こんにちは!武田塾豊川校です!
今回は英語でどのようなところで皆さんが躓いてしまうのか、なぜ成績が伸びないのかというのを解説しようと思います!
伸びる受験生・伸びない受験生の違い
これまで武田塾チャンネルでも様々な参考書を紹介してきました。
しかし、そのような参考書を使ってきた受験生のなかで、「伸びた」受験生と「伸びない」受験生にわかれてしまうのはなぜでしょうか?
それはズバリ「参考書を正しく使えているかどうか」の違いです。
皆さんは、自分が使っている参考書がなぜ世間に良いと認められているかを考えたことがありますか?
周りの友達がみんな使っているからこれを使おう、というような考えなしに勉強していませんか?
英語を例に、分野別に多くの受験生が失敗しているパターンの王道を紹介しますので、皆さんはそれを避けて「正しく」参考書を使いましょう!
分野別の勉強法・動画紹介
分野別の勉強法を知ってから勉強するのと、知らないまま我流で勉強するのでは大きな効率の差が生まれます。
武田塾チャンネルで細かな勉強法を説明した動画を上げていますので、参考にして頂き勉強を実践してください。
英単語
武田塾ではシステム英単語、ターゲット1900、LEAPなど様々な単語帳をおすすめしています。
どの単語帳を使っていても本質的には変わらず共通で言えることなのですが、英単語で何を失敗している人が多いかを見ていきましょう。
単語を覚えるテンポが悪い 学校の単語学習でよくある失敗のパターンとしては、進度を定期テストなどで合わせて進みが非常に遅くなってしまっているパターンです。
学校によっては1年かけて1冊の参考書を仕上げるようなペースのところも多く存在しますが、果たしてそのペースはあなたには適切でしょうか?
歩くペースが人それぞれで異なるように、英単語・英熟語帳を進めていくのには人それぞれのテンポ感、ペースが存在します。
武田塾では1日100個を基本としているので、1ヶ月あれば1000個を優に超えていきます。
1年に1冊の遅いペースではなく、数ヶ月で1冊終わらせるようなこのテンポ感で英単語帳を使えていれば、高頻度で単語に触れることができ、定着に結びつくと言えるでしょう。
1日に10~20個といった遅いペースや、やってはいるけど覚えきっておらず、最初の1000単語すら半年かかってしまうようでは効率の悪い使い方となってしまいます。
また、学校の小テストなので、直前に範囲の単語を覚えるような勉強も、実際に身についていない場合が多いためそのような勉強もやめましょう。
どの暗記の科目にも言えることですが、復習を高頻度で覚えることが重要なので、時間をかけてダラダラと覚えないことが失敗しないコツとなります。
1日のペースを決めて、毎日それにしたがって繰り返し、復習のサイクルを決める、といったスケジュール管理をすることが、最短ルートになります!
英文法
武田塾では中学英語をもう一度ひとつひとつわかりやすく、大岩のいちばんはじめの英文法、英文法ポラリス1、Next Stageなど様々な英文法参考書をおすすめしています。
こちらも共通で何を失敗している人が多いかを見ていきましょう!
理解していないのに反復している 十分な理解がないまま、答えだけを覚えてしまっていて、なんとなくokにしてしまっている生徒が多くいます。
しかし、これでは参考書にのっている問題は解けますが、所見問題を解くことができなくなってしまいます。 このようなやり方では、英語長文で使うための英文法の知識になっていません!
時間をかけすぎている 英単語と同じように、時間をかけ過ぎてしまっている場合もよくありません。
ある程度短い時間で全範囲を通すからこそ英文法を体系的に理解することができます。
時間をかけすぎてしまうと最初にやった範囲を忘れてしまうことも多いので、知識の点と点がつながらず、理解が乏しいものとなってしまいます。
時間をかけて熱心に取り組めば、比較的取り組みやすい大岩英文法では1週間、量が多いNext Stageでも2ヶ月あれば終わらせることができます。
もしペース通りに進めないといった理解不足の時には参考書のレベルを下げて徐々にステップアップすることが重要です。
きちんと講義系参考書なので理解をした上で問題を解いて英文法を仕上げましょう!
