みなさんこんにちは!
阪急塚口駅から歩いて3分
武田塾塚口校です。
共通テストの点数は安定してきたけど、2次試験の対策は何をしたらいいんだろう?と悩んでいる高3生も多いと思います。
そこで、後編では関関同立〜阪大・京大レベルの参考書を紹介していこうと思います!
まだ関関同立レベルには達していない...という方は前編の入門から産近甲龍レベルの記事をもとに勉強してからこの記事に戻ってきてください!
前編の記事はこちら↓
武田塾塚口校の詳細は↓こちらから!
はじめに
学校の授業について行っていたら共通テストぐらいなら点数が取れるようになったけど、さらにレベルアップするにはどうしたらいいんだろう?と悩んで本屋さんの参考書コーナーに行ってみたものの参考書が多すぎてどれを選べばいいのかわからない...という受験生の方はとても多いと思います。
参考書はむずかしすぎても簡単すぎても意味がありません。適切なレベルの参考書を選ぶように注意してください
プライドは捨てろ!!
参考書を選ぶ時に注意してほしい点は1つだけです!
プライドは捨ててください!!
上位の大学を目指すみなさんはそもそもの勉強能力が高く、あまり理解していなくても結果(=点数)が出ている場合があります。成績が伸び悩んでいる方は、本当に理解できてその点数が取れているのかを確認してみましょう!
実際に後輩にそのテストを完璧に教えることができるでしょうか?それができなければ、「理解して点が取れている」のではなく「暗記していることで乗り切っている」状態です!
セルフチェックして説明できなかった場合は、プライドを捨てて入門レベルからやり直してみましょう!時間の無駄に感じるかもしれませんが、やり終えた先に成長した自分が待っています!
成績が伸び悩んでいる、問題集は解けるけど模試になると解けなくなる、などで悩んでいる人は是非一度武田塾の無料受験相談に来てみてください!経験豊富なアドバイザーが今のあなたの現状を分析して最適な学習をサポートし、目標達成まで共に走っていきます!!
それでは実際に自分の置かれたレベルごとにどんな参考書に取り組んでいくのがいいのかを紹介していきます!
*(参)とつけた本は問題演習はほとんどなく、説明がメインの参考書です!!
関関同立から神大・大阪公立大レベルまで
このレベルに入るためには、高校化学でどんなことを学んだのか?どのような内容で覚えるべき公式や重要事項は何なのかを自分自身で説明できるようになっている必要があります!
関西圏のみならず全国で名の通るレベルの大学になるため、今までよりも難易度が上がってきますが諦めずに取り組んでいきましょう!
(参)鎌田/福間のOO化学の講義シリーズ(旺文社)
教科書の代わりになるこのレベルでの解説系参考書は「鎌田/福間のOO化学の講義」シリーズです!
こちらの参考書も大手予備校駿台や東進ハイスクールで教鞭をとられた鎌田先生と福間先生が書いている参考書です!
教科書を読むことに抵抗がある人や教科書を読んでも覚えられない人におすすめの一冊となっています。
良い点 | 悪い点 |
・入試突破のポイントがわかりやすい ・「入試攻略への必須問題」が良問 ・参考や発展で高いレベルの理解が可能 |
・「入試攻略への必須問題」の数が少ない ・高校化学の域を出た解説もある |
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前編でも紹介したこちらの参考書ですが、より高いレベルにステップアップしようとしている学生の心強い味方です!
教科書よりも少し上のレベルの参考書ですが、このレベルの問題演習でつまづかなければ教科書で十分です。
演習に少し手強さを感じる人は、この参考書を是非手に取って見てください!
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20XX年 化学 重要問題集(数研出版)
進学校の生徒なら知らない人がいないであろう化学の有名問題集「重要問題集」です。
「関関同立以上を目指している」&「この前のレベルの参考書が9月までに終わっている」学生は必ず通ってほしい問題集になっています!
