みなさん、こんにちは!武田塾豊中校です(^^)
さて、今回の記事の内容についてですが、、高1~高2生向けの記事となっていまして、
「古文の読み方の参考書徹底比較!」というテーマでお送りします★
富井の古文読解をはじめからていねいに
VS
岡本梨奈の1冊読むだけで古文の読み方&解き方が面白いほど身につく本
果たしてどちらが良いのか!?を徹底比較していきたいと思います。
高1・高2生で、古文単語や古典文法が終わった後に、絶対にやってほしいのが、古文の読み方を学ぶ参考書です。
古文は読み方が全てですし、正しい読み方を学んだ上で勉強を進めてほしいので、本日紹介する二つの参考書の良い部分と比較をそれぞれ紹介していこうと思います。
結論:生徒のレベルによってどちらが良いか分かれる
ずばり、古文が苦手という方は「富井の古文読解」がおススメ!
古文が得意な人や、難関大で古文を使うという方は「岡本梨奈の1冊読むだけで~」を推奨します。
この2冊に共通している点としては、
省略の多い古文の文章に対して、「その省略をどうやって補えばいいか」をいろんな考え方、例えば助詞を使った考え方や敬語を意識した読み方などの、読み方やアプローチ方法を教えてくれているところです。
これって、とても大事なことで、
この読み方やアプローチ方法を知らないと、いつまで経っても、古文単語を覚えたのに・古典文法を覚えたのに、本文になると全然内容が掴めなくなってしまうんです。
古文の文章の読み方・解き方を知るだけで、古文の見え方が大きく変わってきます。
ですので、どちらの参考書を使うにしてもまずは、「古文の文章の省略をどうやって補いながら読めば良いのか」を知っていってください!
富井の古文読解をはじめからていねいに
「富井の古文読解をはじめからていねいに」は、その後、
古文常識のパートや、古文のジャンル別の読み方などが加わってきます。
例えば古文常識で言うと、、
古文の世界で病気になった人がいるとします。
現代人からすると、「病院行こう」や「薬もらいに行こう」となるはずですよね。
しかし昔の人はどうしていたでしょうか??
「お祈りをしていた」んですね。
お坊さんを呼んできて病気が治るように祈らせていたんです。
↑このような古文常識が書かれています。
また、「随筆」の文章はこんな風に読もう!だとか、「日記」はこう読もう!というような、ジャンル別の文章の読み方を紹介してくれています。
ということで、「富井の古文読解をはじめからていねいに」はとにかく読むということに特化しています。
なので、最初は解き方や細かいテクニックとかは置いておいて、まず古文が苦手な人が文章を読めるようにするために、「読み方を学ぶ」ことに特化しています。
岡本梨奈の1冊読むだけで古文の読み方&解き方が面白いほど身につく本
一方こちらは、タイトルにも「読み方&解き方」と書いてあります。
この「解き方」の部分は、富井には無いんです。
例えば、どんな「解き方」が書いてあるかというと・・・
選択肢を利用して文章を読め!だとか、前書きを押さえて人物関係を把握しよう!というテクニックを教えてくれています。
また、古文の和歌の読み方・解き方も教えてくれています。(和歌の攻略法が書いてある参考書は少ないのですが、この本はとても分かりやすく解説してくれている貴重な存在です)
岡本先生の「解き方」のポイントをきちんと押さえることで、古文の文章を読めていなくても、選択肢を利用したら正解できることもあるということです!
難関大を目指す方や、テクニックを身に付けてなんとか古文を乗り切りたい!という方には超おススメの参考書です。
富井or岡本 どっちがいい??
富井の古文読解をはじめからていねいに
古文が苦手な人に「読み方」だけでなく「解き方」まで教えてしまうと、古文の本質である「省略を補う」ということをあまりしなくなってしまい、「解き方」の方ばかり意識してしまう恐れがあります。
これは、古文ができるようになるには遠回りな方法になってしまうんです。。
まずは「読み方」が全てです!「読み方」の上に「解き方」があると考えると、土台となる「読み方」は一番重要だと分かるはずです!
その「読み方」に特化した参考書がずばり「富井の古文読解をはじめからていねいに」なので、苦手な人はそちらを使用してほしいです。
また、この本はレイアウトがとても整っています。イラストが豊富に使われていたり、別冊できれいにまとまっていたりするので、
すごく復習がしやすい参考書になっています。今後新しい参考書に進んでも、古文の難しい問題にぶち当たったり、読み方の復習をしたいときに、この本はとても役に立つことでしょう。
岡本梨奈の1冊読むだけで古文の読み方&解き方が面白いほど身につく本
ある程度古文が得意だという方は、岡本梨奈の「読み方」と「解き方」が2つ組み合わさっている本でも、「読み方」を押さえたうえで「解き方」を学んでいけると思いますので、こちらを使用しましょう!
レイアウトに関しては富井に劣るところはありますが、「解き方」も掲載してくれている分、情報量は勝ります。解説の詳しさも、富井の本より詳細に書いてあるので、もっともっと古文を伸ばしていきたい生徒さんにはこちらがおススメです。
また、古文の長文演習をする際には大人気シリーズ「岡本梨奈の古文ポラリス」がおススメなのですが、そこにスムーズにつなげやすいというメリットもありますね。
参考書の使い分けの考え方としては、こんな感じになります(^^)
さいごに
いかがでしたでしょうか??
結論としては、どちらもすごく良い本なので、今の古文の力がどうなのかで適切に選んでほしいと思います(^^)
どちらかでどうしても迷う場合は、思い切って「富井」からスタートさせるのが無難そうですね!
古文の「読み方」をしっかり学び、古文を得意科目にしていってほしいと思います!
本日紹介した内容は武田塾チャンネルでも紹介されています。
ぜひご覧ください★
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