英文解釈
武田塾では肘井学の読解のための英文法、動画で分かる英文法など様々な英文解釈参考書をおすすめしています。
こちらも共通で何を失敗している人が多いかを見ていきましょう!
和訳を丸暗記している 学校の英語の定期テストの名残で、英文の和訳を覚えているから訳せる、といった状況になっていませんか?
大学入試では見たことのない文章が出てくるため、このような和訳を覚える勉強の仕方は全く役に立ちません。
英文がどのような構造で、SVOCがどのようになっていて、どこが何節で、どこに修飾がかかっていて、というのが分かっていなければいけません。
なおかつ、その構造をもとに直訳をして、きれいな日本語として意訳するとどうなるかを理解しましょう。
英文から日本語訳までのプロセスを全部理解できて再現できるようになることを認識して取り組む必要があります!
解説を読んでなんとなく理解して、2回目に解くときになんとなく訳がかけるようになっても意味がありません。
訳を覚えるのに意識を向けすぎて、解釈のプロセスをおろそかにしないようにしましょう。
構造はとれたが、訳をつくらない 英文の構造を理解することができたが、実際に訳す段階を省略してしまっていませんか。
記号を振ることができても、実際に訳を作り、意味を自分の中に落とし込むところまでもっていっていない生徒が多くいます。
解釈のプロセスに意識を向けすぎて、訳をおろそかにしないようにしましょう。
英語長文
武田塾では関先生のrulesシリーズ、英語長文ポラリスなどの解説が充実している長文参考書をおすすめしています。
長文の学習での間違った勉強の仕方は単語帳などと違い自覚症状が少ないです。
どこを気をつければ良いかを確認していきましょう!
問題を分析しないまま次の問題へ進んでいる
採点でなんとなくマルをつけたり、バツになってもなぜそれがバツになっているかを理解せずにどんどん次の問題に進んでいってしまったりしまうパターンが多いです。
長文は総合力が試されているので、単語力、英文法の知識、解釈の能力が必要となってきます。
長文で間違えても、どの要素によって自分がこの結果になっているかをよくわからないまま前に進んでしまうことで、参考書が終わったときに何も新しく得ることがないままになってしまいます。
初見でできなかった問題が解けるようになったのか、読めなかった文章が、訳すプロセスまで含めて説明できるくらい理解できたか、を意識しましょう!
また、間違えた問題をなぜ間違えてどうすれば正解にたどり着けたかを自分で全部説明できるようにすることで、新たな初見問題が読めるようになります!
自分の足りていない能力を理解できていない
長文を読むのに時間が掛かってしまい、時間内に解き終わることができないと言う生徒によくあります。
時間が無くなってしまうのは、単に単語を覚え切れていなくて和訳に時間が掛かっているのか、構造を理解するのに苦労して時間が掛かっているのか、というのは人によって様々です。
自分に何が足りていなくて、どこを復習するべきかを分からずに勉強している人は要注意です!
本文の内容を理解できていない
なんとなく問題を解くことはできたけど、本文が何を言っていたかわからない人はいませんか?
文章が何を言いたかったのかを理解しないまま問題を解こうとしても行き詰まってしまいます。
本文をもとに選択肢の内容一致問題のあっているものを選んでいく、和訳をするという過程が踏めていないと読む力がつきません。
少なくとも次の文章に行く前に、解説をじっくり読むなどして本文が何を言っているかを理解して解き直すようにしましょう。
音読をしていない
音読をすることで、文章を前から読むことで返り読みを防げたり、速読力がついたりします。
音・スペル・意味をつなげる効果があり英文を前から順番に理解できるようになります。
それほど音読は重要なので、この動画を観て音読する習慣を必ず身につけよう!
まとめ
分野ごとに意識することは少しずつ異なりますが、共通して以下のことには注意しましょう!
①暗記するものはスケジュールを決めて短期間で覚えよう!
②和訳丸暗記にならないようにしましょう!
③勉強した内容を説明できるようにしましょう! 今回紹介した参考書の使い方を意識して正しい勉強をしましょう!