皆さんこんにちは!
阪急塚口駅から徒歩3分、武田塾塚口校の校舎長 西村です。
少しずつ暖かさが増し、初夏の兆しが見え隠れするようになりました。
日中に街を歩くと額に汗を浮かべるようになり、今年もまた猛暑になるのではと今から不安でいっぱいです。
とはいえ、私の不安よりも受験生の皆さんの大学受験に関する不安の方が比較にならないくらい大きい事でしょう。
特に、今の時期というと青春を捧げた部活を引退し、受験戦争へシフトする時期でもあります。
そこで今回は、【部活引退後に志望大学に現役合格するためにすべきこと】について話をしていこうと思います。
部活引退後の人や間近に迫っている人でどうしたらいいか悩んでいる人は参考にしてみて下さい!
部活引退後に志望大学に現役合格するためにすべきこと
志望大学の合格までに必要な情報を収集しよう!
受験勉強を始めていく前に、まず初めにやって欲しいことがあります。
それは志望校に関する情報収集です。
かの中国の有名な軍略家である孫子も言っています。
「敵を知り、己を知れば百戦して危うからず」と。
大学受験においても、まずは敵、すなわち志望大学についての情報を収集することをまず始めましょう。
調べておくべき情報
具体的に調べて欲しいのは以下の情報です。
・可能な受験方法・試験日程
・受験科目の種類、範囲
大学ごとに受験方法は様々です。
私立大学なら公募推薦のある大学がほとんどですので、学校の成績が良ければそちらを狙うのも一つの手です。
また、私立大学では試験日程を複数用意しています。
この際に受験日程に何の科目を試験として出題するかを調べておく事で、集中して勉強する科目を絞る事が出来ます。
さらに、科目を調べる際にはその範囲も含めて確認しておくことも重要です。
例えば国語の場合、大学によっては古文を出しますが、現代文のみのしか試験に出題しないところもあります。
まずは第一志望の大学を基準に自分が集中して取り組むべき科目は何なのかを調べておきましょう。
自分のことを知ろう
敵についての情報を知れたなら、続いて自分の現状と対策について考える必要があります。
考慮するのは以下の項目です。
・自分の得意科目、苦手科目の現状
・使える勉強時間
・取り組む科目の順番
人によって得意科目、不得意科目があります。
成績を上げようとした場合、かけた時間に対して効果が大きいのは苦手科目の成績を伸ばしていく事になります。
しかし、いくら苦手科目を伸ばすことがメリットとはいえ簡単に結果が出せるのなら苦労はありません。
そのため、苦手科目が受験にいるのか、そうでないかをまず取捨選択していく必要が出てきます。
その上でどうしても志望大学にその科目が必要であるなら、いつまでにどれだけ成績を上げていけば良いのかを考えなければなりません。
そのため、苦手としている科目についての対策を明確にしていきましょう。
また、科目の集中して取り組む順序についても考慮していくことも重要です。
例えば、基礎を身に着けてからでないと発展問題が解けない科目は早めに始めていき、暗記が得意なら社会系科目は後回しにするという手もあります。
文系なら英語、理系なら数学や物理などは成績を上げるのに時間がかかる科目の典型例です。
以上のように敵と己の情報をあらかじめ見定めておかないと、限られた時間を有効に活用できなくなります。
とにかく始めてみるのも動き出しとしては大切ですが、まずは一度立ち止まって必要な情報を集めてみましょう。
部活引退後の具体的なスケジュール
情報がある程度集まったという前提で、今度は部活終了後から受験当日までの具体的なスケジュールについて話していきます。
目安としてMARCH以上を目指す場合を想定しています!
