わかる単語が増えたことで
だんだん正答率が上がってきましたが
得点は安定せず、
感覚や雰囲気で読んでいました。
数学はチャートの例題を解き、
苦手な単元は教科書の例題を振り返り、
解き方に慣れることを意識して、
自分で考えて解けるようになるまで練習しました。
英語の勉強法の間違いに気づく
英語の勉強法の間違いに気づくのは高校３年生になってからでした。
しかし、２年の冬に受験する当事者として焦りを持てたこと、
勉強する習慣を身につけられたことはとてもよかったと思っています。
次回に続きます。
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自学自習
自学自習の瞬間＝偏差値が伸びる瞬間！
特訓当日
特訓の当日、
宿題の範囲が完璧になっているかを確認するテストから始まります。
そのため、
1週間なにをやっていたのか、
サボっていなかったかが全てばれてしまいます。
わからなかったところを解決し、
理解する。
基本的にすべての参考書で理解、
演習をしてきてもらいますが、
それでもどうしてもわからない部分に関しては個別指導で答えます。
自習の宿題・課題を設定
今週の結果がよくなかったら先に進みません。
結果がよかったらそれと同じペース
もしくはそれを超えるペースで宿題を出します。
ここでも1冊ずつやり方が明確に指定されるので、
1人での勉強において迷うことはありません。
１週間の間の宿題を指定し、
選んだ科目の指導を受けることができます。
自習室の利用ができる。
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