豊田市周辺にお住まいの皆様、および武田塾生の皆様こんにちは!
逆転合格専門の予備校・個別指導塾の武田塾豊田校です!
前回の【数学】何ができれば点数がとれるようになるか【勉強法】という記事で、数学の点数を取るためには
1. 教科書にかかれている定義や定理とその例がわかる
2. 計算が正確に、素早くできる
3. チャートなどに載っている基本的な問題解法が言える
という3つが必要であることを説明しました。
3. の基本解法の習得についてよく使われる参考書といえば、『チャート式 基礎からの数学』シリーズ、俗に言うところの『青チャート』ですが、問題数が多いゆえに、使い方に要注意です。
これからどうして使い方を気をつけなければならないか、どう使うのがスマートかを考えてみましょう。
問題提起:1000個の例題、全部やりますか?
青チャートには例題、練習、EXERCISES などさまざまな形式が与えられていますが、例題だけを取り出してもIAIIB だけなら749例題、III も合わせると1042例題もあります。
毎日休みなく、復習の日を設けず一日4つずつすすめるとIAIIB なら半年で、III も合わせれば260日ほどで一周する計算になります。
他の科目もある中で数学だけをやるわけにはいかないので、時間がないほとんどの受験生は、取り組む問題を絞って青チャートをやる必要があります。
コンパスマーク3個目が重要だ
チャートに載っている例題はコンパスマークの数で5段階に難易度が別れています。
おおまかに
コンパスが1, 2個の例題:教科書の例題レベルで考えこむ必要がほとんどなく単純計算で済む
コンパスが3,4個の例題:入試の中では簡単だが典型問題
コンパスが5個の例題:入試の中では標準的な難易度だが、覚えてもそれほど役には立たない
と考えてください。
基本的な解法を(手を動かして)覚えるのが、チャートを使って勉強する目的なので、まずはコンパスマーク3 個目までを習得することを目的にされるとよいでしょう。
状況別に最適な学習計画を考えてみましょう。
学校の授業についていけるが模擬試験ではさっぱり
というかたは、コンパスマーク3個の例題だけを片付けましょう。
コンパスマーク1、2は授業でやるレベルであり、解法というよりは計算練習の雰囲気が強いため、解法暗記のために学習する問題ではありません。
コンパスマーク3個の例題をやって解説にわからない部分があれば1,2 を部分的に取り組むのが賢い使い方でしょう。
計算練習にはそれに適した本(『合格る計算』シリーズなど)があるため、計算練習のために、できるのにわざわざ取り組む必要はないと考えます。
それが済んだらコンパスマーク4をやって入試用問題集に取り掛かるとよいでしょう。
時間がなければ飛ばして入試用問題集をやってもいいと思います。
また、進学校であろうとなかろうと、授業では必ずコンパスマーク1,2レベルの問題には触れるはずなので、「学校の授業」のレベルは関係ありません。
学校の授業についていけない
というかたは、コンパスマーク1,2 の例題をやりましょう。
また、教科書の基本事項が抜けている場合があるため、1,2 の例題で解説を見てつまづくようなら、教科書の該当部分を確認すべきです。
チャートだけでは数学の学習は完結しません。
まずは教科書の数学用語をよく理解して、例を考え、その単元の考え方に馴染むことが大切です。
教科書が理解しづらいのならマセマの『初めから始める数学』シリーズなどを読むのがよいです。
以上が済めばコンパスマーク3 の例題に取り掛かるとよいでしょう。
青チャートを終えた後の勉強方法やその後に使う参考書についてもっと知りたい方はぜひ武田塾豊田校に相談しに来てくださいね!こちらから簡単に問い合わせできます☟
学習のペースを決めよう
学校の授業についていけるかついていけないかでやるレベルを分けるという話をしましたが、それができれば、他の科目の出来不出来などを考えつつ、一日・一週間にどれくらいやるかを決めましょう。
武田塾で特訓(個別指導のことを特訓と呼びます)を受けている方だと、週のうち4日進めて、2日戻り、残りの一日は特訓日というスケジュールで学習を進めていきますが、塾生でないかたも、このスケジュールに寄せて、一週間のうちに2日は復習日を設けてすすめるとよいでしょう。
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そういう人も是非武田塾の無料受験相談を活用してみましょう!☟
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コンパスマーク3個までの例題が理解できると
記述式の模擬試験のそれぞれの大問について、(1),(2) までは(多少の計算ミスがあれど)難なく解けるようになるでしょう。
これだけでは(3) まで完答するのは厳しいと思いますが、(1),(2)までがきちっと出来ていれば河合全統記述模試では偏差値60程度は取れると考えてください。
難関大学とされない地方国公立大学であればよい判定が得られるはずです。
青チャートは数学が苦手な人でも使えます!
青チャートというと数学が得意な人が使う印象がありますが、そんなことはありません。
読めばわかりますが、青チャートはコンパスマーク1,2,3 が例題の大半をしめており、教科書のやさしい問題から出発しています。
また、チャートには難しい方から赤、青、黄、白と四色ありますが、先に述べた青チャートのコンパスマーク3 はどの色のチャートにも程度の差はあれど含まれているため、この記事で述べた用途に限るぶんには色は関係ないということです。
何をもって解法を身に着けたと言えるのか
今回は、青チャートを使った学習方針を説明しました。
方針がわかったところで、次は具体的にどのように勉強するかを考える必要があります。
それは以下の記事をご覧ください。
もっと短期間で基礎を固めて数学で結果を出したい場合
とはいっても青チャートはとても問題数が多い参考書です。
青チャートを攻略していく時間がない方やもっと短期間で数学の基礎固めをしたい方におすすめの参考書があります!
武田塾では、数学の基礎固めに『基礎問題精講』という参考書を進めていきます。
青チャートとの違いは、問題数にあります。
青チャート | 基礎問 | |
数学I+A | 329題 | 145題 |
数学II+B | 420題 | 167題 |
数学III | 293題 | 125題 |
このように、青チャートだと数IAを全範囲一周するのに329題を要しますが、基礎問題精講だと145題で全範囲を一通り解くことができるのです。
期間でいうと…
基礎問 | 1日10題 | 3週間 |
青チャート | 1日10題 | 2か月 |
で完了することになります。
基礎問題精講に載っている問題のレベルは青チャートでいうコンパス2~3のレベルとほぼ同等になっています。
ですので、基礎固めを早く済ませたいという方には基礎問題精講が非常にお勧めです!
この☟動画で中森先生がさらに詳しく紹介してくれているので是非見てみてください。
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まとめ
青チャートは非常に問題数の多い参考書です。
それ故に使い方を間違えると、最後まで解き切れなかったり覚えなくてもよい解法までやってしまったりすることがあります。
授業レベルは分かっていて、模試でもっと点数を稼げるようになりたいという人はコンパス3個の問題を中心に解いていきましょう。授業についていくのも自信がないという人はコンパス1,2個の問題から取り掛かるとよいです。
コンパス3個の問題を完璧にするだけでも偏差値60程度の得点を模試で獲得することができるようになります!
焦らずにまずは基礎となるコンパス3個の問題を完璧にすることから始めていきましょう。
また、もっと早く数学の基礎レベルを一通り固めたいという人には『基礎問題精講』もおすすめです。
青チャートよりも短期間で基礎を固めることができます。
それでもまだ自分にはどちらが合うのか自信を持って始めることができない人は武田塾の無料受験相談に相談しに来てください!いつでもサポートします。お気軽にお申込みください。
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