こんにちは。阪急塚口駅から徒歩３分、武田塾塚口校の講師の小山です。
突然ですが、皆さんの中に試験問題を解こうとした際に問題文が何を聞いているのか分からなくて解けなかったという経験がある人はいませんか？
「解答を見返してみれば簡単に解けたのに！」という後悔は誰もしたくないかと思います。
そこで今回は、受験において国語力がいかに大事なのかという事について話していきたいと思います。
現代文が出来ないと試験問題が解けない？ 国語力の重要性
まず初めに、今回話す国語力は読解力であるとして考えていく事をお伝えしておきます。
では、読解力とはどのようなものなのでしょうか？
OECDが実施している15歳児の学習到達度調査では、読解力を次のように定義しています。
「自らの目標を達成し、自らの知識と可能性を発達させ、効果的に社会に参加するために、書かれたテキストを理解し、利用し、熟考する能力」
(Study hacker より引用)
この中で、受験に必要な能力としては、「テキストを読み、正しく理解できる力」が挙げられるでしょう。
「テキストを読み、正しく理解できる力」という意味での読解力は現代文だけではなく、様々な受験科目において重要なものになっているのです。
例えば、数学の問題を解いていて、問題文が長かったり難しかったりしたときに、何をすればいいのか分からなくなった経験があるのではないでしょうか。
そして、その問題の解答を見ると非常に簡単だったことに気付くという経験をしたことがあるのではないでしょうか。
これは、テキストを正しく理解する能力が不足しているために問題文で問われている事柄を正確に把握できていないことによるのです。
また、読解力は文章読解力のみならず、図・グラフ・表などを読解する力でもあります。
共通テストの英語にも出題される、図・グラフ・表と文章の両方を読み解いていく問題を苦手としている人は読解力が不足している可能性があるのです。
このように、読解力というのは現代文の問題のみならず、受験に必要なすべての科目に関係しています。
では、これほど大事な読解力をどのようにして鍛えていけば良いのでしょうか。
読解力を鍛える方法
読解力の鍛え方としては、要約や読書と言ったことが挙げられていますが、受験生にとって要約や読書をしている時間はあまりないはずです。
そこで私がおすすめするのが、現代文の評論問題を解くときに、筆者の主張が書かれている部分など重要だと思われる箇所に線を引いていくという物です。
重要な部分に線を引きながら読むというのは、現代文の読解問題を解くときにいつもやっているとは思います。
しかし、それを今まで以上に意識して行ってもらいたいのです。
重要な箇所に線を引く事によって、筆者の主張を意識して読み進める事が出来るのです。
最後に……
最後に、読解力という一見現代文にしか関係なさそうな力が受験において非常に重要な能力であることをお伝え出来たと思います。
それほど重要なこの能力を伸ばしていくためにも普段の現代文の勉強の仕方を見直してみて下さい。
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