【大学受験】文転するメリット・デメリットはなに？？

こんにちは！

富山駅より徒歩５分、大学受験予備校・個別指導塾の「武田塾　富山校」です。

この時期に文転を考えている人がチラホラと見受けられます。

ここで文転することのメリットとデメリットを話していきたいと思います！

文転って何？？

文転とは

文転とは理系の人が文系に転向することです。

文転するのはなぜ？？

受験生になった時期にどうして文転を行うのでしょうか？

・将来就職したい職業が文系になった

・理系科目が苦手になった

・理系よりも文系に興味がでてきた

などいろいろ理由はあります

文転するメリット

併願戦略を立てやすい

私立大学受験では、

文系科目を専攻している学生は法学部・経済学部・文学部・教育学部など、多様な選択肢があり、

併願戦略を立てやすいです。

しかし、理系の場合は1大学につき併願できる数が制限されることが多く、入試難易度も高めです。

まず、自分の興味が広い範囲で学びたい人や、

大学入学後に将来の選択肢をじっくり考えたいと思っている人にとって、文転は良い選択肢です。

数学が得意な人が有利になる

文転によって数学の得意な生徒が有利になることもあります。

文系の受験で数学を利用する際に、文転した生徒は数学が得意なことが多い傾向があります。

理系科目を専攻していた際に苦手だった数学が、

文転することで大きな武器となる可能性があります。

将来を考えると、文系の職業でも数学的アプローチが必要になる場面があります。

文系・理系の両方の知識を持つことは、将来のキャリアにおいて有利に働くことがあります。

つまり、文転を検討する学生は少なくないのです。

自分の興味や将来のキャリアを考え、文転を選択することで、より幅広い選択肢や将来への準備を整えることができるでしょう。

勉強量が減少する

また、文転すると勉強量が減る傾向があります。

理系から文系に転じる場合、地歴を学習する必要が出てきますが、

一般的に数学Ⅲなどの理系科目が不要になるため、比較的学習量は減少します。

国語・英語は文系でも必須科目ですから、地歴が増えるものの、

全体的な学習量は文系の方がやや少ないと言えます。

文転するデメリットは？

今までの勉強が無駄に？

まず、文転することで今までの勉強が無駄になる可能性があります。

理系から文系に転じる場合、

これまで学んできた理科科目や高度な数学などは、受験においてほとんど活用されなくなります。

そのため、これまでの学習が無駄になると感じることもあるでしょう。

さらに、文系に転じても学校での授業は理系科目のままであり、

学習内容が自身の受験科目とは異なる場合があります。

これによって、授業やテストでの苦労が増える可能性があります。

この点が文転を考える際の大きなデメリットの一つです。

自学自習が求められる

また、文転によって自学自習が求められる場面もあります。

文転後は、学校の授業で十分に学べない科目については自ら勉強しなければなりません。

そのため、参考書やオンライン学習などを活用して、自ら学ぶ姿勢が求められるでしょう。

国語への苦手意識が際立つ

さらに、文転によって国語への苦手意識が際立つこともあります。

理系専攻の生徒の中には、国語に対する苦手意識を持つ人が多いです。

しかし、文転後は国語の重要性が高まり、国語の得点が試験で重視されることがあります。

そのため、国語の克服が必要になりますが、これが難しいと感じる場合もあるでしょう。

再度理系への転向は厳しい

最後に、文転後に後悔しても、再度理系への転換は難しいことも考えられます。

文転は比較的容易に行える場合がありますが、再び理系に戻すことは非常に困難です。

そのため、文転を考える際には、慎重に将来の進路やキャリアプランを考えることが重要です。

これらのデメリットを考慮しながら、自身の進路や目標に合った最善の選択をすることが重要です。

文転する際の勉強法

理系科目の勉強法

まず、文転しても理系科目の勉強を続けることが重要です。

理系科目の基礎知識やスキルは、多くの場合、受験や将来のキャリアにおいて役立つことがあります。

ですが、これはあくまで基礎レベルでの勉強で十分です。

満点を取ることを目指す必要はありませんが、

学校のテストなどに出る範囲の理解と問題解決能力は保持しておくことが望ましいでしょう。

そして、理系科目と文系科目を繋げることも大切です。

科学的な思考や論理的な解決法は、文系の分野でも活かすことができます。

例えば、数学の論理的思考力は論文の構成や議論の展開にも役立ちます。

文系科目の勉強法

文系科目の勉強法については、独学が主要な方法となるでしょう。

まず、暗記だけではなく理解を重視しましょう。

特に国語や歴史などの教科では、概念や理論を理解することが重要です。

問題解決型の勉強法を身につけ、過程を重視することがポイントです。

また、独学での勉強では、復習が欠かせません。

定期的な復習を行うことで知識の定着を図り、忘れることなく進んでいくことができます。

また、計画的な学習スケジュールを立て、目標に向かって一歩ずつ進んでいくことも大切です。

独学の難しさは、自己管理が求められることです。

自分自身で進捗を見極め、課題を見つけて克服していく必要があります。

定期的な自己評価や振り返りを行い、自分の勉強方法を改善していくことも大切です。

最後に、文系科目と理系科目の両方をバランスよく勉強することが重要です。

どちらか一方に偏らず、幅広い知識とスキルを身につけることが、将来に役立つことでしょう。

まとめ

文転する際のメリット・デメリットについて書いていきました！

この時期文転したい人はぜひ参考にしてみてください！