前のレベルの参考書が10月以降に終わって時間のない方は次の基礎問題精講に取り組みましょう!
良い点 | 悪い点 |
・毎年更新される良問がそろっている! ・数も難易度も高いレベルで両立している ・圧倒的な化学の経験値を積める |
・解説が少し不親切 ・問題数が多い ・無機と有機の問題が2次試験には直結しない |
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解説は少し不親切な部分もありますがこのレベルまで達した学生であれば、問題なく突破できるはずです!
このレベルになってくると有機や無機の問題集に載っている問題と入試問題の系統が違い過ぎて困惑する学生も多く出てきますが、問題集は「有機・無機の必要な知識を習得するもの」で「その知識を生かして」入試問題を解くという過程をしっかりと理解しておいてください!
そのため、有機向きの問題が問題集ではできるのに入試問題が解けないという人は志望校以外の大学の入試問題を学校や予備校の赤本コーナーから集めてきて練習を重ねるようにしましょう!
赤本から有機の問題をピックアップするのがめんどくさい人は、〜番外編②〜の参考書も検討して見てください!
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化学 基礎問題精講(旺文社)
こちらの参考書も重要問題集に負けず劣らずの難関大学受験化学の登竜門になる参考書です!
重要問題集と比べて問題数が少なく時間がない方でも手早く終わらせることができる1冊になっています!
良い点 | 悪い点 |
・重問と比べて問題数が少ないので早く終わる ・解説がとても丁寧 |
・問題数が少なく、経験値不足になるかも ・無機と有機の問題が2次試験には直結しない |
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時間のない学生は重問では、入試までに終わらなくなる可能性があるのでこちらを選択することを強くお勧めします!
また、時間のある生徒でも重要問題集に取り組んで何回も格闘したもののほとんど全ての問題の解説で何を言っているか理解できない、でも一つ前のレベルの参考書では問題なく解けるという方に解説の充実した問題集としてお勧めしたい一冊です。
問題数が多い方が、多くの経験値を積めるので重要問題集をお勧めしていますが、こちらの参考書も受験に必要な知識を網羅することができるようになるため、基礎問題精講の形式や解説が好き!という方は重要問題集ではなく、こちらの参考書を初めから選んでも構いません!
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ここまでやれば阪大・京大にも手が届く!
ここまで上り詰めることのできたみなさんはもう受験化学のプロと言っても差し支えありません。
このレベルまで理科の理解度を高められた方は、一度他の主要科目(英語や数学、共通テストの国語や社会)を見直して見てください!志望校に対してそれらの点数が十分であればこのまま化学をレベルアップさせて構いませんが、他の科目に課題が残るのであれば一度そちらに化学で使っていた時間を割いていきましょう!
理由は明確で、難関国公立大学での配点は
数学=英語=理科2科目の合計
であることがほとんどであり、
2次試験で大差をつけるよりも、共通テストで得点を稼ぐ方が楽だからです!
そのため、化学がこのレベルまで達した人は、一度本番でどの科目で何点とって合格最低点を上回る予定か考えて、弱点となる部分を補強してからさらに化学の得点を伸ばしていきましょう!
化学 標準問題精講(旺文社)
最難関レベルで一番お勧めな問題集がこの「標準問題精講」です!
基礎問題精講の兄貴分的な存在になっていますが、兄弟揃って「基礎」と「標準」という名前に騙されてはいけません!
基礎問題精講はひとつ前のレベルで説明した通り難関大学向け、標準問題精講は最難関大学向けの問題集になっています。
良い点 | 悪い点 |
・解説が丁寧 ・問題数が少ない |
・「標準」という名前だましで受験生の心を砕く ・最難関大学の中の最難関大学では演習量が不足するかも |
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基礎問題精講では弱点になっていた問題数の少なさが、標準問題精講では強みになります。大抵の受験生がこのレベルに到達する頃には受験までの日数が短くなっており共通テストなどの他の科目の対策に力を入れなければいけない状況になっているため、ハイレベルな化学に多くの時間を使うことができません。
東大と京大を除いた最難関大学志望者はこの標準問題精講を使えば問題ありませんが、東大京大志望者はそもそも余裕を持って成績を上げているであろうことに加えて、争う相手もトップ中のトップになるため演習量で負けないために次で紹介する問題集を使うことをお勧めします!
