自分の人生を狭めてしまう、ダメな志望大学の選び方３選！

　こんにちは、武田塾土浦校です！

ゴールデンウィークの連休も明けまして、受験生のみなさんはそろそろ志望校を絞り込んでいきたい時期かと思います。ずっと前からこの大学と心に決めて勉強を続けてきている、という方は問題ありませんが、どうしても迷ってしまう方もいらっしゃるはずです。また、高校１，２年生はなおさら漠然としているかもしれません。しかし、早めに到達すべき目標を定めておくことは、学習の進め方や方針に大きく影響します。

今回はあえて、こんなふうには志望校を決めてほしくない、という例をいくつか紹介していきます。

ぜひ参考にしてみてください。それではさっそく始めましょう！

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【１：とりあえず地元の大学を目指す】
【２：親の望んている大学を目指す】
【３：今の学力相応な大学を目指す】
【まとめ】

【１：とりあえず地元の大学を目指す】

　　茨城県の高校だからとりあえず茨城大学や筑波大学だったり、千葉県の高校だからとりあえず千葉大学だったり、というような選び方はおすすめしない
「この先生に学びたい」「その大学にしかない学部のことを勉強したい」というような具体的な夢や目標がある場合には、ぜひその大学を目指すべきである

大学受験は人生を変えるターニングポイントの一つであって「なんとなく」、「先生に勧められたから」で地元の大学を選ぶのではなく、苦しい受験勉強を乗り越えた先には今の地元から環境を変え、都会に行くことも一つの選択肢であるし、逆に都市部に住んでいる人が地方の大学に通うというのも選択肢として十分考えられる。その環境で４年間生活するということを考えたときに、自分自身がワクワクするような志望大学の選び方をするとよい

例：地元の大学に通う場合、家から通って大学の講義を受けて、アルバイトやサークルをして家に帰ってくるという、高校生のときとあまり変わらない生活を4年間にわたって送る可能性もある。また、地元の人が多いため、ほかの大学と比べて地域性などの面から似たような人が集まりやすい
地元から離れた大学に行った場合、一人暮らしをすると自分自身がやりたいことを制限なく楽しむ、学ぶことができ多様な価値観を持つ人々とかかわることができる。難関大学に行けば行くほど日本全国からすごい人が集まってくる、レベルの高い議論などと触れ合いながら自分自身が成長できる場所となるかもしれない
＊東京での生活がよく、地方国公立は魅力がないという話ではなく、どちらにも良い点、悪い点はあるので、視野を広げて志望大学を選択するのが大切となる

【２：親の望んでいる大学を目指す】　

　　大学は全国におよそ800校ある中で行くことができる大学は、もちろん基本的に１校のみである
いろいろな選択肢を用意したうえで、最終的に選ぶべし
地方で生まれ育つと、どうしても先生の意見、親御さんの意見が優先されがちになる。当然地元の国公立に進学したほうが学費の面からは安く済むが、受験生自身にとって本当に行きたい大学はどこなのか自問自答することが大事

＊親御さんや教師に反抗しろというわけでは必ずしもなく、本当に行きたい大学を見つけて親御さんを説得するような覚悟を見せることが大切
どうせ反対されるから、と向き合うことから逃げるのではなく、自分自身の意見（大学でやりたいこと、夢や希望など）をしっかりと伝え、口先だけの言葉ではなくて日々の勉強の姿勢から行動でやる気をみせることが重要である
金銭的な問題ですぐにあきらめずに、奨学金を借りるなどいろいろな方法で解決策を考えてみよう

【３：今の実力相応な大学を目指す】

　　大学受験は大きな夢を描いていい機会であり、自分の人生をよりよくしたい、高い目標に持っていきたいという思いを持つべき。高校受験とは違い、全国どこの大学でも自分の努力次第で選び放題である
「ここに行ければほんとうに嬉しい」「ここに行ければそのあとの人生に彩りが生まれる」ような目標を持つことが大事
自分の中で勝手に限界を作って、現状に満足してしまうのはやめよう

＊高校1，2年生は夏にオープンキャンパスがあるのでそこで実際の大学の雰囲気やキャンパスを体験し、学生と交流を持つことで夢や目標をイメージすることができる。さらにその後の勉強のモチベーションにもつなげることができるので、自分の知らない世界の一端に触れて視野を広げるためにも、そういった機会に参加するのは非常に大事なこと

【まとめ】

　　以上の説明が、今までの自分の志望校の決め方はすこし視野が狭かったかなあと感じる、ひとつきっかけになればと思っています。自らのやりたいこと、研究したいことをより深く考え、それがどこなら実現できそうか、より多くの情報を収集してみてください。さらに広い範囲の大学を調べて、気になる研究室の先生にメールを送ってみたり、あるいはオープンキャンパスに足を運んでみたりすることをおすすめします。場所によってはもしかするとなかなかの遠出になるかもしれませんが、ふだんとはまったく異なる地域にも魅力を感じることができるでしょう。広いキャンパスを散策して雰囲気を味わうと、実際に行きたい気持ちが湧いてくるのではないでしょうか。