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一人暮らしで私立大学に4年間通った場合の費用を徹底解説!

みなさんこんにちは!武田塾豊橋校です!

「大学に行きたい!」という気持ちがあっても、教育にはお金がかかるものです。

子どもの意思を尊重したいけど、実際にどれくらいの費用がかかるのかは、中々把握しづらいですよね。

特に、地元を離れて遠くの大学に通う場合、一人暮らしの費用も加わり、4年間でどれだけの費用が必要になるのか、想像もつかないことが多いです。

そこで今回は、私立大学に通いながら一人暮らしをする場合の4年間の費用について、具体的にシミュレーションしてみます。

また、奨学金を利用した場合の返済計画についても、校舎長を例にしてご説明していきたいと思います。

これから大学進学を考えている方や、保護者の方にとって、将来の計画の参考になれば幸いです!

一人暮らしをしながら私立大学に行くとかかる費用

国公立大学に比べて、やはり私立大学は学費や生活費を含めた総費用が倍近くかかるのが現実です。

最近の大学進学に関する事情

親としては、できれば国公立大学に進学してほしいというのが本音でしょうが、私立大学にはそれでも魅力的なところがたくさんあります。

「どうしても早稲田がいい!」「慶應に行きたい!」と強い希望を持つ学生も多くいますよね。

また、30年前とは違い、令和の時代において「大卒」という肩書は、特別なものではなく、誰でも持っているような普通のステータスになってきました。

そのため、学力的に国公立大学は難しいけれど、私立ならなんとか行けそうだ、という考え方で進学を目指すケースも増えています。

さらに、生涯賃金が高卒と大卒で大きく違うことから、「とりあえず大学に行っておくか」という判断をすることも少なくありません。

しかし、実際にどれくらいの費用がかかるのかを考えると、大学の資料は複雑で分かりづらく、費用の全体像が見えにくいものです。

この記事では、私立大学の進学にかかる費用を具体的に見ていき、進学を検討している皆さんがしっかりと計画を立てられるようにサポートしていきます。

大学4年間の諸費用

今回のシミュレーションをするにあたってのモデルとして、愛知県に存在するとある大学を設定しました。

仮にA大学として、諸費用がいくらなのか計算していきましょう。

 項目 金額
入学金 ¥200,000
授業料 ¥850,000
施設費 ¥230,000
教育充実費 ¥54,000
その他会費 ¥24,000
合計 ¥1,358,000

こちらの表がA大学の1年生が大学に払う費用になっています。

この時点で結構な額になりますね。

入学金はもちろん1年の時にしかかかりませんがその他の費用は4年間ずっとかかってくるものになるのでどうあがいても年に100万は超えてしまいます。

そして2年目と3年目の表が以下の物です。

項目 金額
授業料 ¥896,000
施設費 ¥230,000
教育充実費 ¥54,000
その他会費 ¥14,000
合計 ¥1,194,000

こちらは2・3年の表になりますので合計金額は×2の2,388,000円となります。

入学金がなくなった代わりに授業料が高くなっています。

1年と比べて多少安くなったとはいえそれでもかなりの金額です。

 項目 金額
授業料 ¥799,000
施設費 ¥230,000
教育充実費 ¥57,000
その他会費 ¥29,000
合計 ¥1,098,000

4年生にもなると必須講義が減る関係か授業料が安くなります。

それでも100万を切ることはないようです。

ここまでの金額を合計しますと

年次 金額
1年次 ¥1,358,000
2年次 ¥1,194,000
3年次 ¥1,194,000
4年次 ¥1,098,000
合計 ¥4,844,000

大学に4年間通うとほぼ500万近いお金が必要になります。

国公立に行ってほしい保護者が多い理由が良く分かりますね。

しかし、これは学費のみ!

生活費諸々はこの中に含まれていません!

4年間の一人暮らしでどのくらいかかるのか

高校生にとって、憧れの一人暮らし!

親元を離れて、自由気ままな生活を送ることを、一度は夢見たことがあるのではないでしょうか?

