中学生向け、高校受験のための勉強法
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武田塾は授業をせず、一人ひとりに合ったカリキュラムで自学自習をサポートする予備校です。
その結果、数々の逆転合格者を輩出してきました！
さて、今回のブログのテーマは「中学生向け、高校受験のための勉強法」です。
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中学生向け、高校受験のための勉強法
中学生になると部活が始まるだけでなく、授業のレベルが上がったり、定期考査が行われるようになったりと、小学校よりも負担のかかる生活になります。
また、中学生活のゴールとして高校入試があり、それにむけて。小学校の授業では予習復習なんて不要だった方が多いとは思いますが、中学校からは「正しい勉強」を身につけて、成績を伸ばすことを考えないといけません。
今回は中学生向けに高校受験を見据えた勉強を紹介いたします。
高校受験の仕組み
まずは中学勉強の最終目標地点となる、高校受験に関して、その仕組みから説明します。
大学受験と高校受験の最大の違いは「内申点」です。
大学の一般入試では当日試験の点数によってのみ合格者を選抜しますが、
高校受験においては当日の試験に加えて内申点、いわゆる中学校での通知表が合否に大きな影響を与えます。
そのため入試本番だけでなく普段の定期考査や授業でも真剣に取り組んで、高い内申点が得られるよう努めなければいけません。
ここでは豊中校が位置する大阪府とすぐ隣の兵庫県を例にとって得点計算方法をみていきます。
大阪府の公立高校を受験する場合
大阪府の公立高校は900点満点で合格者を選抜します。
調査書（1・2年生の全教科の内申点の合計×2）＋（3年生の全教科の内申点の合計×6）450点満点、
当日試験（90点満点×主要5科目）の450点満点で算出します。
ここまで見るとどちらも450点ずつの配点となっていますが、
ここからさらに調査書を0.6倍、当日点を1.4倍にするなど得点比率を調整します。
調査書と当日点の得点比率は各高校によって異なりますが、
多くの高校では内申点の比率は全体の3、4割、比率の大きいところだと全体の7割程度を内申点とします。
当日試験の難易度に関しては、国語・数学・英語の3教科はABCの3パターンが用意されており、偏差値の高い高校は最も難しいCパターンを採用しています。
一方、理科と社会は統一問題です。
兵庫県の公立高校を受験する場合
兵庫県は内申点250点と当日点250点の合計500点満点で計算します。
また内申点は3年次の調査書のみを用いて合格者選抜に使います。
調査書（3年生の主要5科目の内申点合計×5）+（3年生の副教科の合計×7.5）の250点満点、当日試験（100点満点×主要5科目÷2）の250点満点で算出します。
兵庫県の県立高校の場合はどの高校でも当日点と内申点の比率が1:1となっており、当日の試験問題も同じです。
偏差値の高い高校は当日点で差がつきにくく、3年次の内申点、とりわけ5段階評価の「1」あたりが当日点15点分に相当する副教科の内申点が合否に大きな影響を与えます。
内申点を取るために
このように普段の学校生活から高い成績を残し、内申点を高くしておくことが高校受験の第一関門です。
では内申点を高く取るためにはどんなことを意識すればよいでしょうか。
授業には積極的に参加する
まずは授業態度です。
ただ単に授業を聞くだけでなく、手を挙げて発言するなど積極的に授業に参加するようにしましょう。
内申点の評価基準に授業への「意欲関心」があり、この項目は個人の学力に関係なく、やる気があれば誰でも上げられる評価ポイントです。
どれだけ授業が退屈に思えたとしても、居眠りや無関心といった態度は絶対に取らないようにしましょう。
課題や提出物は丁寧に
課題や提出物も評価の対象になります。
必ず期限までに提出するようにしましょう。
また評価の対象であることを踏まえ、読みやすい字で丁寧に仕上げることを心がけましょう。
副教科こそ重要
副教科は主要5科目と違って当日試験がないため、副教科の勉強を後回しにしている方が多いかと思います。
そんな副教科だからこそ、しっかり対策すれば5教科よりも内申点を上げやすい。
副教科は授業数や定期考査の数が少ないので、計画的に準備をしておきましょう。
中学生の勉強法
定期テストのための勉強
定期テストは基本的に教科書レベルの問題を中心にして出題されます。
普段の勉強は基礎基本を大切にするようにしましょう。
また定期テストは学校教材から類題が出題されやすいので、
どこから出されても解けるよう、テスト対策として学校教材を何度も解いておくことがおすすめです。
入試のための勉強
受験対策の勉強で基礎が大事です。
発展問題まで解けるのは素晴らしいことですが、
合格者と不合格者で差が出やすいのはやはり「基礎問題」や「標準問題」の正答率です。
数学を例にとってみても、大問1で出てくるような小問集合は落ち着いてとけば誰でも解けるようなレベルの問題ですし、
難易度が高い後半の問題であっても初めの小問1や2は基礎が固まっていれば解けるような問題で構成されています。
このような基礎・標準問題を落としてしまうと、周りが取れている所で差がつけられてしまいます。
また発展問題に関しても、最初の小問1や2で値を間違ってしまうと、その先の難しい問題の解法が分かっていたとしても正答には辿り着けません。
このように入試において最も重要なのは「基礎・基本」です。
どんなに難しい高校を目指していたとしても基礎・基本に時間をかけるようにしましょう。
復習
授業で習った内容は定期的に復習するようにしましょう。
この際、理解した内容が実際に解けるのかアウトプットして確かめることがポイントです。
学校教材や参考書でも良いですし、実力考査前なら高校受験の過去問が分野別になっているものを買って解いてみるのもおすすめです。
おわりに
今回は中学生向けに高校受験のための勉強法を紹介しました。内申点が合否にかかわる分、大学受験よりも戦略的な受験勉強が求められます。
早いうちから高校受験を意識し、定期テスト・内申点・当日入試どれも良い結果を残せるよう計画的に勉強しましょう。
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