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理系大学受験 化学の新演習
受験化学界の最高峰の参考書と呼ぶにふさわしいのがこの「化学の新演習」です。
圧倒的なレベルと演習量がこの問題集の強みです!
また、東大京大志望者以外にも化学を勝負科目にしたい!、化学系の学部に進みたい!という人におすすめの一冊となっています。
良い点 | 悪い点 |
・問題のレベルが非常に高い ・問題数が多い ・解説がこのレベルの人には必要十分なわかりやすさ |
・姉妹書の「化学の新標準演習」が教科書傍用問題集レベルであるにも関わらず、唐突に難易度を上げてきて受験生の心を打ち砕く所 ・ほとんどの受験生にオーバースペックな演習量と難易度であること |
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難易度と問題数の多さから受験学年の9月には始めたい一冊ですが、この参考書を乗り越えた先に解けない化学の問題はなくなるぐらい、ハードな問題集です。
受験校のレベル的に必要な人も化学を極めたいから取り組む人も焦らずに、これより前の問題集で演習を重ねて化学の力を十分につけてから取り組むようにしましょう!
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(参)理系大学受験 化学の新研究
本編最後の紹介になる参考書が「化学の新研究」です。
「化学の新演習」の姉妹書ですが、新演習は「問題集」、新研究は「化学の辞典」になっています。
新演習と同様にハードな内容になっていますが、新演習を使って演習するのであれば必ず手元に置いておきたい一冊となっています!
良い点 | 悪い点 |
・高校の範囲を飛び越えた充実の解説 |
・分厚い ・ほとんどの学生にオーバースペックな解説 |
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化学の教科書を読んでいて「なんでそうなるの?」と思ったところが、解説されていなかったり、塾や学校で先生に聞くもそれは覚えた方が早いでと流されて納得しないまま暗記で乗り切っているところはありませんか?
そんな、あなたの悩みを大学化学の領域まで踏み込んで丁寧にしっかり解説してくれる一冊となっています。
高校化学は学問をこのレベルまでと法律で定めて教えているので、他のところは理解できていても納得できずに丸覚えしなければならないとことが少しあります。例えるならば、「範囲外だから掛け算を使わないで3を95回足してくれ」と言われているようなものです。
大学化学と聞くとおじけてしまうかもしれませんが、ハイレベルが必要な人、化学が好きな人は是非手に取って見てください!
使い方は、疑問に思ったことを調べるのみで、頭から新研究を読破しようとは思わないでください!化学のみが受験科目ならいいですが、いくら時間があっても足りなくなってしまいます!
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〜番外編〜 共通テスト対策
共通テストの化学と2次試験や問題集の化学は同じ化学でもマークシート方式という制限があり、時間も厳しいということで練習が必要になります。
あくまで、同じ「化学」が範囲になっているので、知識の漏れで点数が取れていない場合は普通の問題集を使って勉強してから共通テスト対策に乗り出しましょう!
共通テストが苦手な生徒の課題は「時間」と「共通テストでしか聞かれない基礎知識」の2つです。
この2つの要因は、実際に共通テストの形式で演習を繰り返すことが唯一の解決策となるので、下記の2つの問題集に時間を計りながら取り組みましょう!
共通テスト対策の注意点はこちらから↓
(近日公開)
共通テスト&センター試験過去問
そんなもん紹介せんでも使うわ!!という声が多く聞こえてきそうですが、やはりテストを対策には実際に試験で使われた過去問が一番効果的です!
しかし、教育課程の変更などで実践を想定して解ける問題は掲載年数よりも少ないことがほとんどなので注意してください!
