2023年度の共通テストが終わり、来年度から高校3年生になる皆さんはいよいよ1年後に共通テスト本番を迎えることになります。
その共通テストで、来年度から大きな変更があるのはみなさん知っていますか?
その大きな変更とは、「情報Ⅰ」という科目の追加です!
『情報』サンプル問題
新しく加わる科目であるため、まだまだ情報が少ないですが、本番に向けた対策を大学入試センターからの情報をもとに紹介します。
情報Ⅰの問題作成の方向性
まず、情報Ⅰの問題作成の方向性については以下のようなことが書かれています。
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・日常的な事象や社会的な事象と情報との結び付き、情報と情報技術を活用した問題の発見
・解決に向けての探究的な活動の過程、及び情報社会と人の関わりを重視する。
・社会や身近な生活の中の題材や受験者にとって既知ではないものも含めた資料等に示された事例や事象について、情報社会と人との関わりや情報の科学的な理解を基に考察する力を問う問題などとともに、問題の発見・解決に向けて考察する力を問う問題も含めて検討する。
○ 試作問題の中にあるプログラム表記は,授業で多様なプログラミング言語が利用される可能性があることから、受験者が初見でも理解できる大学入試センター独自の日本語でのプログラム表記を用いた。
令和7年度試験問題も同様 の方向性で検討する。
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この中でも特に対策する上で重要になりそうなことは、「情報社会と人とのかかわりや情報の科学的な理解をもとに考察する力を問う問題などとともに、問題の発見・解決に向けて考察する力を問う問題」と「大学入試センター独自の日本語でのプログラム表記」です。
知識や問題で示される資料を使って考察して解く必要性
まずは、情報Ⅰでは単なる知識の暗記を問う問題ではなく、知識や問題で示される資料を使って考察して解く必要がある問題があるということです。
そのため、情報Ⅰの復習や演習をするときに暗記ではなく理解をしているか、説明ができるかを意識する必要があります!
情報Ⅰの勉強法などがまだ確立されていない今は、数学のように理解して解けるように勉強をしていく必要があります。
独自の日本語でのプログラム表記になれておく必要性
次に、独自の日本語でのプログラム表記になれておく必要があるということです。
独自の表記は以下のようなルールになる予定のようです。
これらの表現をまず暗記するということが重要なように感じてしまいますが、基本的にプログラミング言語だと英語で表現されている部分を日本語で書きなおしただけのイメージなので、しっかりと普段授業で使っているプログラミング言語の基本的な文法をしっかり覚えて使えるようにしておくことが重要になります。
情報Ⅰの問題構成
情報Ⅰの問題構成についても紹介します。
問題の構成は以下のようになります。
第1問
第1問は,(1)~(4)領域のそれぞれの内容を踏まえた小問での出題となります。
そのため各範囲の基本的な知識をしっかり理解できているかを確認しておくことが対策になると思います。
(1)SNSやメール、Webサイトの利用時の注意や情報の信ぴょう性の判断
(2)情報デザインの考え方について問題文を踏まえてどのような基準で整理されているか考察
(3)論理回路と真理値表の問題
(4)通信データの誤り訂正の仕組みについて考察
第2問
第2問は(1)~(3)を踏まえた問題で、想定問題では以下のような問題が出題されていました。
両者ともに知識の暗記では問題文から考察して解く力がつかないため、仕組みや背景を理解したうえで、その知識を使って考察をできるように勉強しておく必要があります。
A.2次元コードの仕組みと規則性や特徴について、また知的財産権とのかかわりについて考察できるか。
B.日常的な問題喀血の場面で確率モデルのシミュレーションの考え方の理解と結果の内容を考察する。
第3問
第3問では、基本的なアルゴリズムとプログラミングの基本に関する理解をもとに実際に問題に沿ったプログラムを答える問題が出題されています。
そのため、変数や条件分岐などの基本的な文法を組み合わせて目的の処理を作れるように、プログラミングの文法の基礎を抑えたうえで処理を作る演習をする対策が有効になると思います。
第4問
第4問は、データの活用と分析に関する基本的な知識及び技能と、データが表すグラフから読み取れることを考察できるかが問われます。
この問題の対策としては、基本的なグラフや表の読み取り方を理解することと、グラフの種類ごとにどのようなデータを表す意図を持っているのかを理解して読み取れるようにすることが有効です。
参考書での対策
武田塾では「高校の情報Ⅰが1冊でしっかりわかる本」や「藤原進之助のゼロから始める情報Ⅰ」の参考書をおすすめしています。
最後に
ここまで、大学入試センターが公表している『情報Ⅰ』の概要から考えられる対策などを紹介しました。
情報Ⅰの全体的な対策方法としては、数学や物理・理論化学のように暗記ではなくしっかりと理解して知識を使えるように意識して演習をすることが重要になります。
早い段階から少しずつ復習をして、本番でよい結果が残せるように頑張っていきましょう!
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