皆さんこんにちは!
阪急塚口駅から徒歩3分、武田塾塚口校の西村です。
今回は保護者の方向けの記事になっています。
受験生の保護者の方は子どもの成績と将来を心配してついつい言葉がきつくなることがある事があるのではないでしょうか。
しかし、残念ながら相手を思うその言葉が必ず心に響くとは限りません。
「親の心子知らず」ということわざもあるように、親の想いが子どもに届くのは時間が経ってからということも珍しくありません。
とはいえ、相手の反感を買うからと何も言葉をかけなければいいかというと、そういうわけでもありません、
そこで、今回は「子どものやる気を引き出す方法」について紹介していきます。
子どものやる気を引き出す方法
やってはいけないのは「怒る」こと!
一番やってはいけないのは「怒る」ことです
怒られてやる気を出す人間はほとんどいません。
確かに、怒りの感情が反骨心を生み、やる気に繋がることもあります。
しかし、負の感情からのモチベーションは長続きするケースはほどんどありません。
何故なら怒りは身体の防衛本能から来る感情であり、常に身体と心にストレスを与えている状態だからです。
時間の経過や状況を抜け出すと安心感からか今度は逆にやる気を下げる事になりかねません。
怒りから来るモチベーションでやる気が出ないという身近な具体的な例を考えてみましょう。
例えば会社で上司に仕事が遅い、ノルマの達成率が悪いと頭ごなしに怒られた……
たまにやってきた姑さんが、たまたま掃除が遅れたタイミングでやってきて「掃除がなってない!」と言われた……
この時、間違いなく怒りを感じることでしょう。
しかし、相手の言われた通り素直に聞くかというと、多くは嫌々とした顔でやるか、またしたフリをするかと思います。
同じように子どもからすれば顔を合わせるなり「宿題をやったのか」や「勉強をしなさい」といわれたらどう思うのでしょう。
子どもからしたら「こちらの事情も知らないで!」と感じてしまうことでしょう。
これからやろうと思っていた場合、出鼻をくじかれてしまい、反抗心からやる気も立ち消えてしまうに違いありません。
このように、子どもにとって親に怒られるということが原因でやる気がなくなるというケースは少なくないのです。
では、どのようにすれば子どものやる気を引き出せるのでしょうか。
ご褒美を与えて勉強する目的を作る
学年が低いうちは、受験が先のこと過ぎて勉強をする気になりにくいことが多いです。
目的意識が高い子は早いうちから受験を意識して勉強をしますが、そういう子は非常に少ないです。
そのため、最初のうちは勉強をして結果を出す事にメリットを提示してみて下さい。
例えば、「期末テストでクラスで上位10以内ならお小遣いを1000円アップ」などです。
この際、提示するメリットは現状からプラスに作用するものにして下さい。
これにより、欲しい物を手に入れるために勉強をするようになります。
しかし、何かをしたら報酬が貰えるといったやる気は残念なことに、長続きしません。
なぜなら、勉強で結果を出せばご褒美が貰えるということは、逆をいうとメリットがなければ勉強しないということになり兼ねないからです。
そのため、どこかのタイミングで勉強をする目的を自分の中で作らなければいけません。
あくまでも物で釣るやり方はそのきっかけを作る方法と考えて下さい。
褒めることがやる気を引き出す!
