こんにちは!
武田塾豊洲校です。今回は「学部割れ大学のキャンパス格差に気をつけよう!」というテーマで、人気大学のキャンパスについて紹介していきます。
「学部割れとは」大学とは
都会でのキャンパス生活に憧れて地方から上京してきた受験生が、「せっかく東京に出てきたのに、こんな田舎なんだ~」とショックを受けることがよくあります。
また、都心にキャンパスを構えている大学に入学したら、自分の学部だけは郊外だったというのもよくあるケースです。
学部によってキャンパスが違う「学部割れ」大学というのが存在します。たとえキャンパスが違っても両方都心にある大学の場合にはさほど問題はないのですが、なかには自分の学部だけが東京とは思えないほど、カントリーサイドにあると、外れくじをひいたような感情を持つ人も多いのではないでしょうか。
自分にとっての理想のキャンパスライフを送るには、自分が入学したい学部のキャンパス環境も事前にきちんと調査することがとても大切です。
ギャップの大きい都内の主な学部割れ大学
それではここでは学部によってキャンパスのギャップが大きい大学、その中でも受験生に人気のある早稲田大学、立教大学、法政大学、中央大学の文系学部を取り上げ、詳しく紹介してきます。
メインのキャンパスが都心の便利な場所にあり、華やかで、活気ある雰囲気に包まれていればいるほど、郊外にある学部との格差を大きく感じるのではないでしょうか。
もちろん都心より、緑が豊かな自然の中でのキャンパスライフを送りたい受験生もいると思うので、自分に合う、合わないを確認しながら読んでみてください。
早稲田大学
早稲田大学の文系学部は3つのキャンパスに分かれています。
早稲田キャンパス(新宿区西早稲田):政治経済学部・法学部・教育学部・商学部・社会科学部・国際教養学部
戸山キャンパス(新宿区戸山):文化構想学部・文学部
所沢キャンパス(埼玉県所沢市):人間科学部・スポーツ科学部
早稲田キャンパスは「本キャン」と呼ばれている早稲田大学のメインのキャンパスであり、アクセスもJR新宿駅まで電車で10分と非常に便利な場所にあります。早稲田大学のシンボルの大隈銅像があるのもこのキャンパスです。キャンパスは常に多くの人が行き交い、活気に満ち溢れ、まさに青春を謳歌したい人にはお勧めのキャンパスです。
「文キャン」と呼ばれている戸山キャンパスもJR新宿駅まで電車で10分とアクセス良好な場所に位置しています。女子率が高く、校舎も綺麗でおしゃれな雰囲気のキャンパスです。キャンパス内にはスターバックスやおしゃれなベーカリーなどもあり、きらきらキャンパスライフにあこがれている人はぜひ検討してみてくださいね。
所沢キャンパスは「とこキャン」と呼ばれていて、西武池袋線小手駅よりバスで15分程かかり、アクセスはあまり良いとはいえません。駅周辺にもあまりお店もなく、ちょっと物足りなく感じる人もいると思います。ただ、広大な敷地、運動場には恵まれているので、スポーツ科学部には最高の環境で学べるキャンパスではないでしょうか。また自然の中でゆったりとしたキャンパスライフを送りたい、研究に没頭したい学生には向いていると思います。
立教大学
立教大学のキャンパスは2つのキャンパスに分かれています。
池袋キャンパス(豊島区西池袋):文学部・異文化コミュニケーション学部・経済学部・経営学部・社会学部・法学部・GLAP
新座キャンパス(埼玉県新座市):観光学部・コミュニティ福祉学部・現代心理学部
立教大学のイメージというと池袋という都心にありながら、歴史を感じさせる赤レンガに蔦が絡まった美しい校舎を想像する人が多いのではないでしょうか。そしてクリスマス時期には本館前の大きなヒマラヤ杉が大きなクリスマスツリーへと変身。まさに都会でおしゃれなキャンパスライフをイメージしていた人には池袋キャンパスがぴったりです。
