皆さんこんにちは!
阪急塚口駅から徒歩3分、武田塾塚口校の校舎長の西村です。
大学受験の際に推薦や一般入試を受験する際、試験に小論文を課せられる大学があります。
普段から文章を書きなれていれば別ですが、試験でいきなり書けと言われると苦戦する人が多いのが現状です。
今回は「小論文の書き方と意識するポイント」について紹介します。
小論文の書き方と意識するポイント
〇小論文と作文の違い
よく混同しがちですが、小論文と作文は別種のものと考えなければいけません。
それぞれどういう違いがあるのかを比較してみましょう。
・小論文
論理的に文章を構成し、最終的に結論を伝えるものが小論文になります。
そのため読み手に対し結論までをどういう理由で導き出したものかを伝える「論理的」で「客観的」なものが求められます。
例)評論文
・作文
筆者の感想を記したものであるため、文章に論理性はそこまで求められません。
読み手に対し筆者がどう考えているのか、どう感じているかを伝えるため、文章は「感受的」であり、「主観的」なものになります。
例)読書感想文、小説
〇小論文はどう書けばいい?
小論文を書く上で必要なのは構成が「論理的」であり、内容が「客観的」な視点で考えた文章になる必要があります。
そのためにも、文章を書く上でいくつか注意すべきポイントが出てきます。
・出題者の意図と自分の意見を固める
小論文を書く際、必ず出題者から問題提起がなされます。
内容は最近あったニュースなどの時事ネタを絡めて出題されることもあります。
そして時事ネタと学部・学科に関連したことを問われることが多いです。
つまり、意見をいう前提としてあらかじめそういった情報がどういったものなのかという基礎知識はもっておく必要があります。
その上で、あらかじめ自分なりの結論をあらかじめ決めておかなければなりません。
・構成は「序論」、「本論」「結論」の3部で構成
誰かと話をする際、だらだらと説明が長くて結局何が言いたいか分からなかったというような経験はありませんか?
他にも、最初に話していたことと最後に話したことが真逆なことを言う人も居ませんか?
小論文を書く際も同様です。
しっかりとした自分の結論が相手に伝わるように書かないと相手に理解してもらえません。
また、話している内容に一貫性が無ければ結局言いたい事が何なのか伝わりません。
そのためにも、文章を書く際は「序論」「本論」「結論」の3部構成を守ることが重要となります。
・序論
自分の意見(結論)を簡潔に伝える場です。
書き方としては
例)○○について、私は○○と考える
といったシンプルなもので構いません。
・本論
序論でいった自分の意見を補強する場になります。
その考えるに至った根拠や経緯を書いていきます。
この際、裏付けとなる事例を明確にすることが重要です。
そのため、想像や推測といった事実かどうか曖昧なものは避けるようにしましょう。
文章の長さにもよりますが、根拠となる事例は複数ある方が好ましいです。
多角的な理由から結論に至ったことを伝えるため、説得力が増すためです。
・結論
序論で出した結論を再度強調して伝える場です。
そのため、序論と結論が異なる意見にならないようにしなければなりません。
序論の段階での考えが甘いと、本論での根拠に具体性が欠けてしまい結論がブレてしまい、一貫性のあるものになりません。
そのためにも、本論を書く時点で結論を肉付けするものになっているかを考えて書くようにしましょう。
〇具体的に気を付けるべきポイント
小論文の構成以外にも文章を書く上で気を付けるポイントがあります。
・設問、課題文の内容をよく確認する
小論文と一言にいっても多くの種類があります。
テーマを与えられて自分の意見を述べるものもあれば、資料を見てそこから意見をまとめる形式と様々です。
そのため、形式ごとに対策がことなるため、それに合わせた対策が必要になります。
また、本番では制限時間もあるため、課題文の読み込みに掛ける時間にも気を受けなければいけません。
・基本的な日本語の文章のルールを守る
日本語の文章にはいくつかルールがあります。
これが守れていないと非常に読みづらい文章になるため、書き方にも気を付けなければいけません。
例えば内容がまとまっているところで段落を変える、語尾を統一する(基本は常体)といった具合です。
他にも文章中に接続詞を使う場合にありがちなのが、対応する語尾になっていないということがあります。
例えば「なぜなら」といった接続詞を使う場合、語尾は「~だからだ」といった表現をつかいます。
こういった基本的な対応する表現にも気を付けるようにしましょう。
また、文章を分かりやすくするためにも、倒置法や体言止めといった文学的な表現は避けるようにしましょう。
・誤字・脱字に注意する
文章を書く上で一番多いのが誤字・脱字になります。
とはいえ、小論文の内容以外でもこういったミスで本番は減点の対象になります。
日頃から自分の使っている表現や漢字が本当に正しいのかを確認するようにしましょう。
〇小論文の練習方法
いきなり課題文に取り組んでも中々しっかりとした文章が書けないと思います。
そのため、まずは短い文章からはじめるようにしていきましょう。
オススメの方法は要約文を書く事です。
現代文の参考書だと、問題自体に要約を問う問題もあります。
それ以外にも解説のところに文章の要約を掲載している物もあります。
それを使って自分も実際に要約を書き、練習してみるのです。
実際に本文を要約したもののと、例文として載っているものを比較します。
すると、本文での重要な箇所がどこだったのかを確認できるため、必要な箇所を読み取る力を付けられます。
また、短い文章でまとめるからこそ、無駄な表現を削る練習にも繋がります。
慣れていな人ほど是非、試してみて下さい!
最後に……
小論文は推薦入試や一般入試といった試験でよく使われます。
しかし、ただ文章を書くだけでは相手に伝わる内容にはなりません。
また、文章を書くためには内容をまとめるだけの読解力と文章として使える語彙力も必要となります。
そのため、いきなり取り組むよりはまずは現代文の力を高めることをオススメします。
もし、受験したい大学に小論文があるけれど、どう対策したらいいか分からないという人は一度武田塾に足を運んでみてください。
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