皆さんこんにちは!
阪急塚口駅から徒歩3分、武田塾塚口校の校舎長の西村です。
大学入試制度は年々変化しています。
受験生は今年の入試がどうなるのかを戦々恐々としながら本番を迎える事になるでしょう。
そんな不安を受験生たちは抱えていますが、そのことを保護者の方たちは以外と知らないことが多いです。
「自分のときはこうだった~」と経験からのアドバイスでは、本当に子どもの悩みに向き合っているとは言えません。
そこで今回は、【保護者世代のための現在の入試制度とその対策】と銘打ってを従来の入試制度とどう変わったかをまとめてみました!
今回の記事を読んで、どう入試制度が変わったのかをお子さんと話をしてみて下さい!
令和4年度の大学入試制度はこう変わった!
ポイントその1 学力の3要素と高大接続改革
大学入試制度はここ数年で大きく変わっています。
なぜ変わったのかというと、国際化や情報化が近年ますます進み、従来の教育では対応できなくなるという懸念が端を発します。
そのため、高校と大学といった教育機関では目まぐるしく変化する社会に適応できる人材育成を求められる事となりました。
その具体像が【新たな価値を創造し、社会の中で自立的に活動する人材】です。
この人材を育成するため、教育機関では育むべき【学力の3要素】が定められました。
その1 知識・技能の確実な習得
その2 思考力・判断力・表現力
その3 主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度
この3点を主軸に起きながら、現在の入試制度は変革されてきているのです。
これら新しく定められた学力の3要素を高等教育、大学教育、大学入学選抜の中で評価できる仕組みが【高大接続改革】になります。
そのため、現在の入試制度はこの3要素を図る試験になっているといっても過言ではありません。
ポイント2 センター試験から大学入学共通テストへ
従来のセンター試験は暗記中心の試験でした。
そのため、先の3要素を図る地盤が出来ていないということもあり、現在も改革が進んでいる最中とも言えます。
共通テストは主に思考力、判断力、表現力を問う試験形式に変更しています。
問題文の場面設定では日常生活での場面を意識した問題になっているのも大きな特徴の一つです。
また、数学では資料やデータを基に考察させたり、国語だと読み比べて解答させると言ったように出題様式も変化しています。
特に大きく変わった科目は英語です。
センター試験にあった文法、発音問題はなくなり、全問題が長文読解に変わっています。
また、リスニングとリーディングの点数比率も1:3から1:1とリスニングに重きを置かれるようになったという点も注意が必要です。
以上のことから共通テスト用の問題演習をし、試験慣れをしていく必要がセンター試験よりも高くなっていると考えられます。
さらに今後の展開として予想されるのは、国語、数学の出題形式に記述式を検討しているという点もあります。
また、英語資格・検定試験についても導入が検討されています。
入試制度の今後の動向には十分注意が必要です。
↓共通テストの細部情報は下のブログをチェック!
【大学受験】令和4年度の共通テストの出題方法は去年とどう違うのか?
ポイント3 推薦入試から総合型選抜・学校推薦型選抜に
推薦入試も名称が変更されてました。
従来のAO入試は総合型選抜に、推薦入試は学校推薦型選抜とそれぞれ改められてます。
従来の推薦入試では大学ごと判定方法がバラバラであり、また学力の3要素を図るものとなっていない入試でした。
そのため、試験に小論文、プレゼンテーション、教科・科目に係るテスト、共通テスト等のうち、いずれかの活用を必須化することとなりました。
加えて、合格発表の時期が早いため、早期合格者による周囲の学習意欲の低下の影響も問題にありました。
そのことから、合格発表時期が総合型選抜は11月以降、学校推薦型選抜は12月以降と遅くなっています。
そういった中で重要性が増したのは大学へ提出する【志願理由書】です。
この志願理由書を作成するにあたり、重要な点は2点あります。
1点目は【志望している学部学科でどのように学びたいかという学習計画を盛り込む事】です。
2点目は【なぜその大学を志望したのか】ということです。
これらを満たす文章にするためには、高校時代に何を経験してきたかを盛り込むと内容に説得力が増します。
ボランティアや部活動などで顕著に経験したことを盛り込むと良いでしょう。
また、「自分の実力相応だから」という志願理由では見向きもされません。
事前に大学のホームページでどういう学生を育てていきたいかという方針【アドミッションポリシー】に目を通し、それに沿う内容を盛り込むようにしましょう。
さらに、今までの大学入試の面接は対面で行うのが当たり前でした。
しかし、昨今の影響からか、大学によってはオンライン面接をするところも出てきています。
直接大学まで足を運ぶ必要が無くなった分、移動や費用が掛からないため、一見するとメリットが多いように思います。
けれど、普段パソコンを触っておらず、いきなりオンライン面接となった場合、思わぬミスをしないとも限りません。
事前にWi-Fi環境、音量やカメラの調整といった設備面での準備が重要になります。
加えて一部の大学では筆記試験もオンラインで実施するところもあります。
試験前にパソコンの操作にも慣れておくことも大切です。
↓詳しい推薦選抜については以下のブログで紹介しています!
推薦入試ってどういう種類があるの? 対策って何をしたらいい?
ポイント 私立大学入試も大きく変化が!?
共通テストの導入に伴い、私立大学の入試にも変化が起きています。
多くの大学で共通テストの点数で合否判定を行う「共通テスト利用入試」を採用するようになりました。
また、大学によっては英語に英語資格試験を導入し、その結果を入試時の点数として換算するところも出てきています。
英語資格試験の結果は推薦選抜でも反映されるので、特に推薦選抜を狙う非受験生は今後これらの資格試験を受験する意味は大きくなってくるでしょう。
大学によっては従来の試験とは異なる、大学独自の総合問題を出題するところも出てきています。
志望している大学がどういう入試制度や出題形式をしようとしているかをよく調べておく事がますます大切になってきていると言ってもいいでしょう。
最後に……
今回は大きく変わりつつある大学の新たな入試制度についてまとめてみました。
ニュースで大きく取り上げられがちな共通テストのこと以外にも、こんなに変わってきていると驚かれたのではないでしょうか。
従来の入試方式と大きく変わってきている分、今後もより情報を集め、対策策をどれだけ正確に立てられるかが重要になってきています。
受験生は自分の勉強だけでも大変なのに、こういった変化による様々な情報に右往左往している状態です。
そういった悩みや不安を理解した上で、保護者の方にはお子様と向き合っていってほしいです。
塚口校では無料受験相談を随時受付中です。
志望する大学がどういう入試方式を考えているのか、どう対策をしたらいいか分からないとお悩みなら一度校舎にお越しください。
受験相談受付中!!!!
こんなお悩みはありませんか?塚口校の杉山校舎長が解決致します(^^)/
・偏差値40から関関同立目指せますか??
・どのように勉強すればよいのかわからない( ;∀;)
・志望校の決め方を教えてほしい
↓お申し込みはこちらから
新高校1年、2年の方はコチラ必見(^^)/
杉山校舎長のおすすめブログはこちら
他にもこのようなブログを書いていますので、興味のある方は是非ご覧ください!
・2023年度の合格実績の一部をご紹介!逆転合格をした生徒たち!
武田塾塚口校では「無料受験相談」を実施しております。
・志望校に逆転合格する勉強法
・あなたにぴったりの参考書紹介
・武田塾の詳細や料金説明 など
しっかりとアドバイスをさせていただきますので、お申込みお待ちしております。