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英検「準2級」と「2級」の間に新たな級、25年度から導入へ

 

こんにちは!

武田塾豊洲校です。今回は、25年度から英検「準2級」と「2級」の間に導入される新級について紹介していきます。

英検

31年ぶりに新しい級を導入

先日、英検を主催している日本英語検定協会は31年ぶりに新たな級の導入を発表しました。

新たな級は2025年度より導入予定で、「準2級」と「2級」の間に導入されるとのことです。

「準2級」が導入されたのが、1994年。それから31年後、なぜ新たな導入に至ったのでしょうか。

そして難易度は?対象となる目安は?などいろいろ気になりますよね。

新しい級導入の理由

英語検定協会によると、教育関係者や生徒からの「準2級」と「2級」のレベルに差がありすぎると言う現場の意見が多くあり、その意見をすくいあげた結果が、新たな級の導入につながったそうです。

同協会は「準2級」と「2級」のギャップを埋めることで、学習者に身近な目標を提供するために導入したと発表しています。

また、同協会が分析したデータによると、2級までの全級合格者が準2級までの各級合格に要した平均時間は6.8~13.6カ月でしたが、「準2級」から「2級」合格までは約18カ月かかっているそうです。

確かに「準1級」取得してから、「2級」取得まで1年以上かかるとなると、モチベーションが下がってしまいますよね。

どうせなら、スモールゴールを積み重ねて、気づいたら大きいところまでたどり着いていた!というのが理想ですよね。

こんなに違う「準2級」と「2級」のレベル

それでは「準2級」と「2級」のレベルはどれくらい違うのでしょうか。

2023年の第1回の英検のリーディングの問題にフォーカスして、ざっと見てみると以下のような違いが浮き彫りになりました。

一番の違いは長文問題の数と内容です。

「準2級」は、語彙問題と会話問題、長文、英作文で構成されています。長文は4題出ていますが、具体的にイメージしやすい身近なものを取り上げた文章となっています。

「2級」は語彙問題と英作文以外は長文問題になっていて、内容も抽象的な文章、そして科学や歴史など学術問題が多く出題されています。要するにタイムプレッシャーの中で、難解な英語を読み切るスタミナが必要だと思います。

リーディングだけをみてきましたが、「準2級」と「2級」は確かに高い壁は確実に存在すると感じました。

高校2年生は新級取得を目指そう!

それでは新級の目安は何年生なのでしょうか。

同協会によると「準2級」は高校1年修了程度、「2級」は高校3年修了程度の学力を目安としているとのこと。そうなると自ずと新級は高校2年生が対象となりますよね。

高校2年生というと受験を控えた3年生と違って、比較的時間に余裕がありますし、中だるみもしやすい時期、そんな時期に新級取得を目指すのは、モチベーションを絶やさないためにも良いと思います。

また現在の大学入試の英検利用では「2級」、「準1級」を対象としている大学が多いので、2級への踏み台として利用してはどうでしょうか。

そうは言っても2025年度からなので、現高2生は頑張って、2級を目指しましょう!

まとめ

英検協会が発表した新級導入について今回は紹介してみました。

級が増えることはチャンスが増えることと捉えて、積極的にチャレンジしていきましょう。

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