大和大学の入試対策と傾向【理科編】~大和大学完全攻略~
こんにちは!大学受験専門の武田塾豊中校です。
武田塾は授業をせず、一人ひとりに合ったカリキュラムで自学自習をサポートする予備校です。
その結果、数々の逆転合格者を輩出してきました!
さて、今回のブログのテーマは「大和大学の入試対策(理科編)」です。
大和大学関連の記事
大和大学の入試対策と傾向~学部・学科、入試方式、英語・国語・数学・日本史・世界史の解き方~|武田塾豊中校
大学紹介 大和大学ってどんな大学?新設の社会学部、特徴、学部、キャンパスは?|武田塾豊中校
武田塾豊中校の大和大学合格体験記
偏差値30台から50台へ!受験勉強と学校を両立させ、指定校推薦で大和大学に見事合格!|武田塾豊中校
佛教大学社会学部、大和大学社会学部に見事合格!武田塾の勉強方法を身につけ、自分に合った勉強しました。|武田塾豊中校
大和大学の入試対策(理科編)
今回は大和大学の理科について傾向や対策方法を紹介いたします。
理科は科目によって難易度に多少のばらつきが見られますが、基礎内容を満遍なく出題する点は共通しているようです。
大和大学の理科の出題傾向を理解し、それに合わせた勉強で受験勉強を有利に進めましょう。
理科の出題傾向
大和大学の理科は、一般入試の前期(2日程)・中期で物理・化学・生物を選択でき、それぞれマーク式での出題となっています。
2020年度に行われた一般入試の出題方式は以下の通りです。
物理
物理(マーク)
日程 |
大問 |
出題分野 |
出題内容 |
一般入試 前期(1/27) |
1 |
力学 |
Ⅰ空気抵抗を受ける物体の運動 Ⅱ人工衛星の運動 |
2 |
電磁気 |
Ⅰダイオードを含む電気回路 Ⅱソレノイドの自己インダクタンス |
|
3 |
波 |
Ⅰドップラー効果 Ⅱ石けん膜による光の干渉 |
|
4 |
熱・原子 |
Ⅰ熱気球 Ⅱ光電効果 |
|
一般入試 前期(1/28) |
1 |
力学 |
Ⅰ台車と小物体の衝突 Ⅱ三角台上での小物体の単振動 |
2 |
電磁気 |
Ⅰ3枚の極板から成るコンデンサー Ⅱ磁気中を回転する導体棒 |
|
3 |
波 |
Ⅰくさび型の空気層による光の干渉 Ⅱ平面波の反射 |
|
4 |
熱・原子 |
Ⅰ理想気体の状態変化 Ⅱ水素原子エネルギー準位 |
|
一般入試 前期(2/10) |
1 |
力学 |
Ⅰ直線上の物体の運動 Ⅱ鉛直面内での円運動 |
2 |
電磁気 |
Ⅰコンデンサーを含む電気回路 Ⅱ磁気中での荷電粒子の運動 |
|
3 |
波 |
Ⅰ縦波の表し方 Ⅱレンズによる像 |
|
4 |
熱・原子 |
Ⅰ理想気体の状態変化 Ⅱ油滴を用いた比電荷の測定 |
物理は「力学」、「電磁気」、「波」、「原子」からまんべんなく出題されています。
いずれも教科書レベルの難易度ですので、公式を理解したうえで正確な計算ができれば十分に戦えます。
化学
化学(マーク)
日程 |
大問 |
出題分野 |
出題内容 |
一般入試 前期(1/27) |
1 |
理論化学① |
原子の構造、イオン化エネルギーと電気親和力、気体の法則、個体の溶解度、コロイドの特徴 |
2 |
理論化学② |
電気分解、平衡移動、浸透圧、アンモニア水のpH計算、反応速度式の求め方 |
|
3 |
無機化学 |
気体の反応と性質、硫酸・硝酸の性質、スズ・水銀・鉛の性質、グルコースの性質、タンパク質の性質 |
|
4 |
有機化学 |
アルカンの性質、脂肪族化合物の性質、芳香族化合物の性質、グルコースの性質、タンパク質の性質 |
|
一般入試 前期(1/28) |
1 |
理論化学① |
水溶性、鉄と塩酸の反応、熱化学、炭酸ナトリウムの熱分解、水溶液のpH |
2 |
理論化学② |
酸化還元滴定、電池の性質、化学変化とエネルギー、平衡移動、酢酸の電機平衡 |
|
3 |
無機化学 |
ハロゲンの性質、硫酸の性質、炭酸塩の性質、2族元素の性質、金属の性質、定性分析 |
|
4 |
有機化学 |
脂肪族化合物の性質、芳香族化合物の性質、糖の性質、アミノ酸の性質 |
|
一般入試 中期(2/10) |
1 |
理論化学① |
気体の法則、酸化還元滴定、中和滴定、熱化学 |
2 |
理論化学② |
浸透圧、溶解度積、飽和水蒸気圧、緩衝溶液 |
|
3 |
無機化学 |
ハロゲンの性質、希ガスの性質、ケイ素の性質、アルミニウムの性質、金属と酸の反応、金属イオンの性質 |
|
4 |
有機化学 |
アルカンの性質、脂肪族化合物の性質、脂油の性質、芳香族化合物の性質、糖の性質、タンパク質の性質 |
化学は高校化学・化学基礎の全ての範囲から出題されています。
