受験シーズンが近くなってきて
「調査書」=「内申点」
の内容が気になってくる方もいるのではないでしょうか?
高校入試では、推薦入試でも一般入試でも「内申点」が重要です。
大学受験において模試などは十分な成績を収めている人でも、欠席や遅刻、授業態度などが多く調査書の内容が悪そうだなとヒヤヒヤしている人もいるかもしれません。
この記事では、大学の一般入試で調査書の内容は受験の合否に関わるのかを徹底調査しました!
大学の「一般入試」では、調査書の内容は「合否に関係ない」
大学受験をする際の調査書の提出は、基本的に「義務」です!
大学は高卒資格がなければ受験不可能できないため大学受験の資格証明書の役割があります!
調査書は、「高校に在学している(在学していた)ことを証明するため」に高校側が発行してくれるものです。
大学側に送られる調査書の内容は、高校在学中の学業の成績や出欠、学校生活の状況になります。
ほかにも部活動やボランティア活動、取得済みの資格なども確認できます。
推薦入試やAO入試では、かなり重要視される調査書ですが、一般入試に限ってはそこまで気にする必要はなく、調査書の内容は「合否に関係ない」と言えるでしょう。
注意!調査書の内容が関係ある場合もある?
基本的には、大学側にとって調査書はあくまで「高校を卒業することができるかを判断するだけ」の材料ではありますが、注意すべき点もあります。
・推薦入試は調査書が重要
・試験で同じ点数の人がいた場合は不合格
・志望校の最新情報は必ずチェック
・内申点が悪すぎると影響することもある
・入試改革で調査書の内容が重要視される可能性がある
これらの5つの点について詳しくご紹介します。
推薦入試は調査書が重要
先ほども少し触れましたが、推薦入試やAO入試には調査書はかなり重要です。
推薦入試の場合は「高校の成績」「面接」「小論文」で合否を決めるからです。
指定校推薦の場合は、学校内からの選抜になりますので「成績上位者」である必要がありますし、自己推薦でも「高校の成績が判断材料」になります。
一般入試を検討している人が多いでしょうが、合格の可能性を高めるためにも推薦入試の選択肢はあった方が良いです。
なぜならば、同じ学校で「推薦入試」と「一般入試」の2度の受験のチャンスが生まれるからです。
推薦入試は不合格だったとしても一般入試も受験することが可能なのです。
試験で同じ点数の人がいた場合は不合格
試験であなたが合否のボーダーラインぎりぎりの点数をとっていた場合に、試験で同じ点数の人がいた時には、調査書の内申点が良い方が選ばれる可能性が高いです。
志望校の最新情報は必ずチェック
近年ほとんどの大学で入試形式があり、年々内容は変わります。
ですから、志望校の最新情報は必ず入手しておきましょう。
前年では調査書の記述がない場合でも、もしかすると今年は重要になっている可能性があります。
また、現段階でもごく一部の大学では調査書の調査書点というものが関係する場合があります。
例えば、東京都立大学人文社会学科の場合には、共通テスト800点、二次試験460点の1260点満点で合否が判定されます。 ここで調査書点は「10点」になります。
ただし、内申点の加点を行う場合にはあらかじめ「大学の募集要項にその旨を記載されていることが必要」であるため、ない場合には気にする必要がありません。
内申点が悪すぎると影響することもある
調査書の内容が合否に関係ないとはいえ、大学側からすれば入学に値する生徒かをチェックしておきたいものです。
病気や怪我等の理由なく欠席が多かったり、内申点で評価が1ばかりなどの場合は不利になる可能性もあります。
入試改革で調査書の内容が重要視される可能性がある
文部科学省で「高大接続改革」という政策がすすめられています。
欧米圏の大学のように入学試験のテストの点数を中心に評価するのではなく、学生生活における取り組みを評価するために「調査書の重要度」をあげると方向で調整する動きが出ています。
今後、調査書の内容が重要視される場面も増えてくることでしょう。
大学受験に向けてコツコツ地道に勉強していれば、自ずと学校の成績も上がってくるため、計画的に取り組むことをお勧めします!
まとめ
大学受験において「調査書」の提出はほとんどの大学が必ず必要です。
しかし、大学の一般入試において調査書の内容は合否には影響しません。
現段階ではよっぽど内申点が悪くない限りはほとんど影響はしませんが、選択肢を増やすために「できることはする」ということを考えれば高校生活を大切にした方が良いでしょう。
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