こんにちは!
板橋区東武東上線ときわ台駅から徒歩1分の予備校、武田塾ときわ台校の高橋です。
最近の大学入試では、出願の際に「『主体性』『多様性』『協働性』について活動してきたこと」という作文が求められています。
ただでさえ英語や数学など一般受験や共通テストに向けた受験勉強で忙しいのに、
このような作文で少々時間を取られるというのはかなり面倒なことですよね。
今回はこの作文の対策についてお伝えします。
大学が「主体性」「多様性」「協働性」の作文を求める理由とは
僕が受験した頃には存在しなかったこの作文。
実は大学入試改革の一環で導入されました。
AO入試や指定校推薦・公募推薦など(現総合型選抜)では志望動機や自己PRの提出がありましたが、
一般選抜でも高校生活の様子についての文章を求めるようになりました。
多くの大学では合格判定には用いられず、
大学入学後の教育・研究活動などに使われる見込みです。
※詳細は各大学の募集要項をご確認ください。
どのようなテーマを求めているのか、大学ごとに比較しました
出願の際に「主体性」「多様性」「協働性」の経験を書くということですが、
大学ごとに求めているものは微妙に異なっています。
主要な私大で比較しましょう。
早稲田大:
学校内外で取り組んだ「主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度」をもって活動したこと、経験したこと慶應義塾大:
「主体性」「多様性」「協働性」についてどのように考え、心掛けてきたか上智大:
高校生活において主体的に取り組んだ活動の成果や、留学・海外経験、取得した資格・検定などについて
学習院大:
「受験生本人に関する内容」明治大:
高等学校入学に相当する年齢から出願時までに「主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度」を持って活動・経験してきたと受験生本人が考えている内容青山学院大:
「主体性・多様性・協働性に関する経験」等立教大:
高等学校在学中に、学校内外にて「主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度」をもって活動・経験してきたと考える事項
などなど。
上智大がけっこう具体的な指示文なので書きやすそうですね。
早慶でも微妙に求められているものが違うのがわかります。
この作文はだいたい100~500字の指定が多いので、
おおよそ300~400字用意できれば十分かと思います。
ただし、最低字数の8割程度はなんとか書いておきたいものです。
定員をはるかに超える受験生が一斉に送るものなので、
体裁さえ整っていれば問題はないはずです(字数が少なすぎるのはさすがにダメです)。
「主体性」「多様性」「協働性」の作文を書くコツについて
このような作文を書くコツは次の3点です。
1.エピソードを交えて書く
2.「主体性」「多様性」「協働性」のうち2つは盛り込んで書く
3.一文を短くする
具体的に説明していきます。
エピソードを交えて書く
エピソードを取り入れることにはメリットがあります。
・自分のオリジナリティが出せる
・読み手に具体的にイメージさせる
ということです。
創作話でもバレなければ問題ありませんが、
できれば自分の経験をもとに組み立てるのが理想的です。
「他人と何か苦労したこと→それからともに成し遂げたこと」のエピソードで話を組み立てましょう。
「主体性」「多様性」「協働性」のうち2つは盛り込んで書く
正直、これは難しくない要素です。
「自分の思いや行動」と「他者の思いや行動」、
それをどう折り合いをつけたかということが書ければOKです。
その文を作る際は、「私が主体性を発揮したのは~」や
「他の人と協働して○○を成し遂げました」などとラベリングすればそれっぽくなります。
一文を短くする
文章に書き慣れていない方は一つの文章を長々と書いてしまいがちです。
そのような文は正直読みにくく、幼稚に見えてしまうことさえあります。
接続語や接続助詞の個数は最低限で留めておき、文章が切れそうなときは切るのが望ましいです。
一つひとつの文は短くしましょう。
作文を書く際の禁止事項がヤバい
作文を書く際、禁止事項は次の3点です。
1.他人のコピーペースト(丸パクリ)
2.字数不足(最大の8割は書こう)
3.調査書とずれない内容にする
ということです。
特に「他人のコピーペースト」は絶対にやってはいけません。
大学では、課題レポートなどで「剽窃(他人の文章を自分のものとすること)」をすると、
厳しい裁定が下されることがあります。
もっとも厳しい場合だと単位剥奪や停学なども起こりえます。
そのような不正行為をチェックするソフトを導入している大学さえあります。
他の人の文章を丸パクリするのは厳に慎みましょう。
※自分オリジナルの文章を他の大学に使いまわすのはOKです!!
エピソード 骨子集
例文を作成することも考えましたが、
丸パクリされた際の受験生のリスクを考え、骨子集を作成しました。
これに肉付けしてオリジナルの文章を作成してください。
部活系
私は〇〇部の部長。「〇〇」を目標に頑張ってきた。
↓
部員と目標について対立。雰囲気が悪くなってしまった。
↓
顧問の先生や部員と話し合い、何らかの工夫を通じて目標を共有。
↓
一致団結して練習できるようになり、〇〇という結果となった。
高校の部活動を通じて他人の意見を尊重しながら自分の意見も丁寧に話す大切さを学んだ。
私は○○について興味があり、高校から新たに部活動として始めた。
↓
(その競技・楽器)は経験者も多く、他の人たちに比べて下手だったため、足を引っ張ってしまった
↓
上達するために経験者の仲間や先輩から積極的に教わり、
家でも自主練に○時間以上取り組んだ
↓
後輩が入ってくる頃にはだいぶ上達し、未経験の人たちにも指導できるまで成長できた。
実行委員会系
私が高校生活で最も力を入れたのは、○○祭実行委員会の仕事であった。
↓
その中で○○という仕事を任され、多くの人と協働した。
↓
特に大変だったことは、○○ということだ。
↓
自分一人でやってみてもうまくいかず、他の人に助けを借りながら進めていった。
↓
結果的に大成功し、他人とともに力を入れて同じ目標に向けて努力する大切さを学んだ。
勉強系
私が高校生活で最も力を入れたのは勉強であった。
↓
中学校であまり勉強が得意ではなかったので、高校に入ったらしっかり勉強しようと考えていた。
↓
もっとも苦手だった科目は○○であった。
苦手を克服するため、得意な友人に勉強方法を聞いたり、高校の先生にアドバイスを求めたりした。
↓
また、勉強を頑張る同志を募り、テスト前は勉強会を開いた。
多いときには○人が集まり、一緒に教え合った。
↓
クラスの平均点は学年の中で最も高く、ともに勉強することで成果を上げる苦労と喜びを学んだ。
まとめ:「他人と」何かを成し遂げた経験をまとめよう
これまであまりこのような作文を書く機会がない人にとっては、
何を書けば良いのか戸惑うことと思います。
集中して考えれば、およそ2時間もかからず書き終えることができると思います。
できれば年内(12月中)、遅くとも冬休み中には400字程度でまとめておき、
いつでも出願できるようにしておきましょう。
※書き終わった後の超大事なアドバイス!
頑張ってまとめ上げた作文でも、一晩は寝かせて、翌日以降にチェックしましょう。
どんな人でも、最初に出来上がった文章を修正したくなるものです。
頭を一旦リセットした後、最終チェックをしてください!
また、他人に添削してもらうとさらに良いです!
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