みなさんこんにちは。
武田塾豊中校です。
武田塾は逆転合格のできる塾です。
毎年、数多くの逆転合格生を輩出しています。
そろそろ、本格的に志望校を選ぶ時期です…
学部選びに迷っている人は居ませんか?
特に高校3年生は早めに行きたい大学・学部を決めて、勉強の道筋を立てましょう!
さて、今回はあまり違いが分かっていない人が多いのではないかと思われる
文学部
外国語学部
国際学部それぞれについてお話したいと思います。
3つの学部全てに共通する部分
インターナショナルスクールが増え、小学校では英語教育が導入される現代、
海外に憧れを持っていたり、国際的な視点を持った生徒さんが多く見受けられます。
そういった生徒さんにとって候補に挙がるのが
文学部(英米文学科など)・外国語学部・国際学部
などであると思います。もちろん、外国語大学もその選択肢の一つです。
一見どの学部も同じように思うかもしれませんが、中身は意外と異なります。
よくホームページやパンフレットを見てみてください!!
オープンキャンパスに行ったりして実際の雰囲気を体感したり、話を聞くのも良いと思います。
上記に挙げたどの学部にも共通することは
「外国語(英語を含む)やその文化をについて学べる」
「国際的な話題について学んだり議論したりできる」
「多国籍な教員・仲間と一緒に学ぶことができる」
「他の学部に比べて留学制度が充実している」
「将来英語・外国語を活かした職や海外勤務を目指すサポートがある」 などだと思います。
では一体どの学部を選べばよいのでしょうか。
もちろん偏差値的な話もありますが、まずは自分がどこに興味があるのかを軸に考えてみましょう。
国際学部
あえて…一番難易度&偏差値の高い国際学部を一番に紹介します。
将来グローバルなフィールドで活躍するための人材育成を目的とする場所が国際学部です。
簡単に言えば「英語を学ぶのではなく、英語で学ぶ」学部になります。
インターナショナルな企業や海外での就職活動やインターンシップに備えたサポートなども充実しています。
国際学部では留学が必須である場合も多く、
より実践的な英語力を磨くことが出来ます。
また、国際基督教大学のように教養学部しかないが、非常にインターナショナルでハイレベルなため、国際学部と捉えて良いような大学もあります。
難点を挙げるとすれば、入ることが難関だという点です。
例えば、関西学院大学の国際学部をご存じでしょうか。
偏差値、競争率は非常に高くなっております。
その主な理由は受験者の中に帰国子女やハーフ、留学生が多いことです。
また、公募名などで入試要項に課されている英検やTOEICスコアもかなりの高得点が必要であったりします。
個人的に、私(武田塾講師)は大阪大学の国際公共政策という研究科に所属しており、
国際学部のように英語で様々な問題について学び、議論し、研究しています。
研究科の仲間は半数ほどが外国からの留学生のため、英語は意思疎通のツールであり、
みんな話せることは当たり前という環境に身を置いています。
非常に楽しいです✨✨
文学部
文学部はその名の通り文学について学ぶ学部です。
大学ごとに内容・内訳は異なりますが、
基本的には哲学、外国語、古典などから自分の学びたい学科を選ぶことになります。
これは入学してからではなく受験をする時点で決定していなければいけません。
これは下の外国語学部にも共通することですが、
例えば、大阪大学の外国語学部ではかなりマイナーな外国語学科を選択して受験する人も少なくはありません。
(その言語に興味があるのか、穴場と言われているからなのか、それは諸説あり、個人差ありです…!)
外国語学科としてはは英語やフランス語、ドイツ語、スペイン語などが選択肢として見受けられます。
文学部は外国語大学や外国語学部とは異なりますので、
マイナー外国語などを学びたい人は以下で登場する外国語学部がお勧めです。
他学部であっても英語や第2外国語を学ぶ機会はあると思いますが、
専門的にその言語やその文化・文学について学びたい人は文学部も選択肢として考えてみましょう。
就職については最後に触れますが、
イメージしやすい例を挙げると「英語教員を目指したい」という人は文学部の英文学科がぴったりだと思います。
実際、中学や高校の英語教員は英文学科出身の方が比較的多いです。
また、文学部は就職に困るなんて逸話がありますが、私はそんなことは全くないと思っています。
外国語学部
外国語学部は、その外国語について学んだり、その言語を使って地域研究をする学部というイメージを持ってください。
地域研究という言葉はまだ聞いたことがないかもしれませんが、
その国や地域の文学にとどまらず、言語や文化や地理、政治、国際情勢などを含めて幅広く学びます。
「文学にとどまらず」という点で、文学部とは大きな違いがあります。
例えば東京外国語大学は日本唯一の国立外国語大学であり、
マイナー外国語を含め、かなり多くの言語を扱っています。
また、武田塾豊中校から近い大阪大学は日本の国立大で唯一外国語学部を持っており、
北欧からアフリカまでの非常に多様な言語を扱っています。
このような大学、外国語学部では国際学部と同様ハイレベルな人が集まっており、
卒業後、国際的に活躍している人も多いです。
実際に、大阪大学の外国語学部を経て、
ヨーロッパの大使館で働いていたという人に出会ったことがあります。
就職先
受験生のみなさんの中には、
行きたい学部・学科から将来就きたい仕事までの道筋を既に立てている人から、
特に行きたい学部や学びたいことなく、
目標が漠然としており「とりあえずそこそこの大学に合格できればな」なんて人も居ると思うのですが…
就職先について述べると、
今回列挙して比較した3つの学部については就職先にそこまで大きな違いはありません。
大学では基本的に卒業する学部に関係なく様々な業種のへの就職が可能です。
もちろん、医師免許や弁護士免許、
公認会計士や公認心理士など、
必ず特定の学部に属し、所定のプログラムを修了しなけらばならない例もあります。
しかし、逆にそれらの資格を取ったからといって必ずその職業に就かないといけないというわけではありません。
文学部にいるから教員免許を取らないといけない、
教員免許をとったから教員にならないといけないというわけではないということです。
勝手に選択肢を狭めてしまう前に、大学のことは講師などに聞いてみましょう!
最後に
少しは3つの学部の違いについてお分かりいただけたでしょうか。
先ほども述べましたが、
大学やその学部、
就職など将来像についてあまりイメージが持てないときは遠慮せずに講師陣に相談してみましょう!
みなさんが少しでも興味のあることを見つけてくれて、
モチベーションアップにつながるのであれば、
それはこちら側としてとても嬉しいことです!