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【大学入試】令和3年度の同志社大学の入試傾向と対策(文系) -尼崎市・伊丹市の予備校なら武田塾 塚口校へー

皆さんこんにちは。
武田塾塚口校の廣澤です。

今回は令和3年度の同志社大学の入試傾向と対策について話していこうと思います。

 

 

 

令和3年度の同志社大学の入試傾向と対策 

英語(令和2年度)

・試験時間:100分

・解答形式:マーク+記述(和文英訳+英文和訳)

・問題構成

【1】 長文読解 

○出題内容
「前置詞の空欄補充」、「単語文法の言いかえ」、「整序問題」、「本文合致」、「日本語訳」

○傾向と対策
出題内容からも分かるように、あらゆる角度から総体的な英語力を試してきています。

ただその中身は決して難しいものではなく、基礎的な能力が問うているものです。 

しかし、「closely」=「carefully」のように単語帳の意味だけにとらわれず、本質的な意味の理解やその文脈に応じた判断が求められます。

また、本文合致の問題に関しては8個の選択肢の中から3つの正解を答える問題が毎年出ているので、問題に取り掛かる前にあらかじめ目を通しておいて、読み進めていく中で正誤判断していくという方法が効率的です。

最後の日本語訳に関しては全てが中学レベルの単語で構成されており、いかに構文の知識があり、解釈の練習をしているかがポイントとなります。
また、配点が高く、記述を必要としない私立専願の受験生が手を抜きがちな箇所ですので、他の受験生と差がつくというのも重要な点です。

 

【2】 長文読解

○出題内容
「前置詞の空欄補充」、「単語文法の言いかえ」、「整序問題」、「文章並び替え」、「本文合致」

○傾向と対策

基本的に【1】と変わりませんが、令和2年度になって初めて、本文中に出てくる事実を書かれている順に並び替えよという問題が出ました。
内容自体はそこまで難易度の高いものではなく、文章を読む前に問題を見る癖をつけておけば、容易に対応できるものでした。
これは令和3年度でも出題される可能性は十分にありますので、問題を先に見ておいて、文章を読み進めながら選択肢を消していくと解きやすいでしょう。

また、たとえ入試本番で新しい形式の問題が出ても焦る事はありません。
なぜなら変わったのは少なくとも形式であり、求められている力ではないからです。
しっかり普段から英語の基礎力を身に付けておけば必ず対応できますし、他の受験生と差を付けられるチャンスです。

【3】 会話文

○出題内容
「空欄に文章補充」、「和文英訳」

○傾向と対策

会話文というだけあって、文章の中身は2人の人物の日常会話であり、比較的読みやすいものとなっているので空欄補充に関しては満点が取れると思います。

また和文英訳も苦手意識を持っている受験生が多いですが、基礎レベルの単語と文法の組み合わせなので、主語・述語・目的語・補語とまず文型を意識する事で大失点は防ぐ事が出来ます。

また、本文中に出てくる構文の中からヒントを得る事も出来るので、時間が余ったら本文中から探すのもありでしょう。

 

国語(令和2年度)

・試験時間:75分

・解答形式:マーク+記述(現代文1題・古文1題)

・問題構成

 

【Ⅰ】現代文

○出題内容
「空欄補充」、「傍線部説明」、「内容合致」、「記述」

○傾向と対策
本文が木とコンクリートの対比というシンプルな構造だっただけに、紛らわしい誤答選択肢はいくつか存在していました。
しかし、1問の配点が大きく、本文の難易度はそこまで高くないため失点は記述での減点だけにとどめて欲しいです。

また、記述問題に関しては「何を聞かれているのか」ということを明確化した上で、40字という制約の中でいかに抽象的な語句を文章中から見つける事が出来るかがポイントです。

 

【2】古文

○出題内容
「語句の意味」、「傍線部説明」、「本文合致」、「記述」

○傾向と対策
出題内容に関しては例年通りですが、語句の問題では「かごかなる」や「ゆえづき」など古文単語帳には載っていないような単語が聞かれているため、ただの暗記力だけではなく、前後からの推測力を鍛える必要があります。

また、動詞「ぬ」の文法的意味や掛詞・序詞などの修辞技法に関する問いもあるので、基礎的な知識も油断せずに普段から反復しておきましょう。

記述に関しては、主語・述語を明らかにした上での傍線部の説明を毎年求めてきています。
古文の読みにくさの原因1つとして主語の省略が挙げられるので、普段から文の主語が誰なのかを意識して問題を取り組みましょう。

 

日本史

・試験時間:60分

・解答形式:マーク+記述

・問題構成

 

【1】日本列島の遺跡

○傾向と対策

奈良・飛鳥時代の遺跡という受験生が苦手にしがちな分野からの出題でした。
甕棺墓の記述など難しい感じの出題もあるので普段からただ目で覚えるだけでなく、書いて覚える癖を付けましょう。

 

【2】鎌倉時代の外交

○傾向と対策
出題内容は元・朝鮮・明との外交でした。

受験生にとっては理解しやすく難易度も易しめでした。
特に同志社に合格するような学生はこの難易度の記述や選択肢はほとんど間違える事は無いので、ここでは「点数を稼ぐ」というより「周りに差を付けられないようにする」という意識を持ってください。

 

【3】明治初期の政治動向

○傾向と対策
出題内容は幕末から明治初期の政治動向に関してでした。

岩瀬忠震などいわゆる教科書レベルを超えた私立独特の出題もありましたが、ほとんどが基礎的な内容なので全体的に8割を目標にするとよいと思います。

 

総 評

同志社大学の入試傾向として総じて言える事は3つあります。
それは時間・難易度・合格点です。

1つ目の時間は同志社の入試問題は年によって微妙に変化はありますとはいえ、基本的に問題量に対してたっぷり時間があります。

2つ目の難易度は関西の私立大学でトップと言われる同志社大学ですが、その問題は決して難問ばかりではなく、基礎力を問うものばかりです。

3つ目の合格点はこれは上2つのまとめではありますが、時間に余裕があり、難易度もそこまで高くないとなると、当然合格点は高くなります。

つまり同志社大学は『思考力』『基礎力』『注意力』を持った学生を必要としていることが分かります。
そのため、同志社大学を志望している受験生はこの3つを意識して日々の学習に取り組んで欲しいです。

 

 

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