こんにちは、武田塾豊川校です。
今回は現代文の勉強の仕方・解き方について皆さんにお話ししたいと思います。
現代文の点数を上げるのってなんだか難しそう…何が分からないのか分からない、って方、結構多いと思うんです。
実際、私が受験生の時も、解けないものは解けない!と思ってしまう時が多々ありました。
それでも、どうにか点数が伸びるように工夫してみて、自分なりの解きやすい方法をパターン化していきました。
テレビや参考書、高校の先生に教えてもらって役に立ったもの、是非試してみて欲しいものを紹介したいと思います!
目次
言葉の意味を知ろう
現代文で必死に文章を理解しようと読んでいても、
「あれ?この熟語ってどういう意味だ?」「この言葉の意味ってなんだっけ?」と、
読解にブレーキがかかってしまうことはありませんか?
わからないとそのまま読み飛ばしてしまい、もしも、そこがまとめの部分、重要な部分だった場合、
あなたはその文章の伝えたかった核心を見逃すことになってしまいます。
言葉が分からず、文章の意図があやふやになるなんてもったいないです!
案外、単語の勉強ってないがしろにされがちなんですね。
せっかくなので、よく見かけるけど間違えて覚えがちの単語を3つピックアップしてみましょう。
1.「おもむろに」
皆さんこの言葉の意味が分かりますか?多くの人が間違えている言葉としてよく紹介されている言葉です。
正解は「動作が静かでゆっくりとしている様子」となります。
ちなみに、漢字で書くと「徐に」であり、正しい意味が掴みやすいですね。
「急に」のような素早い動作と勘違いされることが多いので注意してください!
「おもむろに」は「動作が静かでゆっくりしている様子」です!
しっかりと覚えておきましょう!
2.「役不足」
役が不足…あなたじゃ役に立たない、足しにならない…と考えてしまうと、それは不正解になります。
正解は「役目が実力不相応に軽いこと」になります。
他の表現だと「その人の能力に比べて、与えられた仕事が簡単すぎる」となります。
私ではこなせない、とはまるで真反対で、もっと難しいことができる!という意味が込められています。
なんと、平成24年に文化庁が出している『国語に関する世論調査』によると51.0%の人が反対の意味で覚えているというのです!
それだけ、勘違いして覚えられやすい言葉なんです。
つまり、この単語の意味を正しく覚えているだけで、周りのみんなより1歩リードしたころになりますね!
3.「気の置けない人」
気の置けない、をどのような意味で捉えるかが重要になりますね。
正解は「気を遣わなくていい、親しい間柄の人」となります。
これも真反対の意味で間違えられやすい言葉です。
「気を置く」というのが「相手を余計に意識してしまう、相手に遠慮してしまう」という意味になります。
なので、気の置け「ない」と言っている以上、「意識しなくていい、遠慮しなくていい」と考えられますね。
現代文の長文読解の小説で「彼は気の置けない人だ」と出てきたとして、「仲が悪いのかな?」と考えてしまうと、
その後のストーリー展開で誤解を生む可能性があります。
この言葉もしっかりと意味を覚えておきましょう。
自分で思っているより、正しく覚えている言葉は多くないかもしれません。
言葉の意味を学ぶ意義が伝わったでしょうか?
現代文の得点を上げるポイントにもなりますが、その他にも日常生活で小説を読むとき、
より情景を深く思い浮かべ、よりストーリーを楽しむことも出来るはずです!
接続詞にマークしよう
現代文で文章同士を正しく意味づけて理解するのに大事なポイントは「接続詞を見ること」です。
接続詞がなかったならば、文章は正しく組み立てられず、意味の伝わらないものになってしまいます。
相手に意図を伝えるのに、接続詞は必須です。
ということは、接続詞を見ればどこを伝えたいのかが分かるということです。
接続詞は見落とし厳禁です!
同等
「つまり」「すなわち」「言い換えると」などが挙げられます。
この接続詞の後には前の文章の言い換えた表現が出てきて、前の文章を簡潔にまとめたり、より具体的に述べたりします。
読者に作者の意図がより伝わるように使われます。
比較
「しかし」「一方」「ところが」「むしろ」などが挙げられます。
この接続詞の後には前の文章と反対のこと・異なることが書かれ、互いに比較する働きがあります。
作者の主張をよりはっきりさせるために、異なる場合の例を出し、検討させるのです。
検討することにより、作者の主張の輪郭がよく見え、文章読解に役立ちます。
現代文の出題では、「しかし」の後で否定したことを、肯定文に書き直して選択肢に出し、引っかけようとしてくることがあります。
見た文章だから〇かな、と騙されないように気を付けてください!
因果関係
「だから」「ゆえに」「したがって」などが挙げられます。
原因を提示し、それによる結果を述べます。
前の文と後ろの文を繋げ、「どうしたから、どうなった」の部分を説明しているのですね。
結果を述べるわけですから、形式段落の一番大事なところをまとめるときに使われることがあります。
これも見逃せませんね!
接続詞を押さえながら読んでいくと、文章は格段に読みやすくなり、要点も見えてきます。
おすすめしたいのは「接続詞にマークすること」です!
例えば、「すなわち」は〇、「しかし」は△、「したがって」は□、のようにしておくと、
本文を見返したときに文の構造が視覚的にわかりやすくなります!
試してみる価値は大いにあると思いますよ!
現代文も点数は上がる!
現代文もポイントを押さえていけば、必ず点数は上がります。
自分なりの工夫を研究して、力をつけていきましょう!
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