しかし、保護者の視点で見ると不安は尽きません。

「ちゃんとご飯を食べられるのか?」

「自堕落な生活になっていないか?」

「悪い友達ができてしまわないか?」

中でも最も気になるのはやはりお金のことですよね。子どもにはできるだけ苦労してほしくないとは思うものの、家計に余裕がなければ支援できる範囲も限られてしまいます。

そこで、実際に一人暮らしにどのくらいの費用がかかるのか、私自身の経験を基にシミュレーションしてみたいと思います。

1ヶ月にかかる費用はこのくらい

私が大学生活を送っていた時のデータをもとに、一人暮らしで月にどのくらい費用がかかるのか計算してみたいと思います。

ただ、これはあくまで一例ですので、あくまで「だいたいこのくらいかな?」という目安にしてください。

まず最も大きな出費となる家賃ですが、これは住む地域によってかなり差があります。

東京の中心に住むと家賃は10万円近くなりますし、地方や古いアパートなら3万円以下で済む場合もあります。

家賃は節約できるポイントではありますが、慣れない一人暮らしで劣悪な住環境だと、健康を害するリスクもありますので、しっかりと選んで決めることが重要です。

次に、私が実際に一人暮らしをしていた時の諸費用はこんな感じでした。

分類 金額
家賃 ¥50,000
電気 ¥5,000
ガス ¥3,000
水道 ¥2,000
食費 ¥20,000
交通費 ¥8,000
交際費 ¥10,000
被服費 ¥5,000
教材費 ¥5,000
雑費 ¥5,000
合計 ¥123,000

学費よりお金がかかる生活費

当時の家計簿が残っているわけではないので、かなり大雑把な見積もりにはなりますが、だいたいこのくらいの費用で毎月生活していました。

これを「安い」と感じるか、「高い」と感じるかは人それぞれかもしれませんが、一人暮らしにはこれくらいの費用がかかるという目安として参考にしていただければと思います。

