皆さんこんにちは
武田塾豊中校です。
武田塾は逆転合格のできる塾です。
武田塾豊中校は近隣の高校からの生徒さまが一番多く、豊中高校、池田高校、刀根山高校、履正社高校、桜塚高校、梅花高校、千里青雲高校、金蘭千里高校、豊島高校、東淀川高校、大商学園高校、雲雀丘学園高校、箕面高校、箕面自由学園高校、早稲田摂陵高校、園田学園高校、追手門学院高校、清風高校、大阪学院高校、関西学園、千里国際高校、生駒高校、四天王寺高校などから来てくれています。
また、地域でも様々で豊中市以外の地域からも、大阪市、池田市、箕面市、吹田市、豊能町、能勢町などからも通塾いただいております。
今回は浪人を考えている人に向けてアドバイスを紹介したいと思います。
受験が終わり、うまく勉強ができなかった人、惜しくも志望校に届かなかった人も居るのではないかと思います。
私自身、一年ほど浪人して大学に入学しました。
私の経験や周りで浪人していた人の経験を踏まえて話します。
浪人を考えている方の手助けになれば幸いです。
浪人の実態
基本的に浪人は苦しいものだと考えてください。
勉強が好きで楽しく過ごす人も居ますが、ごく少数派です。
1年間勉強し続けるので、多くの人が途中で嫌になります。
また、成功が保証されているものでもありません。プレッシャーと闘いながら勉強していかねばなりません。
生活面
勉強づけの毎日です。
私は予備校で授業含め最低12時間は勉強していました。
遊びに行くこともほとんどなく、4月に一度映画を見に行き、それ以降は家と予備校の往復でした。
月曜から土曜は予備校に行き、授業を受けたり、自習をしたりしていました。日曜は自宅で学習していました。
特に理由がなければ、予備校などに通うことをおススメします。
バイトをしながら勉強をしたり、自宅で浪人をしたりする方(宅浪)もいますが、
タスク・時間管理がとても上手であり、
かつ、意志が強く、誘惑に負けない方にしかできない芸当です。
分からないところを聞いたり、集中して勉強できる環境がそろっているので、予備校に通うことをお勧めします。
また、浪人は若干肩身の狭い思いをします。
高校生でもなければ、大学生でもなく、社会人として働いているわけでもないからです。
その分しっかり勉強するのです。
勉強面
勉強に関しては浪人を決めたその日から早急に取り掛かります。
私は前期試験で不合格になったら浪人すると決めていたので、前期試験の合格発表の日から勉強に取り掛かりました。
3月から勉強を始めたおかげでスムーズに4月からの予備校の生活に入れました。
3-6月は伸ばさなければならない科目、苦手科目の基礎固めをします。
この4カ月が受験を左右するといっても過言ではありません。
理由は後述します。私は数学と理科、古文漢文をここで固めてしまいました。
7-10月は発展問題に取り組みます。
3-6月に固めたところがここで生きてきます。まず、基礎固めで点だったものが次第につながって線になります。
解法暗記にならず、概念から体系的に理解することが出来てきます。
次に模試で良い結果を出せます。
昨年はE判定ばかりであったのが、この時期からAばかりなりました。
基礎を徹底したことで抜けがなくなります。そうするとモチベーションも上がって勉強が楽しくなります。
上記のため、3-6月の勉強が非常に重要となってきます。
11-2月は共通テスト対策、過去問演習になります。
私は二次比率が高かったので、国社は12月に入ってから重きを置き、英数も1月から共通テスト対策に切り替えました。
共通テスト対策は国社に関してはパック模試や過去の模試の復習、センター過去問を10-15年ほど、英数は共テ問題集を何回かやりました。
あまり覚えていませんが、それぞれパック模試とは別に5回ほどやったと思います。
共通テストは時間との勝負なので、時間に余裕のあった理は二次対策を続けました。
苦手な人は配点や自身の苦手と相談しながら勉強のペースを決めましょう。