新座キャンパスは池袋から東武東上線に乗り、約20分で志木駅に到着。そこから徒歩15分とアクセスにやや難があるものの校舎は新しくきれいで開放的な雰囲気があります。周辺はファミリー層が住む住宅地でもあるので、スーパーマーケットやコンビニはありますし、志木駅近くには飲食店もある程度揃っていますので、そんなに不便は感じないと思います。空気も綺麗で、都会の渋滞や喧噪が苦手な人にはお勧めです。
また新座キャンパスにはあまり他の大学にはない特殊な学部もあるので、どうしてもその学問を勉強したい人はキャンパスより学部ありきで決めた方が後悔はないと思います。
法政大学
法政大学の文系学部は2つのキャンパスがあります。
市ヶ谷キャンパス(千代田区富士見):法学部・文学部・経営学部・国際文化学部・人間環境学部・キャリアデザイン学部・GIS
多摩キャンパス(東京都町田市):経済学部・社会学部・現代福祉学部・スポーツ健康学部
法政大学ほど、学部によって落差がある大学はないのでしょうか。なんといってもメインの市ヶ谷キャンパスは都会の真ん中にあり、地上27階超高層「ボアソナード・タワー」をシンボルとする都市型キャンパスとなっています。高層階からは東京タワーや富士山、そして夕日や花火までも見ることができるという絶景スポット。遊ぶのにもバイトにも便利で、都会のメリットをたっぷりと享受できます。
多摩キャンパスは「秘境キャンパス」と呼ばれていて、新宿から京王線の準特急で約45分の「めじろ駅」が最寄り駅となっています。キャンパスはそこからさらに山道をバスに揺られながら10分程度いったところにあります。山の中にあるキャンパスなので、冬の寒さは厳しいですが、自然が豊かで、バーベキューやスポーツなども思う存分楽しめます。バイトや飲み会は、八王子周辺で十分楽しめますが、店で飲むと帰りの時間が気になるので、必然的に一人暮らしをしている学生の家での宅飲みが多くなりがちです。それも楽しい学生時代の思い出になりますよね。
中央大学
中央大学の文系学部は3つのキャンパスがあります。
茗荷谷キャンパス(文京区大塚):法学部
市ヶ谷田町キャンパス(新宿区市谷田町):国際情報学部
多摩キャンパス(八王子市):経済学部・商学部・文学部・総合政策学部・国際経営学部
茗荷谷キャンパスは2023年4月より、中央大学の看板学部である法学部のキャンパスとして多摩キャンパスから移りました。丸の内線茗荷谷駅から徒歩1移転の分という好立地で、地上8階、地下2階で、5階にある屋上庭園は、学生の憩いの場となっています。外観は英吉利法律学校やイギリス法曹院を意識したインテリアを使用していて、法律を勉強するのにはうってつけの環境です。
市ヶ谷田町キャンパスも2019年に新装したばかりの15階建ての都市型キャンパスで、「ミドルブリッジ」と呼ばれています。アクセスもJR市ヶ谷駅から徒歩5分以内と好立地で、官公庁や産業界との連携も図りやすくなっています。教室はガラス張りになっていて、開放感たっぷりで、最新鋭の設備が充実しています。
多摩キャンパスは中央大学の文系のメインキャンパスで、多摩都市モノレール「中央大学・明星大学」からキャンパスへは直通でいけますが、京王線「多摩動物公園」で降りるとそこからキャンパスまでは登らなくてはなりません。キャンパスはとにかく広くて、キャンパス移動に時間はかかりますが、ほぼキャンパス内にすべてが揃っています。特に学食は、学食専用の4階建ての棟があり、ありとあらゆるメニューが揃っていて、料金もリーズナブルで、日本一おいしい学食との評判もあります。
まとめ
以上、人気大学の学部割れ大学のキャンパスの特徴を伝えてきましたが、人によってキャンパスに求めるものは違うと思いますので、それぞれ自分がどのような大学生活を送りたいかに基づいて、決めていってくださいね。また、もし時間があるようでしたら、一度キャンパスを訪れて雰囲気を味わってみるのをお勧めします。