こんにちは!
板橋区東武東上線ときわ台駅から徒歩1分の個別指導予備校、武田塾ときわ台校の高橋です。
英検(従来型)の締め切りが近づいてきました。
特に私立大学を第一志望にしている人は必ず受検してもらいたいです。
英検を取るメリットは、何より「入試の際に選択肢が広がる・優遇措置がある」ということです。
英検はしっかり対策すれば十分合格できますので、取らない理由はありません。
以前、こちらの記事で英検2級を取るメリットをご紹介しました。
今回の記事では、英検準1級に合格したら優遇される大学をご紹介します。
1.英検準1級のレベルについて
英検「合格」とは
英検に合格するためには、CSEスコアで基準点を上回る必要があります。
各級で必要なCSEスコアについて
英検3級は2200点満点、1456点で合格。
英検準2級は2400点満点、1728点で合格。
英検2級は2600点満点、1980点で合格。
英検準1級は3000点満点、2304点で合格。
となっています。
これはあくまで合格最低点なので、
CSEスコアを高得点取ることで受けられる大学の幅も変わってきます。
というのも、大学によっては
「合格した級に関わらず、CSEスコアによって判定される」
ということがあります。
例えば、3級に満点近くで合格できれば、
大学によっては2級相当と判定してくれる、ということです。
英検準1級の難易度について
英検準1級は、2級までに比べてCSEスコアの基準がかなり高くなっています。
準1級の単語帳を見たことがある人は、
これまでの単語帳に比べて単語のレベルが急激に上がったことに気づくでしょう。
他にも、英作文の長さは2級が80~100単語だったのに対して準1級は120~150単語となっています。
長文問題でも読まなければならない量が格段に増えています。
ただ、長文読解をよーく見てみると、単語のレベルが急激に上がったわけではないことがわかります。
さすがに2級よりはレベルアップしていますが、
長文が全く読めないほど難しい単語にあふれているわけではありません。
対策無しで2級に合格するレベルにある人からすると、
準1級は見た目ほど難しくなっているわけではない、というのが準1級のレベル感です。
英検準1級で優遇される大学(早慶上智)
ここからは大学ごとに英検準1級が利用できる入試をご紹介します。
※2022年度入試の募集要項から抜粋しています。
必ず受験する年度の募集要項をご確認ください。
早稲田大学
商学部
「英語4技能テスト利用型」の出願資格が得られます。
他の受験方式よりも合格最低点が低いので、商学部の中では狙い目といえるでしょう。
文学部・文化構想学部
「英語4技能テスト利用方式」を受験できます。
英語の試験が免除され、国語と歴史(世界史か日本史)の2科目で判定されます。
※この方式の合格最低点は高めになっているので、
英語も受験する必要のある「3教科型」との併願がおススメです。
国際教養学部
国際教養学部の一般入試では、200点満点の試験の中で英語4技能テストに20点の配点がされています。
英検1級で20点(満点)
英検準1級で14点
英検2級で7点
となっています。
慶應義塾大学
慶應義塾大学では、英検を利用した入試は実施されていません。
上智大学
TEAPを開発した上智大学ですが、英検利用に関しても寛容な印象です。
「学部学科試験・共通テスト併用型」と「共通テスト利用型」で利用できます。
「学部学科試験・共通テスト併用型」
「学部学科試験・共通テスト併用型」では最大30点(英検1級の場合)の加点がされます。
英検準1級の場合
1.まずは大学入学共通テストの英語(200点満点)に20点加点
2.その後、各学部の英語の配点(例えば60点満点など)に換算
となります。
もし、とある文学部志望者(英語60点満点)が英検準1級を持っていて、
共通テストの英語で合計160点取れたとした場合、
1. 160 + 20 = 180
2. 180 × 200分の60 = 54点
という計算になるわけです。
英検準1級を持っていると10%加点となるのがうれしいですね。
「共通テスト利用型」
共通テスト利用型では、英検準1級を持っていた場合、
共通テストの英語の点数が180点とみなされます。
もし共通テストの得点の方が高ければその方が採用されます。
最低でも180点を保証されているのは、精神的にも大きなメリットです。
東京理科大学
東京理科大学では、「グローバル方式入学試験」にて英語の資格・検定試験のスコアが出願資格となっています。
このグローバル方式では、「数学と理科」あるいは「数学の点数を2倍」の合計300点満点に加え、
英検などのスコアに応じて加点がされます。
この加点の最大は25点で、英検準1級の場合20点から加点されていきます。
詳細は募集要項をご確認ください。
英検準1級で優遇される大学(GMARCH)
次に、GMARCHレベルの大学で見てみましょう。
学習院大学
国際社会科学部のプラス試験は、英語の点数は英語外部試験の成績で判定されます。
英検の場合、
準1級にギリギリ合格の場合(CSEスコア2304)は150点満点中130点となります。
CSEスコア2540以上となると、150点満点中140点となります。
明治大学
明治大学では、学部別入学試験と全学部統一入学試験で英検が利用できる学部が異なります。
学部別入学試験
学部別入学試験では、商学部・経営学部・国際日本学部の3学部で英検を利用できます。
・商学部では、英検を2級以上取得していると「英語4技能試験利用方式」への出願資格が得られます。
この試験方式では通常の商学部の試験方式と配点が異なり、英語を生かして受験ができます。
・経営学部では、「英語4技能試験活用方式」の受験資格が得られ、級ではなくCSEスコアによって加点があります。
2200以上では出願基準満たすが加点無し、
2467以上で20点加算、
2630以上で30点加算、となります。
・国際日本学部では、英検準1級以上を取得していると「英語4技能試験利用方式」への出願資格が得られます。
英語の試験が免除され、国語と地理歴史の2科目の総合点で判定されます。
全学部統一入学試験
全学部統一入学試験では、農学部・経営学部・国際日本学部・総合数理学部の4学部にて
英語の試験の得点に換算されます。
英検準1級を取得している場合、いずれの学部においても満点として換算してもらえます。
これは使わない手はないですね!!
