無料受験相談でも良くある相談について、
「化学の点数がなかなか伸びない!」
そんな悩みについてまとめていきます!
特に、受験生は残り少ない時間で効率よく勉強するためにも、
必ずこの記事を読み込んで、勉強の仕方を見直すようにしてください!
化学の特性について
まず、化学とはどういった科目なのかを正しく理解する必要があります。
必ず読み飛ばさずに読むようにしてください!!
化学は言語と同じ
理系科目の一つとして数えられる化学ですが、
本質は英語などの語学と同じなのです。
どういうことか?
例えば、
「【H2O】って何ですか?」
と聞いた時、文系含め多くの人が「水」と答えます。
これに対して、
「なぜ【H2O】は【水】なのですか?」と聞くと、
みんな困ってしまいます。
これは「【apple】はなんで【リンゴ】なのですか?」
という質問と同じく、そう決まっているから。
定義されているからです。
「【H2SO4】は何ですか?」という質問は、
多くの文系の人は答えられませんが、理系なら「硫酸」
と即答できるはずです。
つまり化学とは「理系の言語」ともいえる科目なのです。
高校化学では化学の理解は出来ない
多くの人から、
「化学がわかりません(理解できません)」
と相談を受けます。
これに対して一つお伝えします。
「高校レベルでは化学の理解は出来ない」
高校化学では、実験の結果分かったことを
公式化して当てはめていきます。
例えば状態方程式(PV=nRT)はよく使う公式の一部です。
ほとんどの人がなんで成り立つのかを説明することは出来ませんが、
理想気体において常に成り立つ方程式です。
この方程式を理解するには、物理学を用いる必要が出てきます。
「なんでそうなるの?」
という疑問は素晴らしいことです!
しかし、高校化学というのはまずは現象を把握することに
重きを置いているので、点数を上げたいのであれば今はその好奇心を抑えるのが吉です!
(かくいう私も、高校生の時は疑問を持ち続けながらも覚えるしかない。と、割り切っていました。)
言語と同じでも、○○が化学のいいところ!
極論、全部覚えるしかない科目ではありますが、、、
化学の強みとは
「情報の圧縮が出来る」
ことです!
例えば、元素表を覚えるときに
「水素・ヘリウム・リチウム・ベリリウム・・・」
って覚えてる人はほとんどおらず、
「すいへいりーべー・・・」
と覚えているのではないでしょうか?
これこそが「情報の圧縮」です。
膨大な知識量を必要最低限覚えるべきものに変換して暗記する。
これが出来る人ほど、化学が得意になっていきます。
基本的な化学の勉強法
化学の勉強法の基本は語学の勉強法に近いです。
これから説明する基本的な勉強法に加えて、
情報を圧縮するということを組み合わせれば、
かなり得意な科目にすることだってできます!
第一に覚える。理解を追求しない。
先述の取り、「なぜそのような現象になるのか」というのは、
高校化学では説明しきれないものがほとんどです。
英単語や英文法を抑えると同じように、
「そういうものなのか」と割り切って覚えることです。
第二に繰り返す。復習を徹底的に。
後述しますが、化学は”理解”しているような錯覚に陥る科目でもありますが、
あくまで暗記ありきの学問です。
英単語もその場で覚えたとしても、3か月以上見なかったら忘れてしまいますよね?
化学もその場で覚えたからと言って、ずっと触れないとドンドン抜けていくので、
定期的に復習することを忘れずに!
第三に丁寧な記述をすること。
化学は記述での回答を求められていなくても、
必ず丁寧な記述を心がけるようにしてください。
化学が苦手な人の多くは記述をしない人です。
色んな物質が出たり、操作を加えたりと、、、
化学では考えるべきことが多く出てくるのに、
頭の中だけで解こうなんて無茶です!!
丁寧な記述というのは、情報を整理し、計算ミスをも防げます。
化学はたくさん演習しても伸びない!?
受験生の多くが化学に対して、
一番やってはいけない勉強法をしています!
それは、
とにかくたくさん演習を積む
という勉強です。
化学は理系科目の中でも特に覚えるべき知識が多いです。
例えば共通テストの過去問をやったら6割だったとしましょう。
この場合、化学全体の知識の6割しか覚えていないということになります。
その共通テストの過去問を解きなおし、覚えたとしても、
膨大な化学の知識に対して数問なんて焼け石に水なのです。
【※超重要※】化学の演習の仕方
総合的な化学の演習を行う以上、
これから話すことを必ず実践してください!!
率直に言います。
これを守れないようであれば、その演習は無駄になります。
その問題の正誤ではなく、その問題すべてが説明できるかを見る
よくあるのが、模試を受けた後に自己採点をして
「○○点だった!△△の単元がミスりました!」
これでは、基本的に点数が伸びません。
化学で恐ろしいのは、正解した問題でも次は間違える可能性が高いこと。
みんなに見てほしいのは正誤関係なく、
その問題で出てきた「物質・操作・間違いの選択肢」について
全て説明できるかどうかです。
今回の問題では”たまたま”その問題の正解を知っていただけで、
次回はそこに載っている間違いの選択肢から答えになる可能性もあります。
従って、演習をした以上はそこで出てきた知識に関して全て完璧に答えられるようにしましょう。
出てきた知識は二度と間違えない意識で取り組む
やるべきことがたくさんあるからこそ、
「あとで復習すればいいや」という考えは絶対にしないでください!
確かに後で復習はしてほしいのですが、
復習があるからと、その場で出来るようにしておかなければ、
いつまでたってもその問題は完成度が低くなります。
その場で「絶対に間違えないぞ!」
という所までやり直して、
間違えた問題の復習の時には全問正解が当たり前!
間違えてしまったら大反省するようにしましょう。
時間が無いならノートは作らない。一つの参考書に書き込む。
参考書によっては、端折られている知識もあります。
問題演習して初見の知識などはまとめるのではなく、
自分が主力として使っていく(試験会場に持って行く)参考書を一つ決め、
そこに書き込んでいくようにしましょう。
ゼロからノートにまとめていくのは、時間がかかる上に、
やりがいに対して知識の定着はかなり低くなります。
大学入試化学のオススメ戦略
さいごに、化学の点数の取り方についてオススメの戦略をお伝えします。
①まずは基本的な理論化学を抑える
標準的な理論化学の問題を第一優先で仕上げましょう。
自分が目標としている点数の8割はキープできるようになることが目標です。
例えば、6割を目標としていればそのうちの8割の4.8割を理論でとれるようになるのが目標となります。
②有機化学の概要を抑える
学校によっては理論化学の後に無機ではなく有機に入るところもあります。
有機化学はパズルゲームのようなもので、点数を上げるためには相応の演習量が必要になります。
とはいえ、全くやらなくては0点になってしまうのでまずは有機化学の知識を抑えておく必要があります。
現時点では、有機化学にはあまり時間をかけたくありません。
理由は③で。
③無機化学は満点を狙おう
化学で嫌な事といえば小数点がたくさんの計算をすることだと思います。
無機化学は暗記そのもの。
ここで点数を落としてしまうと、複雑な理論化学計算や、
複雑なパズルの有機化学で点数を稼がないといけなくなってしまいます。
化学が得意な人はもちろん、苦手な人ほど無機化学は満点を狙いに行きましょう。
④苦手分野の縦割り勉強
最後は自分の苦手な単元を集中的に勉強する縦割り勉強をしましょう。
冒頭でも話した通り、化学は膨大な情報量であるため、
過去問をとにかく回す等の勉強よりも、一つ一つ仕上げていく方が
着実に点数が伸びていきます。
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