こんにちは。
板橋区東武東上線ときわ台駅から徒歩1分、大学受験予備校武田塾ときわ台校です。
これを読んでいるあなたは、早慶志望の方だと思いますが、
・早慶に受かりたいけれども、あと1年しかない。
・早慶を第一志望校にしてもいいのか？
・自分が早慶に受かる可能性はどれくらいあるの？？
今、そんなことを考えていることでしょう。
というわけで今回は、1年間の勉強で早慶に合格するボーダーについてのお話です。
※理系の方はコチラ
また、早慶志望ではなく、MARCH志望の方も是非参考にしてください。
そもそも、MARCHの合格の椅子を奪っていく人は、基本的に早慶志望の方々です。
つまり、MARCHに絶対に合格したいと考えている方は、早慶志望の方々の動きを常に意識して勉強しなければなりません。
強者が弱者を喰う。
一般入試はこの食物連鎖ゲームです。
常にワンランク上の大学群の動向を意識し続けてください。
高２の２月時点での早慶ボーダー
結論から言えば、高１、高２でほとんど受験勉強をしてこなかった場合、早慶に合格できる可能性は極めて低いです。
高校偏差値70以上の進学校であればまだ可能性はありますが、70未満の高校の方は、相当の覚悟を持って挑む必要があります。
では、高2の冬（2月頃）の時点でどれくらいの実力があれば残りの1年間で合格できるのか？
ここでは、３つの基準から、1年間の勉強で合格できるボーダーをお伝えしていくので、参考にしてみてください。
・自分が早慶合格のルートに順当に乗れているのか？あるいは遅れてしまっているのか？
・早慶は諦めるべき？？
このあたりについて自分自身で理解し、判断していただくことができます。
※試験方式については、共通テスト利用を除きます。
※文系に絞った内容になっています。
①共通テストの点数
□英語（リーディング）・・・70％
□国語・・・65～70％
□社会・・・40～50％
□数学・・・50％
※現在、高校1年生の人は、1年後、共通テストを解いたときに何点くらい取らなければいけないか？ということをイメージしてください。
□英語（解説）
早慶の過去問を解いた経験がある人ならばわかると思いますが、難易度が共通テストの比ではありません。
そのため、70％取れなかった原因を自分で振り返ったときに、読解ができなかったり、選択肢が全然選べない状況の場合、1年でその差を埋めるのは非常に厳しいと心得てください。
逆に、読解は出来ていたものの時間が足りなかったということが70％取れなかった原因の場合であれば、時間内に解けるようになる訓練をすれば英語に関しては可能性が出てきます。
□国語（解説）
早慶の文系を狙っているなら、本来70％は取りたいです。
古文は単語と文法が分からなくても、主語を推測する読解力があれば、ある程度は解けるはずです。
□社会（解説）
学校で習った範囲のものは確実に得点出来る状態を目指したいです。
□数学（解説）
数1A2BC全ての範囲を学校ないしは自学自習で網羅出来ていることが前提です。
②偏差値（全国統一共通テスト模試）
□英語・・・60
□国語・・・60
□社会・・・50
□数学・・・55
全国統一模試とは、河合塾が実施している全国の受験生を対象とした模試です。
学校が実施しているベネッセの進研模試とは別物となります。
模試ごとの違いについては、別のブログで説明しています。
□英語（解説）
出来れば偏差値65には届いていてもらいたいです。
偏差値60以下ということは、ポラリス英文法や、単語や熟語に抜けがあるということです。
本来であれば、構文や読解、過去問演習が始まっていなければならない時期だという事を自覚してください。
□国語（解説）※慶応の小論文で受験する人は関係ないです。
国語は科目の特徴として、時間による伸びしろが他の科目と比べて小さい傾向があります。
早稲田大学の国語は選択肢で正解するのは難しいため、記述で部分点を集めることが出来ているかどうかがポイントです。
残り1年というなかで、国語の偏差値50だと、社会に時間を使わないといけないのに国語に割く時間が増えて苦しくなります。
□社会（解説）
今偏差値50でも何とかなります。
残り1年で受かるボーダーは、既に着手はしていて、一通り流れを理解している状態であることが大事です。
もし着手していなければ急いで着手してください。
暗記が確実ではなく、問題が解けなくてもまだ大丈夫です。
□数学（解説）
数学２Bと数学Cは完了している必要があります。
数学を選択する人は、数学が得意で、自分にとってコスパが良いと分かっている受験生が集まってきます。
そのため、全国の数学自慢と戦うという認識が必要です。
そもそも、「数学が苦手で受験科目に数学」という受験生はいないと思います。
③完了しているべき参考書
□英語・・・単語・熟語・文法・基礎的な構文
□現代文・・・漢字・キーワード・基本的な読解
□古文・・・古典文法と古文単語のどちらか１つ
□社会・・・通史30％～50％
□数学・・・数学1A2BCの基礎的な問題を1周程度周回
□英語（解説）
英単語帳はシス単、ターゲット1900、LEAP等の大学入試向けの参考書のいずれかが、一語一約までで完璧な状態である事が最低条件です。
早慶の場合、単語の参考書は2冊目が必要になるため、この時点で1冊目が完璧に仕上がっていない場合は、かなり厳しいでしょう。
また、熟語帳においては、速読英熟語、ターゲット1000等のいずれかが一語一約までで完璧に暗記できている状態がボーダーになります。
英文法は、「英文法ポラリス1」の内容が完璧な状態です。
読解においては、「肘井学の読解のための英文法」ないしは、「入門英文問題精講」まで進んでいる状態です。
□現代文（解説）
漢字は「漢字マスター1800」が書きCまでです。
語彙は「中学国語力を伸ばす語彙1700」が完璧な状態です。
基本的な読解は、武田塾のルートで言えば、「新・現代文レベル別問題集1超基礎編」まで進んでいる状態です。
□古文（解説）
古文単語帳ないしは古文文法の参考書のどちらかが完璧に仕上がっている状態です。
□社会（解説）
歴史科目であれば、通史が半分程度まで暗記出来ていれば上等です。
地理も暗記事項は半分程度です。
政経、公民においては、暗記事項が歴史科目に比べて少ないため、70～80％をボーダーとします。
□数学（解説）
数学は「入門問題精講」の1A2Bを終えて、「基礎問題精講」1A終盤に入っている状態がボーダーです。
青チャートであれば、コンパス2までの問題は1A2B周回が終わっている状態で、1Aのコンパス3の問題に入って終盤まで進んでいる状態がボーダーです。
まとめ
いかがででしたでしょうか？
まず、しっかりと認識して頂きたいのが、
『早慶志望≠早慶合格の学力を有している』
だという事です。
皆さんも、お友達も、ほとんどの方が現時点で合格に値する学力を持っていないでしょう。
では、これからの時間軸において、
どのペースでその学力を会得していくのか。
どのタイミングで合格レベルのボーダーに追いつこうとしているのか。
しっかりとイメージと計画を持って受験勉強に励んでください。
大学受験は全国大会です。
自分の周りにこのレベルのお友達がいなくても、他校には間違いなく実在しています。
塾屋さんだからと厳しい事を言って煽っているわけではないです。
毎年早慶に合格する生徒たちの高2の2月時点でのリアルをお伝えしています。
遅れている方は、是非気持ちを入れ替えて頑張ってください。
また、MARCHを目指している方は、このスピード感で走り続ける生徒を常に意識し続けてください。
これから受験勉強を始める高1高2の方の指標になれば幸いです。
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