皆さんこんにちは!
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大学受験予備校・個別指導塾の「武田塾 塚口校」講師の小山です。
突然ですが「共通テスト利用入試」をご存じでしょうか?
この「共通テスト利用入試」は私立大学を受験する方法の一つなのですが、私立一般入試と比べると知名度は低いように思われます。
そこで今回は「共通テスト利用入試」とはいったいどのような受験方式なのかについて紹介します。
また、私立一般入試との違いやメリットデメリットをお伝えさせて頂くとともにオススメの受験方法についても説明していきます。
私立一般入試と共通テスト利用入試の違いは? オススメの受け方はある?
「共通テスト利用入試」とはどのような受験方式?
「共通テスト利用入試」とは共通テストの成績によって大学の合否が決まるという入試制度です。
受験生は各大学に共通テスト利用入試の出願を行い、共通テストを受験します。
その後、出願者の共通テストの試験結果をそれぞれの大学が大学入試センターに問い合わせ、合否が決まるという入試方式です。
私立一般入試と共通テスト利用入試の違いは?
では、私立一般入試と共通テスト利用入試にはどのような違いがあるのでしょうか?
簡単にまとめると以下の表のような違いがあります。
私立一般入試 |
共通テスト利用入試 | |
受験回数 |
複数回受験可能 |
1回のみ |
募集人員 |
多い |
少ない |
受験科目数 |
少ない |
多い |
私立一般入試では同じ大学・学部を複数回受験する事が出来ることが多いです。
そのため、行きたい大学や学部が明確に定まっている場合には一年の間に何度もチャレンジをし、自分自身の実力を存分に発揮することが出来ます。
一方で共通テスト利用入試ではほとんどの場合、合否を判定する材料が共通テストだけになるので試験は共通テスト1回だけになります。
そのため、試験本番のコンディションや運にも合格が大きく作用してしまいます。
自分自身の実力以上の結果になる場合もあれば実力を発揮できない事もあります。
また、募集人員にも違いがあります。
一般的に共通テスト利用入試は私立一般入試に比べて募集人員が少ないので倍率が高くなり、合格可能性が低くなる傾向にあります。
例えば早稲田大学の政治経済学部の場合一般入試での募集人員が300名であるのに対し、共通テスト利用入試では募集人員が50人となっています。
倍率も一般入試であれば約11.7%ですが、共通テスト利用入試では約43.5%になっています。
さらに受験科目数にも違いがあります。
一般的に私立一般入試では受験科目として2~3科目程度が必要になります。
しかし、共通テスト利用入試では5教科7科目全てを受験科目として課している大学も存在しています。
このように私立一般入試より共通テスト利用入試の方が受験で必要になる科目数が多いという違いが存在しているのです。
私立一般入試・共通テスト利用入試のメリットデメリットは?
先ほどご紹介した違いを踏まえて、私立一般入試と共通テスト利用入試にはどのようなメリットデメリットが存在しているのでしょうか。
私立一般入試
メリット
・合格しやすい
デメリット
・トータルの受験費用が多くなる
・受験校の試験対策に時間がかかる
・受験期間の移動が大変
私立一般入試の最大のメリットは合格のしやすさにあります。
募集人員が多い事や同じ大学・学部を複数回受験する事が可能であるため本来の実力を発揮し、順当に合格する事ができる場合が多いためです。
一方で私立一般入試には様々なデメリットも存在しています。
一般入試の場合、一つの大学・学部を受験するたびに受験料(平均35000円)がかかります。
同じ大学・学部を何回も受験したり、複数の大学・学部を受験すると受験に多額の費用が掛かる事になります。
また、私立大学は大学・学部によって試験で出題される問題傾向が異なっている場合があります。
複数の大学・学部を受験しようと思うと数多くの過去問対策等をしなければならなくなり、対策に時間がかかってしまいます。
さらに、受験期間が大変であるというデメリットも存在しています。
特に関西在住の方が関東の大学を受験しようと思うと一回の受験で移動や試験で2日ほど使ってしまうことが多いのです。
1月、2月の受験期間は非常に忙しくなり、勉強の時間をたくさんとれない可能性があります。
共通テスト利用入試
メリット
・1回テストを受験するだけで複数の大学、学部にチャレンジする事が出来る
・受験費用が比較的安価
・試験対策が共通テストのみで済む
デメリット
・合格への難易度が非常に高い
・一般入試では不必要な科目にも勉強時間を割く必要がある
共通テスト利用入試は共通テストだけで合否が決まります
入試対策は共通テスト対策だけでよく、共通テストだけを受験すればそれだけで複数の大学にチャレンジできます。
そのため何回も受験をしに受験会場まで行く必要がありません。
また、出願料も約15000円と一般入試よりも安価になっているので経済的にも負担が少ないというメリットがあります。
しかし、受験に必要な科目数が多く、一般入試では不必要な科目も必要になる場合があります。
そのため勉強時間が分散されてしまうというデメリットが存在しています。
また、共通テスト利用入試は国立大学を第一志望としている受験生が多く受験しています・
それもあってか共通テストで高得点を取る事が合格に必要となり、合格難易度は非常に高いものとなっています。
オススメの受験方法は?
ここまでご紹介してきた一般入試と共通テスト利用入試の違いやメリットデメリットを踏まえた上で受験をどうするのかを考える必要があります。
前提条件としてまず初めに、志望校や併願校の情報を調べ、一般入試や共通テスト利用入試で課される受験科目について知っておいてください。
その上で、下の2点に当てはまる場合は共通テスト利用入試での受験はやめてしまっていいと思います。
〇一般入試と共通テスト利用入試で課される科目が大きく異なる場合
〇共通テスト利用入試だけで課される科目が不得意科目である場合
なぜならば一般入試で必要な科目に集中して勉強時間を割いた方が効果的だからです。
特に文系の方は一般入試で数学が必要ない事が多く、苦手意識を抱えている方も多いと思います。
そうした方が共通テスト利用入試のためだけに数学を勉強することは時間の無駄になる可能性が高いです
こういった場合は無理に共通テスト利用入試を受験する必要はありません。
一方で
〇一般入試と共通テスト利用入試で課される科目が同じ
〇もともと国立大学志望で万遍なくどの科目も勉強している
に当てはまる場合は、合格のチャンスが多くなるので積極的に共通テスト利用入試にチャレンジしてみると良いでしょう。
最後に……
いかがだったでしょうか。
今回は私立一般入試と共通テスト利用入試についてお伝えさせて頂きました。
受験の選択肢はできるだけ多い方が有利なので、今回のブログを参考にして今一度受験について考えてみて下さい。
そうはいっても、どのような受験方式を選択した方が良いのか分からない、不安になってしまう事は多いと思います。
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