子どものやる気を引き出すには、「褒める」ことが非常に大切です。
なぜなら、褒められたとき、人は快感を感じるからです。
人は褒められると、人間の体内で幸福感を感じる「オキシトシン」や、やる気ホルモン「ドーパミン」が分泌されます。
特にドーパミンは脳内麻薬ともいわれるくらい多幸感が得られ、かつ常習性があるのです。
このように書くと語弊があるかもしれませんが、それくらいこのドーパミンは人間の行動に影響を与えるのです。
一例をあげると、子どもがテストの成績が良かった際に親から褒められた時、勉強をするようになるのはこれが理由です。
良い点数をとる → 親から「凄い」、「頑張ったね」と褒められる → また褒められたいと勉強をする
といったサイクルです。
そして、もっともっとと褒められたいと同じ行動をするようになります。
とはいえ、褒めて行動を促すのは、怒りによるものよりも多くの時間を要します。
しかし、褒めるサイクルがいい方向に向かうことで子どものやる気を呼び起こし、自主的に行動をするようになるのです。
そうはいっても、褒めたつもりが素直に相手に届くとは限りません。
では、どのように褒めていけば良いのでしょうか。
子どものやる気を引き出す褒め方
褒めるというのはとても難しい事かと思います。
実際に、「どうやって褒めたらいいか分からない」や「褒めてあげるところが見つからない」という意見も多くあるようです。
では何を意識して言葉をかけていけば良いのでしょうか。
褒める事の一番大事なポイントは、「やっている行動そのものを褒める」ということです。
例えば、勉強をしている子に、「勉強を頑張っていて凄いね!」と伝えてみて下さい。
子どもは親から自分の行動に興味を持っていると感じ、その行動を認めてくれたと喜びを覚えます。
そして、関心を買おうと行動を繰り替えしていくようになります。
やっている事や当たり前のことを褒めればいいだけなのです。
しかし、その当たり前のことを見つけることすら難しいと感じる人も多いはずです。
または、勉強をしているところが見た事が無いから褒めようなないという人もいるかもしれません。
そういう時は、あえて「今出来ていない事を褒める」ことをオススメします。
できていないことを褒めることで、子どもに良いレッテルを貼る事が出来るということです。
例えば、子どもが1時間の勉強をしていたとします。
この際に、「もっと勉強しなさい!」と言いたくなるところをグッと堪えてください。
そして、このように言葉をかけてみて下さい。
「1時間も勉強したんだ! このまま続けていけば1日3~4時間もできるんじゃない?」
といったようにです。
人は、良い評価が与えられたとき、「実際はそんなことないけど」と感じていてもそのギャップを埋め合わせよう行動すると言われています。
つまり、「まだ、できていないこと」を褒められているうちに、出来る自分になれるように行動するようになっていくのです。
人間は、自分について良い評価を与えられると、「その評価を裏切らない行動」をとってしまうものです。
これを、心理学では、ピグマリオン効果と言います。
だからこそ、まだできていないことをどんどん褒めていきましょう!
そうすることで、子どものやる気を呼び起こす事に繋がります。
最後に……
相手の悪い所を見つけて悪口を言うのは簡単です。
しかし、相手の良い所というのは普段から相手のことをよく見ておかなければ分かりません。
特に、思春期の子どもと関係が険悪になっていたりすると、表面的なものでしか相手を見れなくなっていることも少なくありません。
まずは簡単な言葉からでも構いません。
子どもが何に興味があるのか、それに対して何を頑張っているのか知っていけば、自然に言葉が出てくることでしょう。
ちなみに塚口校では入塾時に保護者の方に絶対に言わないようにお願いしていることがあります。
それは家では絶対に「勉強しなさい!」と言わない事です。
武田塾では志望大学への逆転合格のため、多くの宿題を生徒様に出しています。
生徒様もその重要性を理解して、何とか宿題をやろうとやる気になっています。
だからこそ、やる気になっているところに水を差すような言葉をかけてしまうと、その気持ちも夢散しかねないからです。
家ではその頑張りを理解して、応援する言葉をかけて頂くようにお願いしています。
なぜなら、塚口校では校舎と生徒様、そして保護者様の二人三脚により大学合格が近付くと考えているためです。
他の塾に通われている生徒様についても合格しようと前向きに取り組んでいる事でしょう。
だからこそ、その気持ちの頑張りを認め、より上を目指してくれるような暖かい言葉をかけることを意識して頂ければ幸いです。
関連動画
受験相談受付中!!!!
こんなお悩みはありませんか?塚口校の杉山校舎長が解決致します(^^)/
・偏差値40から関関同立目指せますか??
・どのように勉強すればよいのかわからない( ;∀;)
・志望校の決め方を教えてほしい
↓お申し込みはこちらから
新高校1年、2年の方はコチラ必見(^^)/
杉山校舎長のおすすめブログはこちら
他にもこのようなブログを書いていますので、興味のある方は是非ご覧ください!
・2023年度の合格実績の一部をご紹介!逆転合格をした生徒たち!
武田塾塚口校では「無料受験相談」を実施しております。
・志望校に逆転合格する勉強法
・あなたにぴったりの参考書紹介
・武田塾の詳細や料金説明 など
しっかりとアドバイスをさせていただきますので、お申込みお待ちしております。