こんにちは!武田塾津島校、校舎長の伊藤です。
今回は受験相談でもよく生徒さんに話す、私の「大学受験」の話についてまとめたいと思います。
正直私は高校の授業についていけませんでした。
しかもどの教科にも宿題が課され、予習が課され、
予習をしていないと叱られ授業も予習したものの確認ばかり。
自分が「分かる」「できる」ようになるよりも、 「授業に参加する」ことに精一杯だったのです。
そのうえ、やはり授業には「先生との相性」がつきものです。
正直なところ、あまり話が頭に入ってこない授業がどうしてもありました。
そんな私が「自学自習」のやり方を貫き、何とか第一志望の大学に現役で合格できたのです!
この記事を読むことで、
・予習ばかりで全然勉強に時間が割けない
・授業の内容が全然理解できていない
・このままだと入試に間に合わない
そんな悩みを持つ人が少しでも前に進めるキッカケを見つけられたらなと思います。
高校1年生「平方完成」で私の数学は幕を閉じました。
高校受験で第一志望の高校に入学できた私。
高校の偏差値は60程度。
自宅からの通学に自転車でも公共交通機関でも1時間かかります。
部活動はハンドボール部を選択しました。
入学して数日後、すぐに「実力テスト」がありました。
結果は、ちょうど真ん中くらいの成績。
「意外と高校の中でもなんとかやっていけそう」
そんな勘違いをしました。
いざ授業に入ると、中学までとは違う予習の量、授業のスピード、挙手制ではなく指名制、予習前提の授業内容に戸惑い、
私がこのペースについていくことができたのは「古典」だけでした。
そして数学Ⅰの授業で「二次関数」の単元。
この単元では「平方完成」という解法をよく使うのですが、
このやり方が授業で全く理解できませんでした。
今でも鮮明に覚えているのですが、ここから私の数学の成績は一気に落ちました。
ただでさえ英語や公民などの科目は暗記が追いつかず、成績が伸び悩み
数学も成績が落ちてしまったことで、
私は1学年320名中、300位の順位にいることが多くなりました。
数学は暗記?半年で数学が得意科目になった高校2年生
こうして成績が転落した私は、元々得意科目にしていた「国語」を生かすべく文系を選択。
部活動は途中で辞め、「生徒会執行部」へ加入し
「生徒会長」も務めました。
生徒会執行部には、同じ大学を目指す先輩だけでなく、
「東京大学」を第一志望にし、ゆくゆくは合格した先輩も在籍していました。
数学が大の苦手科目だった私は、たまらず先輩に相談をしたのですが、
「数学って暗記教科だよ?」
と、当時の私には衝撃的な回答が返ってきたのです。
どうやら、数学に必要なのは、
数学的な思考とか、発想力とかひらめきとか計算力ではなく、
公式や定理を正しく覚え、正しく使うことができるようになること
と先輩は言ったのです。
藁にも縋る思いで、私はその通り、数学を「暗記する」イメージで
勉強することに切り替えました。
すると、高校2年生の冬ごろには数学Ⅱ・Bまでの範囲すべてを完璧にし、
定期テストでは常に90点台、模試でも確実に7割以上を出せるようになったのです。
今思えば、私は武田塾の数学の勉強方法を自ら考えて実践して、
成績を上げることに成功しました。
また近々、数学の勉強方法について記事をまとめたいと思います。
スタバで勉強。ひたすら苦手科目を強化した高校3年生。数学はノー勉!?
高校3年生になり、志望校を諦めず受験することに決めた私は、
この1年間で英語・地歴公民にほとんど時間を費やすことを決めます。
あらゆる誘惑を断ち切るため、毎日遊んでいたゲームは封印し、なるべく自宅に帰らず勉強をする方法をとりました。
自宅では勉強しないと決め、だからこそ外でやり切って帰ってくる。メリハリをつけることにしました。
高校は18時ごろになると教室から追い出されてしまうので、
18時までは残って、教室か生徒会室で勉強。
そこからスタバを自習室代わりに使って、当時302円のコーヒー1杯と一緒に勉強をしました。
私は適度に周囲がうるさい方が集中ができたので、
年中無休22時まで営業しているスタバは私にとって最高の場所でした。
しかも、現役の大学生がアルバイトをしているので、毎日来る私を覚えてくれていて、声をかけてくれたり勉強のアドバイスや、ご好意で差し入れを頂いたりもしました。
勉強したのは、苦手科目の地歴・公民と英語の単語と文法。たまに古典。
英語は継続的に勉強すると判断し、なるべく勉強する時間を確保。
地歴・公民は教科書とプリント、テキストがボロボロになるまで復習をしました。
理科基礎科目は夏休み以降から復習をし始め、
現代文と英語の長文は、学校にいる間に先生に質問しながら理解し、読解力を上げるように努めました。
そして数学。3年生は高校の授業以外では全く勉強していません。
高校2年生のときに完璧にした数学は授業を復習代わりにしていただけで、
毎回の模試を8割越え、センター試験(現在の共通テスト)では数Ⅰ・A96点を叩き出しました。
(私が受けたセンター数Ⅱ・Bは平均27点という超難問で、私も55点しか取れなかった苦い思い出です。)
私は、数学が高校2年生までに完璧にできたことが、第一志望合格への勝因だったと確信しています。
高校1年生の「できない」頃のままズルズル進み、高校3年生になっても数学に苦しめられていたら、
合格は叶いませんでした。
今からでも間に合う!そのためには授業と自習のバランスが大事!
結論から先にお伝えします。
今から勉強すれば、ほとんどの受験生の志望校合格は叶えられる範囲です。
ただ、「授業に時間を奪われる」ことがなければです。
よく、
「予習に時間がとられて他の勉強をする時間がなかった」
という声を耳にします。
予習する時間は、授業を「復習」の場にするための自習時間です。
でも肝心の授業で寝てしまう、分からなくなったらそのままにしてしまう、他の科目の勉強を隠れてしてしまうという結果になるから、予習も授業も効果が出ないんです。
それだと、予習した時間も、授業の時間も全部もったいないですよね。
まずは、その時間を効果的にする意識に変えましょう。
そして自分にとって必要な勉強を自習でできるように時間を確保する。
みなさんにとっての時間の使い方が少しでも変わると思います!
そうは言っても無理!!
と思った方、ぜひ武田塾津島校、伊藤宛にお問い合わせください。
一緒に大学合格できるように勉強方法から考えていきます。
大事なことなので最後にもう一度。
今ならまだ諦めなくても第一志望間に合います!
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