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【武田塾 豊中校】アメリカとソ連の現代史 世界史の流れまとめ

豊中市で塾をお探しの皆さんこんにちは、武田塾豊中校です。

武田塾豊中校は、阪急豊中駅から徒歩5分。

趣きのあるビルの3階に構えている塾です!

武田塾豊中校は近隣の高校からの生徒さまが一番多く、豊中高校、池田高校、刀根山高校、履正社高校、桜塚高校、梅花高校、千里青雲高校、金蘭千里高校、雲雀丘学園高校、箕面高校、箕面自由学園高校、清風高校などから来てくれています。

また、地域でも様々で豊中市以外の地域からも、大阪市、池田市、吹田市などからも通塾いただいております。

今回は、世界史の現代史の特定の範囲に関して解説していきます。

現代史は時間がなくて勉強が間に合ってないという人が多いと思います。

そうゆう人は、是非参考にしてください。

では、行きます!

今回は現代史の中で特に重要なアメリカとロシアの歴史について解説です。

世界史の覚え方

解説に入る前に、覚え方について軽く話しておきたいと思います。

ここで話す内容は個人的なものなので、参考程度にしてもらえれば構いません。

私は受験生時代、講義系参考書を読み込んで、それを誰かに授業をするつもりで一人で説明するということをひたすらやっていました

これができるようになると、歴史の流れと用語を一度に覚えられる上、個々の出来事の関連性も掴むことが出来ます

しかも、自分で説明するので、覚えたつもりで実は覚えていなかったということが起きず、確実に覚えることが出来ます。

入試に関しても、流れが理解できているので共通テストは対応できますし、自分で思い出すという作業をしているので、私立大学の問題でも対応することが出来ます。

 

