こんにちは!武田塾豊洲「英検リニューアル・各級の変更点、要約問題の解き方は?」を解説していきます。
先日英語検定協会が発表した英検問題リニューアルの内容を踏まえながら、皆さんに知っていただきたい情報をまとめました。
英検各級ごとの変更点
①英検1級
・リーディング 41問→35問
・語句補充 25問→22問
・長文内容一致 10問→7問(大問が削られる)
・英作文要約問題追加
・内容・構成・語彙・文法の4つ 各0-8点:32点満点
②英検準1級
・リーディング41問→31問
・空所補充25問→18問
・長文読解 10問→7問
・英作文要約問題追加
・スピーキングの質問の前に話題導入文が追加
・内容・構成・語彙・文法の4つ 各0-4点:16点満点
③英検2級
・リーディング38問→31問
・語句補充 20問→17問
・文法問題廃止
・大問3B:長文の内容一致選択4問削除
・英作文要約問題追加
空所補充問題と長文が1つなくなり、要約が増えた
・内容・構成・語彙・文法の4つ 各0-4点:16点満点
④英検準2級
・リーディング37問→29問
・語句補充 20問→15問
・文法問題・熟語問題削除
・長文語句補充1セット3問削除
・Eメールの返事を書く問題が追加
・試験時間75分→80分
⑤英検3級
・Eメールライティングが増える
・試験時間50分→65分
要約問題のポイント(1級・準1級・2級)
内容・構成・語彙・文法がきちんとできているか
内容:設問に答えているか(文章のメインポイントを伝えているか)
本文を読んでいない人にも内容がわかるように書けているかどうか
構成:それぞれの段落のポイントをきちんとつないでいるか(ディスコースマーカーを使えているか)
論理的な構成になっているか
(例)
1. 〇〇には良い点と悪い点がある
良い点は、First, A, In addition, B
However, 悪い点はFirst, C, Moreover, D
First,In addition, Howeverなどディスコースマーカーを使って示す。
ディスコースマーカーとは「つなぎ言葉」とも言われて、日本語では「さらに」、「一方で」、「すなわち」などがあります。英語ではFirst, additionally, while などです。
語彙:受験級のレベルに合った語彙が求められます。
文法:受験級のレベルに合った文法力プラス受験級が低いほどミスの許容範囲が増えることになります。
また、要約問題において重要なことは本文で使われている言葉をそのまま使うのではなく、言い換えて書くことです。そして言い換える時には抽象度を高めることができるかどうかがポイントとなります。
まとめ
以上、2024年の第一回目の英検からリニューアルされる内容、要約問題の解き方についてお伝えしてきました。
武田塾豊洲校オーナーの森田先生がご自身のYouTubeでわかりやすく解説していますので、そちらもぜひご覧になってください。