皆さんこんにちは!
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大学受験予備校・個別指導塾の「武田塾 塚口校」講師の小山です。
世の中にはたくさんの知名度の高い大学が存在しています。
例えば東京大学、京都大学、慶応大学、早稲田大学などです。
ここで挙げた東京大学と京都大学は「国公立大学」ですが、慶応大学と早稲田大学は「私立大学」です。
みなさんはこの「国立大学」と「私立大学」の違いをご存じでしょうか?
今回は【「国公立大学」と「私立大学」にはどのような違いが存在しているのか】という部分に焦点を当てて話をしていきます。
その中でメリットやデメリットについてもお伝えしていきますので、違いが分からないという方は参考してみて下さい。
私立大学と国公立大学の違いってなに? メリットデメリットは?
まず初めに、「国公立大学」と「私立大学」という言葉はどのような大学について指しているのでしょうか。
簡単に言えば「国公立大学」とは国が運営している大学であり、「私立大学」とはいち企業や学校法人が運営している大学です。
この運営元が違うという差が、「国公立大学」と「私立大学」の違いを生み出しているのです。
では、「国公立大学」と「私立大学」にはどのような違いがあるのでしょうか。
①学費
「国公立大学」と「私立大学」の差として最初に挙げられるのは学費でしょう。
国公立大学は国が運営しているのでどの大学・学部に行っても基本的に学費は一律です。
しかし、私立大学は大学によって学費に差があることや、学部によっても差があることが多いです。
国公立大学では平均して4年間で242万円ほどの学費がかかる事になります。
対して私立文系だとおよそ322万円、私立理系だとおよそ445万円の学費がかかることになります。
特に設備費等がかかる医学部では私立大学ですと、6年間で4000万円以上の学費がかかる大学も少なくありません。
国公立大学だと350万円ほどで済むので学費面では大きな差がある事が分かります。
②受験科目
国公立大学では一般的に多くの大学で5教科7科目以上の科目が試験で課せられることになります。
一方で私立大学では3科目で受験する事ができる大学が多く、大学・学部によっては1科目から受験できることもあります。
受験科目が少なくなれば少なくなるほど、特定の科目にだけ勉強時間を割く事が出来るようになります。
これにより学力を短期間で飛躍的に向上させることができるようになるというメリットが存在します。
また、得意科目が受験科目であれば自分自身の学力レベルより上の大学に進学する事も出来ます。
③試験形態
国公立大学だと前期試験・中期試験・後期試験の3回しか受験する事は出来ず、かつ各受験期の日程は他の国公立大学と重なっています。
そのため年間で最大でも3校までしか受験する事は出来ません。
また、中期試験や後期試験は大学・学部によってはそもそも試験が行われない大学も多いのです
そのこともあり、志望校が国公立大学の学生は年間に1回しか志望大学を受験する事ができない事も多いです。
その一方で、私立大学では
「独自入試(単に一般入試とも)」
「共通テスト試験利用入試」
「共通テスト・独自併用方式」
という大きく分けて3種類の試験形態が用意されています。
また、独自入試(一般入試)」では同じ大学・学部を複数回受験する事が出来ます。
さらに、私立大学は総合型、学校推薦型と推薦入試にも力を入れています。
そのため、様々な手段で志望する大学へ挑戦する事ができるため、国公立に比べて合格しやすいという特徴があります。
④設備面
国公立大学は国が運営しているという背景から国から潤沢な補助金や研究費用を割り当てられています。
そのため、私立大学に比べて研究設備が整っていたり、図書館の蔵書が多かったりします。
そのため、特に理系の大学生で将来的にやりたい研究がある方は、資金面でも設備面でも整っている国公立大学に行くメリットは大きいでしょう。
対して私立大学は国公立大学と違って数多くの大学が存在しているという背景事情があります。
他の私立大学よりもいかに魅力的な大学であることを学生にアピールしなければ生徒数が集まりません。
そのこともあって、大学生が快適に大学生活を送れるように設備を整えていることが多いです。
例えば、
・駅と大学が直結しているなど都市部へのアクセスがよく、立地が非常に良い
・キャンパスの施設が充実し、きれいで使いやすい
・学食や売店が充実
などといった特徴があります。
総評
このように国公立大学と私立大学には数多くの違いがあり、どちらの大学にもメリットとデメリットが存在しています。
行きたい大学が決まっていないという方は、国公立大学と私立大学には違いが存在しているという事を頭に入れておきましょう。
その上でオープンキャンパスに行く・ネットで情報を集めるなどして、大学生になってから後悔しないような志望校選択をして欲しいと思います。
最後に
今回は国公立大学と私立大学の違いに焦点を当ててお話させて頂きました
しかし、上述したような違いを意識しながら家族間で志望校についてあらかじめ話し合っておくことも大切です。
国公立大学と私立大学の違いとして学費面がまず初めに挙げられるように、志望大学を選ぶ上で学費問題は避けて通れないからです。
家族の経済状況的に私立大学に行けるのかどうかや大学でどのような事をしたいのかといった内容を家族間であらかじめ共有しておきましょう。
それにより、受験期に悩みを増やすことなく、勉強に力を注げるようになるのです。
また、私立大学は国公立大学よりも受験に必要な科目数が少ないという特徴があります。
そのため短期間で学力を飛躍的に高められることから逆転合格に向いています。
高校2・3年生で勉強があまり得意ではないという方は、勉強が必要な科目数を絞るということも考慮に入れてみると良いのではないでしょうか。
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