【文系の数学】重要事項完全習得編の正しい使い方
みなさん、こんにちは！
三重県 津市 にある
武田塾 津校 の 山川と申します！
今回は、
河合出版から出版されている
【文系の数学】重要事項完全習得編
の正しい使い方を紹介していきたいと思います！
また、数学の勉強を進めるうえで意識すべきことや
注意すべきところも一緒にお伝えできたらと思います！
数学を勉強するときの意識
まずは、数学が苦手という
受験生のみなさんにお聞きします！
「数学という科目にどのような
意識をもって勉強していますか？」
・数学はセンスがないと解けないもの
・ひらめきがないと数学は勉強しても意味がない
そのように数学を捉えていませんか？
実はこれ、間違ってます。
数学は「暗記」です！
数学も暗記科目
ただ、暗記と言っても機械的に数字や公式を
覚えるということではありません！
その問に対する解き方を「暗記」するのです！
絶対に公式を「丸暗記」してはいけません！
受験数学に苦手意識があるという人は
「数学の勉強は入試問題を解くための武器を揃えていく」
つまり
「受験で頻出の公式や数学の典型的
な解き方のパターンをマスターする」
という意識を持ってほしいです！
【文系の数学】のレベル・特徴・注意点
【文系の数学】のレベル
【文系の数学】は、
高校数学の基本知識や重要事項を
ひと通りインプットし終えた人に
オススメの参考書です！
基礎問題精講を終えた後の１冊に最適
参考書のレベルで言うと
「基礎問題精講」を終えた人や
「CanpassⅠA・ⅡB」をやってみて
まだ問題があまり手につかないなと感じた人
にオススメの参考書となっています！
有名私立の過去問が多く掲載
参考書に載っている問題は
有名私立の過去問題で、
私立文系の数学受験で頻出の
類似問題が多く載っています！
問題のレベルは基礎がメインで
分野の最後に少し発展的なレベルも存在します。
【文系の数学】の到達点
【文系の数学】を仕上げることで、
GMARCHや関関同立の中で
数学が易しめの大学【関西・関西学院・青学】
などの大学の合格点に達することができると見込めます。
【文系の数学】の特徴
【文系の数学】をひとことで表すと
「文系受験数学の頻出問題を知るのに最適な１冊」
です！
典型パターン問題を把握する
文系数学受験に出る頻出問題が
分野ごとに載っているので、
典型パターンを頭に落とし込むことができます！
問題数は、１５２問
と少ない問題数で頻出テーマを学ぶことができます！
また、この一冊で
問題（分野ごとの頻出問題）
→解答（答案の流れ）
→解説講義（テーマの本質的な説明・注意点）
→文系数学の必勝ポイント（テーマのまとめ）
→演習問題（頻出問題の類題）
と１分野のテーマから演習問題まで
一気に学習できる内容となっています。
【文系の数学】の使用上の注意点
【文系の数学】を使用する上での注意点は大きく分けて
①「チャート式」や「Focas Gold」に比べて網羅性が少ない
②解説講義をしっかり読み込む
の２つあります。
①他の参考書と比べ問題数が少ないので
模試や入試本番で見たことのない問題に
出くわす可能性はやはり上がってしまいます。
②問題だけを解いて正解だからOKではありません！
その問題が解けてもその問題と同じ考え方や
似た考え方を用いる問題に出くわした時に
解けるかどうかが１番大切なのです！
解説講義には、そのテーマの本質的な説明や、
何を意識しながら解くのか、注意点などが書かれていて
この解説講義がこの参考書の中で１番大切です！
【文系の数学】の実際の使い方
１．まずは問題にチャレンジする
まずは、自分で問題を考えてみましょう！
１０分程考えてみてもわからなかったら
解答解説は見ずに、解説講義を見てみましょう！
問題を解く上でのヒントになるはずです。
それでも問題を解く道筋が立てられない場合は
解答解説をしっかり確認してみましょう！
解き終わったらページの最後に載っている
必勝ポイントを確認しましょう！
また、問題が自力で解けても必ず
解答解説・解説講義・必勝ポイント を確認してください。
２．解答を自分で再現できるようにする
次は、解きなおしをしましょう！
数学を勉強する上で
最も重要になるのが解きなおしです！
解答をただ覚えたり、解放を丸暗記するのではなく
自分で手を動かし解答の流れ、式の意味を
自分で理解することが大切です！
最終的には、すべての問題を見ただけで
解法の流れをすぐに思いつくようになっていたいです。
基本的には、演習問題はしなくて大丈夫ですが
例題だけでは理解に不安が残るときは演習問題に取り組みましょう！
３．１日に解いた問題を再確認する
最後に、その日に解いた問題を
もう１度確認してみましょう！
すべての問題を完全に解きなおすのではなく
解説講義を読んでも全く分からなかった問題や
理解に不安が残る問題の解答を再現してみましょう！
初見でも解けた問題は
解説講義・必勝ポイントを確認するだけで大丈夫です。
また、武田塾の【文系の数学】のルートは
基本的に１日１０問ずつ
１週間のうち４日間１０問ずつ進め
残りの２日間で進めた４０問を総復習します。
１週間で２．３回解きなおしすることで
長期的に記憶に残りやすい勉強方法になっています！
４．その問題のポイントは何か思い出す
ページの最後にまとめられている
必勝ポイントは、問題を解く上で
意識するべきことや重要な公式などです。
ですので、この問題の 必勝ポイント
は何だったのかをしっかり覚えておきましょう！
５．学習のひと工夫
私が【文系の数学】を実際に
使っていた時のひと工夫なのですが、
問題を初見で解けたら ○
解答解説見て理解出来たら △
解答解説を見ても理解できなかったら ×
など、自分でわかるマークを付けておくと
次に見返したときに復習がしやすくなります！
次の参考書へ進むときの目安・オススメの参考書
次の参考書へ進むときの目安
すべての問題が自力で解けるようになる
先ほども述べたように、
最終的には、すべての例題を問題を見ただけで
解法の流れをすぐに思いつくようになるまで
この参考書は使い込んでほしいです！
入試問題において
典型的なパターンばかりなので
しっかり頭に落とし込みたいです！
考え方の似ている問題が解けるようになる
参考書に載っている問題を解けるようになる
のは参考書を学修する目的ではありません。
本来の目的は、入試問題に出てくる
類似問題を解けるようになることです！
ですので、この参考書で学んだことを
応用できるようになりましょう！
１度過去問にチャレンジしてみる
また、このタイミングで
関関同立やMARCHレベルの過去問に
挑戦してみるのもオススメです！
今の自分の実力と入試問題との差がどれほどなのかを
把握し、次の参考書選びや目指すレベルを確認しましょう！
次のオススメの参考書
【文系の数学】実戦力向上編
【文系の数学】重要事項完全習得編
の次の参考書に１番オススメなのが
【文系の数学】実戦力向上編
同じシリーズの参考書で、
重要事項完全習得編よりも
レベルの高い問題が揃っています！
【国公立標準問題集】CanPass 数学ⅠA・ⅡB
【文系の数学】重要事項完全習得編
を完璧に理解し尽くした人の次の参考書が
【国公立標準問題集】CanPass 数学ⅠA・ⅡB
こちらもアウトプット用参考書で、
国公立２次試験の過去問が載っています！
レベル的には先ほど紹介した実戦力向上編
よりも少し高いという印象ですが
数学に自信がある人や数学を得点源に
したいという人にはオススメできます！
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