青山学院大学
青山学院大学で英検が利用できるのは、一般選抜(個別学部日程)の中でも
国際政治経済学部 (国際政治学科 国際コミュニケーション学科)
と
総合文化政策学部
の2学部3学科のみとなります。
国際政治経済学部 (国際政治学科 国際コミュニケーション学科)
一般選抜では、「共通テストの3科目の点数+独自問題」で判定されていますが、
英検準1級を持っていることで共通テストの地歴公民・数学を受けなくてよくなります。
ただし、国際政治学科では独自問題で歴史の知識が必要となります。
総合文化政策学部
英検利用では、CSEスコア2100以上の場合、出願資格となります。
(このスコアは合否判定には使われません)
他には国語と地歴公民数学、総合問題の出題です。
立教大学
立教大学では、文学部の一部日程をのぞき、全ての学部で「英語外部試験」あるいは「共通テスト」の点数で判定を行います。
級や合格不合格に関係なく、CSEスコアを元に1点ずつの点数に換算します。
得点換算の詳細は一般入試では非公表ですが、大学入学共通テスト利用入試の場合は公表されています。
2021年度入試では、英検準1級(CSEスコア2304以上)だと満点(100%)に換算されました。
一般入試でもこれに近い得点換算がされているものと思われます。
中央大学
中央大学では、経済学部、理工学部、文学部、総合政策学部、国際経営学部、国際情報学部 の6学部で英検のスコアを利用した入試が受けられます。
経済学部
経済学部の試験では、英語の試験の代わりに英検のCSEスコアが点数化されます。
CSEスコア2000で95点換算(150点満点)なので、準1級を持っているとかなりの高得点が期待できます。
理工学部
理工学部では、英語の試験の代わりに英検を利用することができます。
出願資格としての利用になるので点数化はありません。
英検の場合、準1級合格かつ各技能で所定のスコアを超えている必要があります。
文学部
文学部では、英語の試験の代わりに英検を利用することができます。
出願資格としての利用になるので点数化はありません。
英検の場合、準1級に合格していれば受験資格を得られます。
ただし、学びのパスポートプログラムに出願することはできません。
総合政策学部
総合政策学部では、準1級以上で英検利用を受けることができます。
得点換算型で、CSEスコア2500で30点(50点満点)に換算されます。
試験で英語と国語を受ける必要があるので、
CSEスコアで高得点を持っている人は検討すべきかと思います。
国際経営学部
国際経営学部の試験では、英語の試験の代わりに英検のCSEスコアが点数化されます。
その場合、試験科目は国語(現代文のみ)となります。
準1級にギリギリ合格したレベルだとおよそ150~160点(200点満点)ほどに換算されます。
国際情報学部
国際情報学部では、英語の試験の代わりに英検を利用することができます。
出願資格としての利用になるので点数化はありません。
英検の場合、準1級合格かつ各技能で500以上取得している必要があります。
法政大学
法政大学において英検が使えるのは、T日程(統一入試)と同日に行われる英語外部試験利用入試です。
準1級の場合、13学部で「英語外部試験利用入試」の出願として利用できます。
この方式では法政大学の試験は1科目で受験することができます。
また、GIS(グローバル教養学部)を受験するには英語外部試験を出願資格としています。
英検を利用するときは準1級かつCSEスコア2350以上が必須となっています。
まとめ:英検は準1級まで取れるとだいぶ選択肢が広がる!!
英検は、準1級ともなるとかなり難易度が上がる分、
大学受験ではかなり有利に働くことが多いです。
とはいえ、英語だけにかまけていると他の科目が伸び悩み、
合計点としては不十分になってしまう可能性があります。
高校3年生であれば、英検の勉強と並行して他の科目もしっかり進めていきましょう。
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