出題形式が多様で、語句や文章選択問題もあれば計算力が問われるものも出題されています。
難易度自体は基礎レベルですが、どんな範囲がどんな出題形式で出ても対応できるようにしておきましょう。
生物
生物(マーク)
日程 |
大問 |
出題分野 |
出題内容 |
一般入試 前期(1/27) |
1 |
遷移/植物の環境応答 |
遷移と植物の環境応答オーキシンによる光屈性 |
2 |
動物の反応と行動 |
自律神経系とニューロンの構造、活動電位発生のしくみ |
|
3 |
生物の体内環境 |
血液と循環系、浸透圧の考察問題 |
|
4 |
遺伝情報とその発現 |
核酸の構造、コドン決定に関わる考察問題 |
|
一般入試 前期(1/28) |
1 |
生物の体内環境 |
肝臓の機能、腎臓の構造とはたらきと尿計算 |
2 |
細胞と分子・代謝 |
細胞と光合成、カルビン・ベンソン回路とその実験 |
|
3 |
生態と環境、進化 |
個体間の相互関係、突然変異と進化 |
|
4 |
遺伝子情報とその働き |
転写・翻訳、セントラルドグマ、オペロン説 |
|
一般入試 中期(2/10) |
1 |
発生 |
動物の配偶子形成、ウニの発生に関する考察問題 |
2 |
遺伝 |
遺伝に関する計算問題 |
|
3 |
免疫 |
マウスの皮膚片移植 |
|
4 |
生態系 |
生態学の成り立ち、生態系内の窒素循環とエネルギーの流れ、生態系の保全 |
生物も広い範囲から出題されており、前期・中期の3日程を合わせると高校内容の全ての範囲が最低1問以上は出されています。
難易度は基礎的なものが多くを占めていますが、遺伝計算や恒常性の免疫分野などで標準からやや難し目のものも出題されています。
理科の対策方法
物理
大和大学の対策方針は、全ての範囲において「公式暗記・公式理解・計算力」を十分にすることです。
そのための物理の学習方針として、理解よりも暗記を優先します。つまり、まず「解ける」状態を作って後で「わかる」を目指します。
「解ける」を目指す問題集としては『物理のエッセンス』や『良問の風』、「わかる」のための講義系参考書としては『橋元の物理基礎をはじめからていねいに』を用います。問題集がある程度解けるようになった後に改めて講義系を読み返すことも重要です。
『橋元の物理基礎をはじめからていねいに』が終わった後に、もう1冊の講義系として『大学入試 漆原晃の 物理基礎・物理 が面白いほどわかる本』を使います。
化学
化学の対策方針は、「基礎内容はどんな問われ方でも対応できるように」です。
まずは化学を理解するために講義系の『鎌田の理論化学の講義』、『福間の無機化学の講義』、『鎌田の有機化学の講義』を使用します。
問題集としては『リードLightノート化学基礎・化学』がおすすめです。
同じような分野・難易度の問題でも問われ方問題量が多いので理論・無機・有機に分けて計画的に取り組むようにしてください。
ここまで終えることができた人は『化学 重要問題集 化学基礎・化学』を使い、さらに演習を積んでいきましょう。
生物
生物の対策方針は「基礎内容+α」です。基礎内容を網羅した後、標準的な内容とやや難し目の内容まで解ける状態を目指します。
用語を暗記には『必修整理ノート 生物基礎・生物』を使います。
空欄補充の部分を第一に覚え、空欄以外の部分も覚えられるようにしておきましょう。
演習としては『基礎問題精講』がおすすめです。
「必修」、「実戦」、「演習」の3段階のうち、まずは「必修」と「実践」が解ける状態を目指します。
「演習」まで解けるようになると、受験者の中でもかなりレベルが高いといえるでしょう。
解説部分が充実している参考書ですので、解説からも周辺情報をしっかり覚えていってください。
おわりに
今回は大和大学の理科について、出題傾向と対策方法を紹介いたしました。
理科は科目によって難易度や出題傾向に若干の違いが見られます。自分の選択科目での出題傾向を理解して、合格できる勉強方針を定めましょう。
武田塾豊中校 『校舎情報』『合格実績』『校舎長からの挨拶』『講師紹介』
〇武田塾豊中校 校舎HP 下記画像をクリック
〒560-0021
大阪府豊中市本町1丁目3-19
長尾第一ビル 3階B号室
TEL:06-6842-7574 FAX:06-6842-7584
〇【校舎案内】武田塾豊中校ってどんな校舎?合格実績、校舎の雰囲気、講師紹介
武田塾豊中校までの道のり(豊中駅から徒歩4分)
SNSもやっています!ぜひフォローしてください^^
▼Twitter▼
Follow @takedatoyonaka