徳島市の皆さんこんにちは！
武田塾徳島校校舎長の景山です！！！
本日は、私立大学の公募推薦のお話。
前回は指定校推薦のお話をしましたが
今回は別の推薦入試、公募推薦です。
今日はそもそも公募推薦とは何たるかと
その基準や特徴、受験科目について
詳しくお話していきますね。
今日もどうぞごゆっくり！
公募推薦って？
私立大学の入試制度の一つ、公募推薦。
主に10～11月に行われる“秋入試”であり
私立志望の受験生はそろそろ準備を始めた人も
少なくないのではないのでしょうか？
まずは、そもそも公募推薦とはなんたるか？
についてお話していきますね。
公募推薦は、秋のフライング入試！
公募推薦の試験科目は大学により様々ですが
文系なら英語と国語（小論文）、理系なら数学と英語など
一般入試に近い形式をとっている大学が多いのです。
これはAO入試や指定校推薦とは大きく違います。
そのため、面接やその他プレゼンといった準備物が
比較的不要な推薦入試であり
実質「秋入試」ととらえることもできます。
通常の受験勉強を行いながら、大きな負担なく
入試に臨むことができるため
秋の力試しとして利用することもできるのです。
公募推薦は、ほとんどが「併願」！
公募推薦は、そのほとんどが
「併願」であることが多いです。
これは言い換えるとつまり
「蹴れる推薦」ということなのです。
「推薦」と名前はついていますが
合格したら絶対に入学しなければならない
指定校推薦とは異なり、そのまま受験を
継続することも可能なのです。
とはいえ、入学金の一部を支払う必要が
ある大学が多いため、入学の権利を
3月まで保持しておくには数十万円を
要することもあるので注意が必要です。
公募推薦は、学校の成績が重要なことも！
公募推薦の受験資格は他の推薦に対して
比較的緩いことが多く、学校の平均評定が
一定の数値以上であればそれだけで
受験が可能な場合が多いです。
しかし、一部の公募推薦入試では
学校の平均評定がそのまま点数化されることもあります。
裏を返せば、学校の平均評定がある人は
最初からある程度の得点が担保されているため
合格ハードルが少し下がるともいえます。
平均評定が点数化されるかどうかは
大学によって様々なため、受験要項を確認し
自分に有利な配点の大学を探すことが有効です。
公募推薦入試の対策方法
公募推薦の対策方法は、はっきり言って
通常の私立一般入試とさほど変わりません。
「秋入試」と先述した通り、科目試験は
一般入試と似通った形式のものが多く
求められる知識、内容には差がありません。
1点厳しい点をあげるとすれば
過去問が一般入試に加え出そろっていない
ということが挙げられます。
一般入試の過去問であれば
書店に行けば赤本として売られていますが
赤本に推薦入試の問題が掲載されているのは一部です。
しかし、一部の私立大学はネットなどで
パンフレットを取り寄せる要領で
推薦入試の過去問を注文できるようです。
また、学校の進路室で過去の受験生から回収した
過去問を保管されていることも多いようですので
学校に聞いてみることもお勧めします。
というわけで、推薦入試であろうが
一般入試に向けた対策を重ねたうえで
秋に受験がある、という認識で大丈夫です。
一部の大学は小論文や面接がありますので
その部分だけ別で対策を行なってみてください。
公募推薦のかしこい使い方
最後に、私が考える公募推薦の
賢い使い方を2つお話して終わります。
秋の時点でワンランク下をおさえておく
最終的な志望校を受けるのではなく、あえて
ワンランク下の大学を公募推薦でおさえておくのです。
これにより、2月に一般で受ける志望校を絞ることができ
本命の試験勉強に集中することができます。
例えば立命館大学が第一志望校の場合
公募推薦で近畿大学をおさえることができれば
2月に近畿大学以下に出願する必要はなくなり
関関同立の対策および出願に集中できます。
日程的にも余裕を生むことができるため
よりよいコンディション、そして本命を複数日程
受けることも可能になります。
本命校の雰囲気や傾向に慣れる
ダメもとで本命校を受けるのもいいでしょう。
合格すればそれで万々歳、落ちたとしてもそこで
本命校の雰囲気や傾向を味わうことにより
受験に対するギアを1段階あげることができるでしょう。
秋で1段階気持ちを高めることは
思った以上に重要です。
今日はここまで！！！
いかがでしたでしょうか？
今回は、公募推薦についてお話していきました。
季節は秋、そろそろ本格的に進路について
決定していかないといけない時期になってきました。
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