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取り組む際は最新のものはできるだけ残すために、次で紹介する予想問題集や古い年度の過去問から取り組んでそこで目標点が安定して取れるようになって自信がついてから近年の問題に取り組んでいきましょう!
注意点としては、難化した年の問題で心を折られないようにすることです!平均点等の情報も記載されているので、例年よりも平均点が低い年度の問題で点数がいつもより大幅に下がった場合は気にせず復習して次の問題に取り掛かりましょう!
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予備校の予想問題集(河合塾・駿台など)
続いて紹介するのが各有名予備校が毎年出している、昨年までの各予備校の模試をまとめた問題集になっています!
実際に模擬試験を受けるのは駿台の実戦模試か河合塾の全統模試が多いと思うので、河合か駿台の予想問題集をお勧めします。
模試の難易度としても有名だと思いますが、河合塾の方が本番に近く、駿台の方は本番よりも難しいことが多いです。自分の目指すレベルに合わせて使い分けましょう!
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毎年出版される予想問題集ですが、発行された年の5年前ぐらいまでの模試を抜粋して使用しているので、過年度版を購入するときは、持っている予想問題集と被りがないか確認してから購入するようにしましょう!
また、化学を含め理科は初めの2回分が出題範囲が制限されており、本番とは違う範囲になっているので理論化学が終わったら早めに挑戦してみましょう!
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〜番外編②〜 有機化学特化型対策
いよいよ科学のおすすめ参考書も終わりの時間が近づいてきました!
有機化学は大学の個別試験で理論化学と大問数を2等分するほどよく出題される範囲にもかかわらず、今まで問題集では知識固めばかりで実践で使える応用力が身に付かないことが多いです。
そのため、今まで紹介した問題集には取り組んで、しっかり正解できるにもかかわらず、過去問になると点数が伸び悩む人はぜひ有機化学特化型の参考書に取り組んでみてください!
有機化学の入試過去問
やはり、共通テストと同じで基礎力や知識が溜まっているのに問題を解けない人は慣れる練習ができていない人がほとんどです!集めるのは大変ですが、学校や予備校の赤本コーナー、東進衛生予備校の過去問データベースなどを用いて志望校と同程度かそれ以下の大学の有機の過去問可能な限り解いていきましょう!
それでも無理な場合は、有機の問題の「知識」はあっても「解き方」を知らない可能性が高いので、有機化学が得意な友達や学校の先生、塾の先生に解き方を聞いてみましょう!
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有機化学演習 (駿台受験シリーズ)
化学のおすすめ参考書紹介最後の一冊は「有機化学演習」です!
名前から分かる通り有機化学の演習問題がたくさん載っています。
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その他の全範囲に渡った問題集と異なり、有機化学に特化しているだけあって痒い所に手が届く1冊です。
問題集としては全然分厚くありませんが、有機化学だけでこのボリュームだと思うとかなり多い方です!
大学の過去問を集めるのはめんどくさい人や化学は苦手で物理や生物を主力にして2次試験は戦うけど、有機化学だけ勉強して取れる点数は掻っ攫っていきたい人におすすめです。
有機化学で悩んでいる人や有機化学を得意分野にしたい人は必ずチャレンジしてみてください!!
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まとめ
前後編2回に渡って有機化学のおすすめの参考書を紹介してきました!
化学を含め理科は、数学や英語に比べて配点が低いことが多く授業が終わるのがギリギリな公立生にはよく放置されがちな科目ですが、数英を突き詰めた結果理科で合否が分かれることもあります。
とにかく計画的に理科もその他の科目もバランスよく勉強して総合力で合格を目指していきましょう!
最後に自分が今どのレベルにいるのかわからない、レベルはここのはずだけど伸び悩んでいる、同じ参考書を繰り返していても全く成績が上がらないと悩んでいる方は是非一度武田塾の無料受験相談に来てみてください!経験豊富な先生があなたのレベルと学習課題を見抜き目標まで共に走り抜いていきます!
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