こんにちは、武田塾豊川校です。
このタイトルを見て「何言ってるんだ?」「ありえない」と考える人が大半ではないでしょうか。
僕もその一人でした。この現象を知ったきっかけは、英語長文に出てきたことです。
今回はこんなわけのわからない現象を紹介していきます。
目次
お湯が水より早く凍るムペンバ効果
ムペンバ効果とは、簡単に言うと「お湯が冷たい水よりも早く凍る」現象のことを言います。
専門的に言うと、「特定の状況下では高温の水の方が低温の水よりも短時間で凍ることがあるという現象」です。
必ず短時間で凍るわけではないとされています。
ムベンバ効果の歴史
1963年
当時タンザニアの中学生であったエラスト・B・ムペンバが、
この現象を発見し学校で発表しました。
2020年8月5日
長年この謎の現象は解明されずにいましたが、
この年、科学誌「Nature」で発表されたサイモンフレイザー大学の物理学者の研究論文により、
ムペンバ効果の条件の一部が解明されました。
原因は温度のむら!?
実際にムペンバ効果を再現することにして、原因の解明をしようと考えたそうです。
具体的に、小さなビーズを水分子に見立てて、ビーズを熱し、水で冷却することでビーズ内部のエネルギーが減少していく過程を観察しました。
結果、ビーズでもムペンバ効果があらわれることがわかったのです。
すなわち、高温に熱したビーズの方が低温で熱したビーズよりも早く冷却水で冷めることが確認できました。
さらに特定の条件下(ビーズ内部の温度のむらが最適の時)ではもっと強いムペンバ効果が確認できます。
例えば、ある低温のビーズは冷却に10秒かかるのにある高温のビーズは1秒しかからないということです。
ここでまとめると、「熱い物体が冷却されるとまず初めに、ぬるくならなければいけない」(お湯→ぬるま湯→水→氷)といった固定概念が、
「温度にむらがある冷却」では必ずしもそうなるとは限らないということです。
日常生活の疑問からモチベーションUP!
今回紹介したムペンバ効果はどうでしたか?
もっと詳しいことが知りたい、自分で研究してみたいと思いませんでしたか?
この好奇心がとっても重要です。
もしもそのように思えたなら大学で研究してみてはいかがでしょうか?
受験勉強に専念することも大事ですが、日常生活で疑問に思ったことを大学で研究できれば、大学生活も充実したものになります!
大学でどんなことを研究するかを考えてみるのも受験勉強の息抜きになり、モチベーションUPにつながりますよ!
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