こんにちは!武田塾豊川校です!
今回は、あなたの通っている高校の理科社会の進度で受験に間に合うのかを考えていきたと思います。
理科の中でも化学は化学基礎・理論化学・無機化学・有機化学、物理は物理基礎・力学・熱力学・電磁気学・波動・原子論、歴史でも原始から近現代までと非常に細分化することができると思いますが、高校によって進み方が違うと思います。
現役の高校生の声ももとにしながら、進度が遅い場合どのようにしたら良いかを紹介したいと思います!
目安になる進度について
武田塾調べにはなりますが、それぞれの教科の学年末付近の高校二年生の基準となる進度を紹介したいと思います。
化学:無機化学に入った人が多い→理論化学をまだやっている人は遅れている
物理:電磁気に入った人が多い
世界史:宗教改革までやっていたら◎
日本史:江戸時代が基準、近現代スタートの学校なら昭和時代に入っていれば○
この基準となる進度よりも遅いペースの学校もありますが、一方で理科や日本史・世界史が終わりそうな人もいます。
自分の学校の進度が遅いと感じた人は高校頼りの勉強をやめて、学校のペースよりも早い進度で先取り学習をしなければなりません。
先取り学習をしよう
学校の先生が考えたスケジュール通りにやっていけば受験に間に合うと考えている人もいるかもしれませんが、基本的に遅いペースで進んできた場合は入試には間に合いません。
授業を受けている側としては、先生がなんとかしてくれると思ってしまいます。
しかし、間に合わないものは間に合わせることはできません。
こうなった場合、夏の補習や冬の補習を全員強制参加にして、そこで授業を行って遅れた進度の埋め合わせをするパターンもあります。
また、学校の先生によっては授業の進度では間に合わないと自覚していることもあり、日頃から「間に合わないから自分でも勉強してください」などと言っているかもしれません。
授業が結局最後まで行かずに最後の最後に大量のプリントを渡されて「覚えなさい」と指導を受けるかもしれません。
盲目的に学校を頼りにして、気がついたときには周りのライバルの受験生から取り残されてしまったときには、追い抜かすことは非常に困難です。
高校の先生は入試に受からせることが目標ではなく、教科書を教えることが仕事です。
また、教室の半分以上がついてこられる位のペースにしているため、自分に適したペースでは授業をしてくれません。
全員が分かるような授業の質を重視したり、難関大学志向で授業の中身が濃かったりする場合は、よりいっそう授業の内容を終えることができなくなってしまいます。
もし最後の最後に教科書を理解してもインプットが終わっただけになってしまい、アウトプットはできていない状態になってしまいます。
受験に合格するためには、融合問題や入試問題に対応するためには教科書を先取りした上で、問題集で入試対策をしなくてはなりません。
また、新課程の歴史総合では、授業をする上で生徒自身を考えさせるテーマが増えました。
題材をもとに生徒の間で議論するような授業が増えることで、先生が一方的に授業をする形式の時に比べて、それ以上に授業進度が遅くなってしまいがちだと思います。
逆転合格を目指す人や難関大学に受かる人は特に先取り学習をしています。
社会が遅れている人へのアドバイス
日本史・世界史の勉強は教育系youtuberや参考書のみで進められる人が多くいます。
参考書の代表例として、日本史では「金谷の日本史「なぜ」と「流れ」がわかる本」、世界史では、「一度読んだら絶対に忘れない世界史の教科書」、「きめる!共通テスト世界史」、「茂木誠の世界史Bが面白いほどわかる本」、「青木祐司 世界史B講義の実況中継」などが挙げられます。
ここで注意したいのは、すべての内容を先取ろうとするのではなく、全体像をつかむことに意識を向けましょう!
先を見据えることで計画的に勉強ができますし、正しい危機感を持つことができます。
ゴールから逆算する意味でも、先取り学習で全体像を確認するようにしましょう。
youtubeでの学習は、学校での授業と重複してしまいがちで時間ばかりかかってしまう傾向があるので、メインのやり方としては、参考書での学習にし、分からないところを動画で見てみる、というのが良いと思います。
教科書での先取り学習は、文面が堅いですし、先生の授業ありきでできているのでよほど得意な人でないと難しいと思います。
理科が遅れている人へのアドバイス
理科は社会と同様に教科書での先取り学習は苦労すると思います。
また、図の書いてある参考書でも、文章を読んで理解するのが難しく、先取り学習をするのが困難と感じる人も多いかもしれません。
物理に関しては、武田塾では「秘伝の物理講義」という映像付き参考書をおすすめしています。
物理は映像授業に頼らなければ理解が深まらないこともあるため、スタディサプリなどできちんと理解して問題を解く練習をしましょう。
動きのイメージや扱っている現象が目に見えない概念であった場合は早めにイメージを持てるといいと思います。
しかし、理解はこれでできると思いますが、何かを覚えることや問題を解くことは問題集でしかできません。
ここで物理・化学で武田塾でおすすめしているのは「高校これでわかる基礎問題集」です。
学校配布の参考書は基礎問題から入試問題まで幅広く扱っているので先取りには向いていません。
この参考書では絶対に必要な公式を使った問題が載っているため映像授業を受けて、最低限の覚えること、公式で解ける問題などの基礎部分を理解した後にやるには最適です。
まとめ
学校のペースが遅い人が今から何をすべきかを紹介しました。
入試までに教科書の内容を完璧にして入試対策をするためにも以下の3点を意識しましょう!
①授業進度が遅い人は先取り学習をしよう
②映像授業と参考書をうまく活用しよう
③学校の授業に頼らず自分で勉強を進めよう
勉強にフライングはありません!
周りの受験生との差を付けるためにも先取り学習をしましょう!