こんにちは。
武田塾栃木校の校舎長の小林です。
ブログをご覧頂きありがとうございます。
栃木市で緊急事態宣言の一応の解除に伴い栃木県の公立高校も学年・クラスごとの分散登校が開始されます。
まだまだ今までの日常というわけにはいきませんが、変わらずに勉強していかなければなりませんよね。
ただ、いざ勉強するにしても、なにをどう勉強すればいいかが分かっていなければ無駄に時間を浪費してしまうかもしれません。
そこで今回は以前受験相談で質問があった古文の中でも読解問題の勉強方法について何回かに分けてお話ししていきたいと思います。
そして今回はその第2弾です。
古文を読む=全訳❔
古文はそもそも昔の日本語です。
しかし、古文の問題文を英語の長文の様に全部訳そうとすると、それだけで試験時間は無くなってしまいます。
その上、重要な主語が省略されているために、登場人物がさっぱり理解できないということが起こってしまいます。
単語と文法を勉強しても意味が解らないことこそが古文嫌いの元凶になっている可能性が高いのです。
本文を全て訳そうとすることに拘る高校の授業は忘れて勉強法を一から見直すことで、全て訳さなくても古文の本文内容が推察できるようになります。
本文と現代語訳の差
古文の文章は、現代語訳すると長くなることが殆どです。
古文は約3割、概要を理解するために必要な主語が省略されています。
人物が隠れているから意味が解らないのです。
それを突き止めるには本文中の敬語や尊敬語の使われ方によって身分を推察することが重要になります。
これこそが前回お話しした
敬語を制する者は古文を制する
と、言う事です。
省略されている人物の身分を想定し、設問や注釈を加味することで大まかな全体像の理解に努めることが現代語訳との差を埋める作業になります。
古文を読むということは○○化である
古文を読むことは、頭の中で情景描写すること、つまりマンガ化する事がとても重要です。
本文は何の変哲もない内容であることが多く、日常で誰もが一度は体験した事のあるおもしろエピソードも多いです。
なので、大まかな概要の理解をして、設問や注釈から場面を連想しイメージ化することができれば、古文が面白くなるし苦手意識も克服できます。
古文を受験で使う人もそうでない人もそんな目線で古文に触れてみると面白い小話に出会えるかもしれませんよ。
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