アメリカの歴史

まず、戦後の世界は大きく2つの勢力に分けることが出来ます。一つがアメリカを中心とした西側陣営、もう一つがソ連(今のロシア)を中心とした東側陣営です。

ここでは、西側陣営の中心であるアメリカの歴史に絞って説明していきます。

アメリカの歴史を理解する時のコツは、大統領ごとに区切って覚えることです。こうすることで複雑な歴史を整理しやすくなります。

ただ、ここで1つ問題があります。それは、大統領の名前を覚えないことには始まらないということです。

いくらどの大統領が何をしたかを覚えても、大統領の順番を覚えていないと流れを掴むことができず、実際の入試で使える知識になりません。

なので、まずは戦後の大統領の名前と順番を覚えてください

ここで、大統領を覚えるために私が実際に使っていた語呂合わせを紹介します

それは(とあけじょ/にふぉかれ/ぶくぶ/おとば)です。

これは戦後の大統領の頭文字を順番にならべたものです。

これをひとかたまりとして覚えるのは非常に大変なので、スラッシュに区切って覚えるとすぐに覚えられると思います。

まずはこれを何回も唱えて頭に叩き込んでください。

ここからはそれぞれの大統領が行ったこと及び起きた出来事を紹介します。

ただ羅列するだけでは覚えにくいので、ストーリーにして書いてみました

大切な用語は赤字にしているので、読むのが大変な人は読み飛ばしてもらって大丈夫です。

まずはトルーマン大統領です。

トルーマン大統領は終戦直前に大統領に就任し、対日講話に向けた会談であるポツダム会談を行い、原爆の投下を行い、、日本に甚大な被害を与えました。

戦争が終結するとトルーマン宣言発表し、ヨーロッパに対してマーシャルプランと呼ばれる経済援助を行いました。

これは、ヨーロッパに対してアメリカの影響力を拡大し、ソ連を排除するという封じ込め政策の一環でした。

次は、アイゼンハウアー大統領です。

アイゼンハウアー政権では、ジュネーブ4巨頭会談が行われ、アメリカとソ連の宥和が進みました。

この宥和状態を雪解けと言います。

しかし、ソ連は宥和的な姿勢を見せつつも、密かに核実験を行っていました。

そんな中で、キューバで共産主義革命を機に、ソ連は核兵器をキューバに送り込みアメリカとソ連が一触即発になりました。

これがキューバ危機です。

この時、アメリカの大統領はケネディ大統領に代わっていました。

その後、ソ連とアメリカの話し合いによって戦争は回避され、核軍縮に向かいました。

そこで制定されたのが部分的核実験禁止条約(PTBT)です。

これによって地上での核実験は全て禁止となりました。

ケネディ大統領の時には黒人差別撤廃に向けた公民権運動がキング牧師によって行われ、

次の大統領であるジョンソン大統領の時に公民権法が制定され、黒人にも市民権が保証されました。

ジョンソン大統領は米国艦隊が攻撃されたとしてベトナムに空爆を行い、ベトナム戦争が勃発しました。

この戦争は次のニクソン大統領の時にパリ和平協定を結んで終結しました。

この頃、五大国以外の国が核兵器を持つことを禁止する核拡散防止条約が制定され、デタント(緊張緩和)に向かっていきました

次のフォード大統領を挟み、その次のカーター大統領はアフガニスタンの問題に対応できず、アメリカの権威は失墜しました

その次のレーガン大統領は大規模な軍拡に乗り出したものの、軍事費が拡大し赤字となりました。

その頃、ロシアはチェルノブイリ原発事故をきっかけに、ゴルバチョフ大統領が改革を行ったため、

レーガン大統領の次のブッシュ大統領とゴルバチョフ大統領がマルタ会談を行い、冷戦が終結しました。

次のクリントン大統領の時にはオスロ合意が結ばれ、パレスチナの和平が実現しました。

しかし、その次のブッシュ(子)大統領の時は、同時多発テロイラク戦争などの戦争が続き、平和な状態は長続きしませんでした。

リーマンショックの後オバマ大統領が就任し、オバマケアという保険制度改革は成功したものの、イスラム国などの台頭によって国際情勢は悪化しました。

その後トランプ大統領が就任し、アメリカ第一主義を掲げたため米中摩擦が深刻化しました。

そしてバイデン大統領が就任し、今に至っています。

ソ連の歴史

ソ連は、アメリカよりも任期が長い大統領が多いので、アメリカに比べて大統領の数は少ないです。

とはいえ、覚える必要はあるので、頑張って覚えましょう。

ソ連の歴史はアメリカの歴史と関係している部分も多いので、アメリカとの関係も意識するとより知識が深まります。

余裕がある人は関係も意識するといいでしょう。それでは、ソ連の歴史について解説していきます。

ソ連は戦前からスターリンの独裁政権が続いていました。

ソ連はアメリカの封じ込め政策に対抗して各国の共産党代表を集めてコミンフォルムを結成し、経済援助であるコメコンも行いました。

更に、NATOに対抗してワルシャワ条約機構を結成しました。

スターリンの死後大統領となったフルシチョフは核戦力を持つための時間稼ぎとして雪解けを演出しようと考え、ジュネーブ4巨頭会談が行われました。

更にフルシチョフはスターリン批判を行い、アメリカに対して平和共存を訴えました。

その後、ミサイルを発明してキューバ危機を引き起こしたが、無事に解決し軍縮に向かいました

フルシチョフが失脚した後のブレジネフ政権下では、チェコスロバキアでソ連の体制に反発し反乱(プラハの春)が起こりましたが、ソ連はワルシャワ条約機構軍を動員し弾圧しました。(チェコ事件)

この頃、中東でイスラム革命が起き、親ソ政権であるアフガニスタンに革命が波及することを恐れたため、ソ連はアフガニスタンに侵攻しました

次に大統領になったゴルバチョフはチェルノブイリ原発事故をきっかけにペレストロイカグラスノスチという改革を行い、マルタ会談を行って冷戦を終結させました。

その後、ソ連は解体し、今のプーチン政権に至っています。

おわりに

いかがだったでしょうか。

覚えることが多くて大変だと思ったかもしれません。

しかし、実際の入試では上に書いたことが出題されます。

ただ、根気よく勉強し、少しずつでも覚えていけば必ず成長する科目なので、このブログを参考にして、

頑張ってください。

 

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