共テ後も二次の勉強を続け、過去問は数学20か年、英語10か年、理か15か年を2-3周ほどしました。
また、予備校のテキストも並行して行いました。
特に英語はいろんな大学の文章に触れ、それぞれ特徴があると感じました。過去問分析の重要性を改めて理解しました。
以上のような流れで勉強し、大学に合格しました。
精神面
多くの人が精神的に崩れます。
私は予備校に友達がたくさんいたので、模試で競い合ったり、分からなかった問題、興味深い問題を友達と考えたりしていたので、比較的安定していました。
模試の結果も良かったので、精神的に大きく乱れることはありませんでした。
しかし、全員がそうとは言えません。
一年ほど宅浪をしていた友達は本当に辛かったと言ってました。
また、勉強をしても成果がなかなか出ない焦りや、後がない不安から閉じこもってしまう人も居ました。
精神的なケアが難しい場合、とても苦しい一年になると思います。
浪人が向いている人
次に浪人に向いている性格や人について説明します。
安易な浪人の選択は自分を苦しめます。
今一度その確認をしてみてください。
環境が整っている
まず、勉強を教えてくれる人がいることです。自分で分かることには限界があります。誰かしらすぐに質問できる人がいるとスムーズに勉強できます。
次に集中して勉強できる場があることです。自宅で勉強していると誘惑が多く集中できないという人も多いと思います。
予備校や自習室、図書館等がお勧めです。次に浪人仲間がいることです。知った顔がいるだけで、とても安心感があります。一人だと難しい悩みも友達がいれば相談できます。
環境は非常に重要です。自分一人ではなかなかやりづらいことも周りに同じ境遇の人がいれば、安心感を持ちつつ、そして切磋琢磨しながら勉強に向かえます。
伸びている実感がある
1-2月に伸びしろを感じ始めていることです。
現役生の時に勉強を続けてきた成果が出始めているのであれば、浪人して伸びる可能性はあると思います。
実際私も伸びしろをこの時期に感じ、最初の4カ月が一番伸びました。勉強を続ける気があることも必要です。
続ける気がないのに浪人しても1年どぶに捨てることになります。それなら多少妥協して今の学力で行ける大学に行く方が良いかと思います。
どうしても行きたい大学、学部がある
難関大や医学部などそこでなければできないことがあり、どうしてもそこへ行きたいならば浪人も視野に入れましょう。
人生は一度なので、どうしてもというならそれも自分の人生なので、いいと思います。
浪人が向いていない人
勉強が好きではない
勉強が好きでない人に浪人はお勧めしません。一年間の勉強生活はやはり長いと思います。
受験では自分の嫌いな科目も勉強しなければならないと思います。
それならば、大学に行って自分の好きな勉強をやる方が楽しいと思います。
勉強だけでなく、趣味やサークル活動もあるので、大学生であれば、そちらに没頭すくこともできます。
志望校に強いこだわりがない
特に行きたい大学、学部があるわけではない人は大学に入ってから、自分を見つめなおしてもいいと思います。
浪人する理由がないにもかかわらず、一年間過ごすわけにはいきません。
環境が整ってない
既述の通り、勉強を教えてくれる人、集中できる場、友達がいることは勉強面・精神面でかなり重要です。
少なくとも集中できる場は必ず必要です。最初は大丈夫だと思っていても、途中で必ず孤独感に苛まれます。
浪人を考えているのであれば、勉強面だけでなく、精神面も考慮してください。
まとめ
いかがでしたか。浪人生の生活が少しわかったと思います。浪人はやはり苦しいです。耐えて耐えて勉強を続けます。
その分、合格した日の喜びは一入だと思います。私は一年間浪人し、金銭面や生活面で親に苦労を掛けたので、無事合格したという安堵感が大きかったです。
浪人をするか否か、自分の意思でしっかり考えてください。