では、これを4年間続けるとどうなるか。ざっと計算すると、5,904,000円になります。

……4年間の学費を超えてしまいましたね。

学費と生活費を合わせると、トータルで1,000万円以上かかることも珍しくありません。

大学生活には想像以上に費用がかかるということを、念頭に置いておく必要がありますね。

どのようにお金を工面したか

まず前提として、学生の皆さんに伝えておきたいのは、一人暮らしは自己責任であるということです。

大学生はもう大人です

法律的には、大学生はもう「大人」です。何をしても自由ですが、その責任は誰でもなく、すべて自分が取らなければなりません。

もちろん、キャパシティーを超えた場合に親に頼るなというわけではありませんが、例えば明日着る服がないからといって、それを親のせいにすることはできません。

これは学費についても同じです。全額を負担するのは難しいかもしれませんが、少なくとも自分の生活費分くらいはアルバイトなどで賄うべきです。

しかし、月に12万円を稼ごうとすると、アルバイトに時間を取られすぎて学業が疎かになってしまう可能性があります。

そのため、私は日本学生支援機構の奨学金を利用しました。

奨学金はいくら借りられるのか、金利はいくらか

ほとんどの高校では、3年の1学期にこの奨学金の説明会が開催されます。

参加は自由ですが、将来的に利用する可能性があるかもしれないので、ぜひ参加してみてください。

また、多くの高校で保護者向けの説明会も行われていますが、仕事や用事で参加できない保護者の方もいらっしゃると思います。

そこで、改めて奨学金の概要について説明させていただきます。

日本学生支援機構とは

**独立行政法人日本学生支援機構(JASSO)**は、日本の大学に通う学生を支援するために設立された団体です。

その理念は「教育の機会均等」を掲げており、すべての学生が教育を受ける機会を得られるよう、様々な支援活動を行っています。

簡単に言うと、日本の大学生をサポートする団体です。

奨学金の貸与が最もよく知られていますが、実際には就職支援留学支援など、多岐にわたる支援を行っています。

今回は、その中でもメインである奨学金制度について詳しく説明していきます。

JASSOの奨学金の特徴

JASSOから借りられる奨学金の最大の特徴は、金融機関と比較して圧倒的に低い利息です。

奨学金には主に**第一種奨学金(無利息)第二種奨学金(利息付き)**の2種類があります。

  • 第一種奨学金は、利息が全くかからないため非常に有利ですが、成績などの厳しい審査があります。成績が極端に悪いと不合格になることがあります。

  • 第二種奨学金は、利息がつきますが、その利率は**約0.3%**と非常に低く、銀行でお金を借りる場合よりもかなり安い条件で借りられます。第二種は成績に対する審査はあまり厳しくありませんが、まれに借りられない場合もあります。

さらに、奨学金の返済は大学卒業後、就職してからスタートします。就職するまでの間は利息も発生しません

ただし、注意すべき点として、この奨学金は保護者ではなく受験生本人が借りるものです。つまり、社会人生活のスタート時に借金を抱えることになります。この返済義務についても十分に理解しておく必要があります。

借入金額はどのくらい?

奨学金の借入は、一般的なローンのように一括でいくら借りるのではなく、月々の金額を設定して借り入れるという形式になります。そのため、例えばトータルで50万円を借りるとしても、月々使える金額は1万円という形です。

借入可能額は、私立か国公立か、そして自宅から通うのか一人暮らしをするのかによって異なります。

  • 第一種奨学金(無利息)の場合、最高で月64,000円まで借り入れることが可能です。学業成績が優れている場合に限り、利用できます。

  • 第二種奨学金(利息付き)は、月120,000円まで借入が可能で、こちらは成績の審査が比較的緩やかです。

細かい条件や金額については、公式の情報や学校での説明会資料を確認するようにしてください。また、借入額が大きくなるほど返済も大変になるので、十分に計画を立てて利用しましょう。

月々の生活費はバイトと奨学金で、学費は教育ローンを

生活費と学費を全て奨学金に頼るのは、卒業後に経済的な負担を大きくする可能性があるため、大学ではアルバイトをすることを強くおすすめします

たしかに、月に120,000円をアルバイトで賄うことは可能ですが、学業との両立を考えると現実的ではありません。

一般的には、月に70,000円から80,000円がアルバイトでの限度と考えられます。

したがって、生活費はアルバイト収入と奨学金の両方を使って賄うのが良いでしょう。

一方、学費についてですが、もし保護者が出せる状況であればそれが理想ですが、様々な事情で難しい場合には、民間の銀行の教育ローンを利用するのも一つの手です。

これにより、学費の負担を軽減しつつ、将来の返済計画も立てやすくなります。各銀行での金利や返済条件をよく比較し、自分に合ったプランを選ぶことが大切です。

教育ローンは奨学金以上に慎重に

先ほどもお伝えしたように、保護者が学費を出せるのであれば、それに越したことはありません。

奨学金は「学生が教育を受けられ、かつ将来負担が少ないように」という目的で設けられています。

一方、教育ローンは「教育に使うことに限定して金利が安い」という銀行の商品です。確かに通常のローンより金利は低いですが、年間金利が5%を超えることもあります。

たとえば、500万円近くを借りた場合、最終的には600万円近く返さなければならなくなることも。600万円は決して気軽に出せる金額ではありませんので、利用する際は本当に慎重に考えましょう。

借入れに伴う将来的な負担をしっかり理解し、自分自身の経済的な状況を見極めることが大切です。

まとめ

何となくですが、大学生活に必要な費用やその現実をイメージできましたか?

とにかく、大学生活はお金がかかります。

学生には夢を持って目標に向かって頑張ってほしいところですが、現実的な問題はどうしても無視できません。

保護者としても、子どもを大学に行かせてあげたいという気持ちは山々ですが、経済的な厳しさはよくある話です。

打開策は色々と考えられると思いますので、ご家庭でしっかり話し合ってみてはいかがでしょうか?

それでも解決策が見つからない場合は、武田塾豊橋校へ相談してみてください。

専門のスタッフがしっかりサポートいたします。

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