部活終わりまでに最低限のスキルを身に付けよう!(~6月まで)
春先から6月頃の目標は、まずは勉強の型を身に付けることを第一に取り組んでいく事が重要となります。
部活が終わってから成績を上げる人とそうでない人とで大きく差が分かれる要因があります。
何がその差になるのかというと、大きく2点あります。
それは時間を有効に使えるようにしているかということと、効率的に勉強をする習慣を作っているかということです。
では、具体的にどういうことを習慣にしていけば良いかというと、以下のことが挙げられます。
① 間違えた問題を解き直し、問題文を見て解答が出てくる状態まで仕上げるクセを身に付ける
よくありがちなのが、たくさん問題を解けば成績が上がると思い、問題集に次々と手を出すパターンです。
一見すると成績が上がるようにも思えますが、分からない問題を後回しにしているため、その類題が解けない状態は変わらないままです。
それを防ぐためには間違えた問題を解き直し、完璧に解ける状態まで仕上げることが重要となります。
② 定期的に復習をし、覚え直しをすることを習慣にする
また、一度覚えたと思って問題の解き直しをしないのも非常にまずいです。
人は覚えたものを時間経過とともに忘れていく生き物です。
それを防ぐためには定期的な復習をすることが重要となります。
武田塾では1週間を4日2日ペース、1ヵ月で4週分の総復習といったように、記憶の再定着をするサイクルをしています。
このように、日頃から定期的に覚え直しをする習慣を身に着けておくようにしましょう。
③ 毎日1時間でもいいので勉強することを習慣化する
人間は急に習慣を変えようと思っても中々すぐに変える事は出来ません。
しかし、段階的に負荷をかけていけばそれが当たり前になり、結果的に習慣化に結びつける事は出来ます。
部活が無くなり空く予定の時間、これを勉強時間にスムーズに移行するためには普段から勉強をすることをクセ付けておき、少しずつ生活を変えていけば勉強時間を膨大に確保することに繋がっていくのです。
この3点を毎日の習慣にしていくことを最重要の目標としてまずは初めていきましょう!
部活終了後~夏まで(~8月)
受験の合否は夏が決め手とも言います。
この時期に頑張れるかどうかが合否を左右すると言っても過言ではありません。
では、具体的に何を目標にするのかというと、基礎を終わらせ得意科目を作り上げることを主に取り組むようにしましょう。
理想をいえば志望校ワンランク下の全科目の参考書または過去問が解ける状態が望ましいです。
しかし、そこまで行ける人は日頃からコツコツと取り組んでいる人だけに限ると思います。
そのため、最低限としては日大レベルの参考書や過去問を1科目は解ける状態に仕上げていきましょう。
もちろん、第一志望に受かる生徒ほど、夏の時期の完成度が高い科目が多いという傾向にあります。
少しでも完成度の高い科目や点数が取れる科目を作っていけるようにしましょう!
秋は過去問を中心に!
秋は過去問対策を中心に取り組む時期となります。
ただし、過去問を解いて終わりというわけではありません。
過去問を解き、自分の苦手分野を理解し、改善を図っていきながら弱点を減らしていく事が何より重要になってくるのです。
概ねの時期の目安としては、以下の時期を目安にしていくと良いでしょう。
・9~10月
志望校レベルの参考書を終わらせて、過去問に少しずつ取り組み始める
・11月以降
過去問演習及び志望校対策を中心に弱点を減らしていく。
過去問については、多く取り組めばより合格率は上がります。
とはいえ、過去問の入手するにも限りがある事でしょう。
私大であれば同じ大学の他学部の問題もできる限りやっておくのも一つの手です。。
過去問を取り組む上で注意して欲しいのは点数にこだわりすぎないということです。
どう解いたのか、時間内で解けない問題はどれで捨てる必要があるのかなどの実践的な部分について考えるようにしましょう。
ちなみにこの期間中、武田塾では過去問を解きながら講師と相談しつつ具体的な戦略の相談などを行っています。
冬は最後の追い込み! 過去問で志望校の合格最低点を越えよう!
直前期については、できる限り新しいものはやらず過去問と復習を中心に学習を進めましょう。
具体的には不安になって参考書を買い足したりするのは絶対にやめましょう!
下手に新しいのに手を出して、「全然解けない、ヤバい、終わった……」となって落ち込んでいては受かるものも受かりません。
この時期は成績を伸ばすというより、試験当日までのメンタルをどれだけ保つかの方が合否に関わります。
不安になった時は、今まで取り組んできたノートや参考書を積み上げてみて、「これくらい頑張ったのだから大丈夫!」と自分に喝を入れるのもいいかもしれません。
また、どうしても不安な場合は誰かに心情を吐き出してもいいかもしれません。
武田塾でもこの期間は生徒の愚痴を聞いたり、メンタル面のフォローを重要視し、生徒が万全の状態で本番の試験に臨めるようにしています。
まとめ
いかかでしたでしょうか。
今回は部活引退後から現役合格するためについて話をしていきました。
とはいえ、今から本番まで長い受験戦争に一人で取り組む事は難しいと思います。
一人でやっていくのに不安な人、今のやり方で大丈夫か自身のない人は武田塾に受験相談にお越しください。
一緒に志望校の合格を勝ち取りましょう!
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