筑波大学ってどんな大学？【文系編】｜学群・入試方式・過去問分析・合格最低点

こんにちは！武田塾つくば校です。
今回は、茨城県つくば市の大学である筑波大学(文系学群)について紹介します！

筑波大学にある文系の学群・学類と特徴

筑波大学は、茨城県にある国公立大学！
指定国立大学法人で、文部科学省が実施しているスーパーグローバル大学事業のトップ型指定校でもあります。

それでは、筑波大学にある文系の学群・学類と特徴を見ていきましょう！

人文・文化学群

学類(募集人員)：人文学類 (120人)、比較文化学類 (80人)、日本語・日本文化学類 (40人)

筑波大学の人文・文化学群では、人文系と文化系の多様な学問領域における古今東西の高度な専門知識のみならず、豊かな教養、国際的視野、優れたコミュニケーション能力を身につけ、異文化および自国文化に対する深い理解力を持つ、グローバル社会の中で真に活躍できる人材を養成します。

社会・国際学群

学群(募集人員)：社会学類 (80人)、国際総合学類 (80人)

筑波大学の社会・国際学群では、社会科学分野を基本としつつ環境学や情報学等の分野も加えた総合的な知の体系と、専門性に裏付けられた方法論を身に付け、グローバル化する社会で生起する複雑な諸問題を的確に理解し、分析する能力を備え、社会の要請に柔軟かつ独創的に対応できる人材を育成します。

人間学群

学科(募集人員)：教育学類 (35人)、心理学類 (50人)、障害科学類 (35人)

筑波大学の人間学群では、人間と人間がかかわる社会・自然に関する幅広い興味と関心を基盤にしつつ、人間の発達や支援に関して科学的に分析・理解する態度と専門的な知識や技能を身につけ、これらの態度・知識・技能を活用して、人が抱える様々な問題へ主体的かつ創造的に対処することで、人間社会に広く貢献することができる人材を養成します。

筑波大学の文系学群の入試方式 2022年度入試

テスト・受験のイラスト「試験中の女子学生」

公募制学校推薦型選抜

〇募集人員
人文・文化学群：人文学類 (20人)、比較文化学類 (20人)、日本語・日本文化学類 (14人)
社会・国際学群：社会学類 (16人)、国際総合学類 (20人)
人間学群：教育学類 (7人)、心理学類 (15人)、障害科学類 (12人)

○選考方法　※出願資格に注意
・小論文　・面接　・提出書類

※ 心理学類のみ2次選考あり！
2次選考：上記の選考を通過した人に対して、一般入試合格者と同じ水準の共通テストスコア。

指定校制学校推薦型選抜

筑波大学に指定校制はありません…！

総合選抜型入試 (AO入試)：アドミッションセンター入試(AC入試)

〇募集人員
人文・文化学群：人文学類 (5人)、比較文化学類 (5人)、日本語・日本文化学類 (3人)

○選考方法　※出願資格に注意
・1次選考：自己推薦書や志望理由書を重視した書類選考
・2次選考：個別面接・口述試験 (30分)

一般入試

前期

〇募集人員
人文・文化学群：人文学類 (45人)、比較文化学類 (35人)
社会・国際学群：社会学類 (40人)、国際総合学類 (36人)
人間学群：教育学類 (22人)、心理学類 (26人)、障害科学類 (17人)

○試験日
・大学入試共通テスト：2022年1月15日(土)、16日(日)
・個別学力検査等：2022年2月25日(金)

○合格発表日
2022年3月8日(火) 16:00

後期

〇募集人員
人文・文化学群：人文学類 (20人)
人間学群：教育学類 (3人)、心理学類 (4人)、障害科学類 (3人)

○試験日
・大学入試共通テスト：2022年1月15日(土)、16日(日)
・個別学力検査等：2022年3月12日(土)

○合格発表日
2022年3月20日(日) 10:00

筑波大学の文系学群の過去問分析

データ分析のイラスト

筑波大学の文系学群の2次試験は英語必須で、数学や国語や社会は必修または選択です。推薦入試や後期試験では小論文です。
その過去問を見ていきましょう。

筑波大学の英語

一般入試の英語について、大問3つ、試験時間120分の記述式です。

大問1と2は、それぞれ1つの長文について7問の設問がある読解、
大問3は3問の並べ替え問題と100語程度の英作文です。

英文の量はもちろん膨大です。
長文読解では、語彙や内容・理由の説明など、幅広い力が試されます。
英作文は書き慣れていないと時間が足りなくなります。特に、筑波大学の英作文は、ただ書くのではなく、課題文を読んだ上で解答する必要があります。

120分という時間の使い方に気を付けたいですね。

筑波大学の数学

数学は大問4~5つで、試験時間120分の記述式です。

小問集合はありません。また、具体的な数値を出す問題もほとんどありません。
主に証明系の記述を求められます。

また、理系の学群と同じ試験問題を解きます。しかし大問の数が違うので、120分を時間いっぱい使えます。

筑波大学の国語

国語は大問4つで、試験時間120分の記述式です。

現代文はもちろん、古文も漢文も出ます。
大問1は評論、大問2は小説、大問3は古文、大問4は漢文です。
共通テストと同じ構成ですね。

問題数は決して多くありません。
しかし、何と言っても記述ですから、要点をおさえて文章化するトレーニングは必須です。

筑波大学の小論文

小論文は現代文の記述と違って、600字や800字で物事について説明したり自分の意見を述べたりしなければいけません。

学類によって内容が違うので注意が必要です！

筑波大学の文系学群の合格最低点 (2021年度入試)

合格発表のイラスト「合格して喜ぶ学生」

一般入試 (前期)

学群	学類	総点	合格最低点(得点率)
人文・文化学群	人文学類	2,700	1,726 (63.9%)
人文・文化学群	比較文化学類	1,800	1,207 (67.1%)
社会・国際学群	社会類	1,250	946 (75.7%)
社会・国際学群	国際総合学類	1,300	941 (72.4%)
人間学群	教育学類	1,000	743 (74.3%)
	心理学類	1,000	764 (76.4%)
	障害科学類	1,000	669 (66.9%)

一般入試 (後期)

学群	学類	総点	合格最低点(得点率)
人文・文化学群	人文学類	1,100	760 (69.1%)
人間学群	教育学類	550	―
	心理学類	550	―
	障害科学類	550	―