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皆さんこんにちは。武田塾戸塚校です。
本日は
進学校の罠について
お話ししていきたいと思います。
現役生の中には俗にいう
進学校に通われている人も
いるのではないでしょうか。
進学校は大学受験に力を入れている分、
多くの情報が手に入ったり、
高3になれば学校の雰囲気も受験一色に
なったりするなどの点で受験勉強に有利です。
ただし、進学校には思わぬ罠が
潜んでいるのはご存知でしょうか。
英語が読めない！？
まずは進学校の英語です。
進学校の英語は
長文を読むことを授業の中心にしすぎていて、
英文解釈の基礎を教えてくれない
という点です。
中高一貫校の場合であるとなおさらですが、
進学校では
「長文を読むことには問題がないよね」
という前提で授業が進んでいきます。
筆者の高校もそうでした。
確かに中学レベルの長文であれば、
特にSVOCや節などがわかっていなくても、
単語自体・長文自体のレベルが低かったので、
ある程度単語の羅列を見ていれば文が読めたり、
完全に把握できなくともある程度は
推測できた人も多いのではないでしょうか。
けれども大学受験の英語は
単語自体のレベルがあがり、
内容も抽象度が高くなるので
従来の中学のようなやり方は通用しません。
そこで英文解釈のように文構造を
しっかりと把握していくことが必要になるのですが、
進学校ではそれが行われないことがほとんどのようです。
進学校の授業だけでは、
他の大学受験レベルの長文を見た際に
全く読めないという現象も
起こりうるのが怖いところです。
なので、
学校の授業ももちろん大事にしてほしいですが、
同時に英文解釈系の勉強は
自分で参考書を買うなりして
進めていくようにしましょう。
また、中には教科書の長文しか
授業で取り扱わなかったり、
単語帳の配布がなかったりする学校もあるらしいので、
その場合は特に独学でキャッチアップ
することを忘れないようにしてください。
数学の参考書選びは大丈夫！？
続いては数学についてです。
多くの進学校では教材として
『青チャート』と『4STEP』を使っているところが多いですが、
実はこれ難易度が高めで
得意な人向けなのです。
これらの参考書は量が多い割に、
わからない人にとって
肝心なところの解説の式が省かれたり
していて、数学が苦手な人には
やりずらい参考書なのです。
なので、
数学がある程度できてしまうという生徒については
これをそのまま進めても大丈夫だと思いますが、
苦手で授業内容に遅れを
取ってしまっている生徒の場合には
これらの参考書を一生懸命解こうとしても
一向に数学は苦手なままであると思います。
高校という閉鎖的な空間だと、
「これが普通なんだ」と
錯覚してしまう人が多いかと思いますので、
繰り返しますがこれら参考書は
受験生全体でいえば高難易度の参考書に当てはまります。
なので、
進学校に通っている生徒でなかなか授業に
ついていけていないなと感じた場合には、
武田塾おすすめの『数学1・A基礎問題精講』
『初めから始める数学Ⅰ』
『緑チャート』
などを購入して解き、
数学の苦手意識の軽減、
および苦手な分野の克服をするといいでしょう。
苦手の克服については
高2の夏終わり～秋くらいがターニングポイントになる
と思うのでできるだけ
早め早めの対策をするよう心がけましょう。
苦手意識・苦手分野が克服できた後に
学校の青チャートに軌道を戻す
というやり方が最もいいのではないかと思います。
最後に
いかがでしたでしょうか。
最初に書いたように進学校は
基本的に大学受験に力を入れているので、
通っている受験生は一般の高校の子に比べても
受験勉強が有利に進める環境が
整っていると思います。
ですがカリキュラムや使用教材等に
思わぬ落とし穴があるのも事実なので、
学校の勉強も大事にしつつ
必要なところは自ら独学で
補うことを意識しましょう。
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