こんにちは!
阪急神戸線塚口駅徒歩3分、JR福知山線徒歩15分、阪急園田・武庫之荘からも一駅!
兵庫県尼崎市南塚口町にある大学受験専門予備校武田塾 塚口校校舎長の伊藤です。
勉強していて伸びている実感が湧かない教科堂々の一位!現代文!!(伊藤調べ)
また、模試の点数が安定しないという人も多いんじゃないでしょうか?
それは読み方ゃんと理解していない可能性が高いです!
そこで今回は現代文の読み方を評論・小説に分けて書いていきます。
かなり基礎的な所から書くので「その位分かってるよ」となるかもしれませんが、念のために確認してみてください!!
現代文を安定させる!評論と小説の読み方!
読み方を意識する
これまで「読み方」という言葉を使っていますが、そもそもそんな物考えた事ないよという人は一定数いると思います。
そのままの状態だと
「読みやすかったから点数取れた」
「読みづらかったから点数取れなかった」
「何となく点数がとれちゃっている」
という事になりやすいです。
文章に左右される状態で本番に臨むのはただの運試し、ギャンブルです。
文章が読みにくかったから落ちた…
そんな未来を望まない人は読み方を意識してみましょう。
評論文の読み方
(1)客観的に読む。
問題を解くために文章を読む事は読書と少し違います。
例えば
「学校に遅刻しそうだったのでA君は朝食も食べずに全力で駆け出した」
この文から分かる事を次の①~③から1つ選びなさい。
①A君は遅刻しそうで焦っている。
②A君は朝食を食べていない。
③A君は学校に遅刻した。
答えは②ですね。
遅刻しそうだと焦りながら走り出すA君をイメージしたかもしれません。
朝食抜きで空腹に耐えている所まで浮かんだかもしれません。
ただそれが分かる言葉は何も書かれていないのです。
遅刻しそうなら普通は焦る。という常識はあくまで主観であり、客観的な読み方ではありません。
評論文で大事なのは客観的に読むという事です。
これは簡単な例ですが、選択肢を選ぶときに自分の考えを混ぜてしまうケースは少なからず見受けられます。注意しましょう。
(2)文法を意識する。
全ての文において主語がこれが述語がこれで…この部分が主語を修飾してて…と読む必要は無いです。
そんな事してると時間が足りないので!
・ただ文の中心を見抜く「文構造」
・文中の言葉の関係性を示す「助詞」
・文と文の関係性を示す「接続表現」
・問題にもよく出る「指示語」
に関しては意識しながら読んでもいいでしょう。
文構造⇒この文は●●がメインで他はあくまでオマケ
助詞⇒「も」で繋がれているからこの二語は同類だ
接続表現⇒「しかし」が来たから次は逆の事が書かれている
指示語⇒「それ」の示す言葉はこれだ…みたいな感じですね。
文法が抜けていると日本語として読めるけど正しく読めているかは怪しいという事になりがちです。
(3)筆者が意識している書き方に注意する。
評論文であれば筆者は読者に訴えかけたい主張があります。
そして筆者は読者にその主張を理解して貰えるように工夫をします。
(1)の客観的に読むの所で私も例を出しました。
これはブログなので分かりやすく色を付けてますが、例の後に「現代文で大事なのは客観的に読むという事です。」という主張が出てきていますね。
このように「具体例」や「例え」は筆者が読者に理解して貰うために使っています。
そしてその付近に筆者の主張は書かれています。
例えばこんな事があって…まぁそれとは関係ないけど●●って▲だよね。みたいなのは評論文においては無いと思っていいです!!
ちなみにこれらはレトリックと呼ばれる表現技法です。他にもあるので是非調べてみて下さい。
書き手の意識を学ぶ事でどこに注目したらいいのかが分かりやすくなり、より読みやすくなります!!
小説の読み方
(1)心情を捉える。
「傍線部Aでメロスは激怒したとありますが、なぜ激怒したのか次の①~③から選びなさい。」
いや知らんがな!自分メロスちゃうし!と激怒しないで下さい!
現代文において心情を捉えるという事は登場人物になりきって考えるわけではないです。
因果関係から読み解くものです。
その因果関係にはいくつかのパターンがあります。
①原因⇒結果
何かが起こってそれに対して何らかのアクションを起こすパターンですね。
A君は寝坊をした⇒朝食も取らずに全力で駆け出した。
評論分ではやってはいけない想像力がここでは必要になってきます。
事前に特殊な人物像の説明が無ければ一般的に感じるであろう感情を当てはめれば大丈夫です。
この時の感情を読み解くなら「焦り」ですね。
もしピンチの時ほど嬉しくなるという人物像が与えられていたなら「喜び」になるかもしれません。
②心情A⇒変化⇒心情B
心情の変化があるパターンです。
A君は寝坊し全力で駆け出した⇒日曜だと気付いた⇒家に向かって来た道を全力で駆け出した。
最初は遅刻に対する「焦り」、そこから焦り必要が無い事に気付き「喜んで」駆け出した。
同じ行動でも途中で心情に変化を与える原因が存在します。
③1つの事象に対して原因A⇒心情A&原因B⇒心情B
「好物のドーナッツを貰いBさんは嬉しかったが、同時に悲しくもなった。ダイエット中のため食べる事が出来ないからだ」
ドーナツを貰うという事象に対して、好物(原因A)⇒嬉しい(心情A)ダイエット中(原因B)⇒悲しい(心情B)という二つの心情が発生しているパターン。
このように心情は因果関係から推測する事が可能です。
複数の心情が同時に発生する場合はそれぞれの原因が何なのかを注意して読み解きましょう。
(2)文章をもとにして考える。
評論と違い想像力を働かせる必要があると書きましたが全て想像するのはダメです。
文章からその行動や感情の原因となった部分を探し、その結果である行動や感情と結びつけて考えましょう。
メロスが激怒したのであればその前後に原因があります。それを見つけましょう!
最後に
評論と小説は読み方が違います。
評論は書かれている事に忠実に、小説は書かれている事に従いつつ想像する余地があります。
ただ何となくで同じように解いてしまうと詰まってしまう事も多いので、読み方を意識してみて下さい。
また改めて読み方を鍛えるための勉強法も書きますのでお楽しみに!!
受験相談受付中!!!!
こんなお悩みはありませんか?塚口校の杉山校舎長が解決致します(^^)/
・偏差値40から関関同立目指せますか??
・どのように勉強すればよいのかわからない( ;∀;)
・志望校の決め方を教えてほしい
↓お申し込みはこちらから
新高校1年、2年の方はコチラ必見(^^)/
杉山校舎長のおすすめブログはこちら
他にもこのようなブログを書いていますので、興味のある方は是非ご覧ください!
・2023年度の合格実績の一部をご紹介!逆転合格をした生徒たち!
武田塾塚口校では「無料受験相談」を実施しております。
・志望校に逆転合格する勉強法
・あなたにぴったりの参考書紹介
・武田塾の詳細や料金説明 など
しっかりとアドバイスをさせていただきますので、お申込みお待ちしております。