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【公募推薦入試】過去問の適切な使い方は?いつから解き始めるべき? 武田塾天王寺校

【公募推薦入試】過去問の適切な使い方は?いつから解き始めるべき?

みなさんこんにちは!武田塾天王寺校です。

9月も終盤になり、涼しくなってきましたね。
共通テスト出願も始まり、公募推薦入試の受験校選定も始める頃かと思います。
「公募推薦入試受験するつもりだけど、過去問っていつから解いたらいいの?」「過去問ってどう使うの?」
と疑問を感じる人が出てくる頃かとも思います。
そこで、今回は正しい過去問の使い方と解き始めるタイミングについてご説明します!

公募推薦入試 過去問の適切な使い方は? いつから解き始めるべき?

過去問を使う目的とは

「過去問は早めに解かなければいけない」「過去問さえやっておけばいい」
そう言われたことがある方or何となくそう印象付けられている方が多いように思われますが、本当にそうでしょうか?
「なぜ、早く解かなければいけないか」「なぜ過去問さえやっておけばいいのか?」
考えたことはありますか?
理由を聞かれてみると、「なんとなく」としか答えようがないのではないでしょうか。
それもそのはず、過去問を使う目的と「早く解かなければならない」「過去問さえやっておけばいい」ことは論理的に結びつかないのです。

まずは過去問を使う目的について、整理していきましょう!

情報収集

受験大学の出題傾向を知る

これは皆さん思い浮かぶ目的の一つになるかと思います。
受験大学がどのような形式で問題を出題してくる傾向にあるのかを知ることは非常に重要です。
たとえば、英語だったら「並べ替えの文法問題が出る」「会話文の並べ替えの問題が出る」、国語だと「漢字の問題と語彙の問題が出る」などです。

時間配分を知る

これは大学によって大きく変わってくるため、知っておくべきですよね。
制限時間は書いてあるため、過去問を解かなくてもわかりますが、大事なのは問題の分量と時間です。
90分試験時間がある中で、大問6つをとかなければならないテストと90分だが大問3つを解かなければならないテストでは、急ぎ度合いが全く変わってきます。
そして、急がなければならないテストほど、「どの大問に何分かける」という作戦を立てていなければ「時間が足りなくて、実力的には解ける問題を解く時間がなく、落としてしまった…」という失敗のリスクがあがってしまいます。
先に過去問を解いておくことで知り、対策を練ることができる情報の一つです。

自分が苦手な出題方法を知る

これは上記に似て来ますが、「この大学は並べ替えの文法問題を多く出してくるのに、自分は並び替えの問題であまり正答できなかった…」という自分の苦手を過去問を解くことで知ることができます。
過去問を解いて、それがわかったなら収穫を得られていると言えるでしょう。

今の自分の実力を知る

入試問題は、多くの場合、合格最低点や合格者平均点などを明らかにされている場合が多いため(各問題の配点が不明なこともありますが)おおよその自分の位置が分かりやすく、実感しやすいですよね。
大学の出題問題のレベルと自分の今のレベルの距離感も把握できます。

分析

自分が対策すべき事項を知る

過去問を解いて、大学の出題傾向と自分の苦手分野・出題方法等をしっかり見つけることができれば、あとはそれを克服するためにどうすべきかを考えることが大切です!

「とりあえず過去問!」は誤った認識

上記のように「とりあえず過去問を解いておけばいい」という考えはむしろ、過去問を解くために費やした時間がもったいないことになっているといえます!
過去問を解いて、何も分析せず、また過去問を解いて、合格できるまでの力がつくでしょうか?
そんなにすぐにその力がついたら誰も受験勉強にこんなに悩んでいないはずですよね…!

過去問は、自己分析と敵(受験大学の問題)を知ることができる術で、かつ自分が克服すべき分野を把握するための道具なのです。

次に過去問の目的に見合った正しい過去問の使い方(取り組み方)についてご説明します。

過去問の適切な使い方

過去問の使い方

時間を測り本番に近い形で解く

時間配分を知るために過去問を解くということは…やはり試験時間と同じ時間で過去問を解いてみる必要があります。
まずは一度時間を測って解いてみましょう!
余裕があれば大問ごとに何分かかったかをメモしておけると今後に繋げやすいです◎
また、本番に近い形で解くということは、基本的にすべての解答を埋めるようにしましょう。
たとえ勘でも本番なら、とりあえず解答しようとしますよね。
後からやり直しはしなければいけませんが、そこも本番を想定して実施しましょう。

制限時間なしならどこまで解けたのかを確認する

初めて過去問を解いて、余裕で時間内に解けるということはなかなか起きないはずです。
初めは時間が足りなくて当然で、そこからどう対策して改善していくことができるか、が最も重要です。
制限時間が来たら諦めるのではなく、どこまで解けたのかをメモして、最後まで解き切りましょう。

合格点を取るために何が必要か確認する

時間制限ありなら何点で、時間制限なしなら何点とれたのかを確認します。
時間制限なしで合格最低点に達していたなら、あとはどのように時間短縮を測るか、
時間制限なしでも合格点に届かずor時間は足りたが合格点に届かずなら、どこで自分が失点しているのか・どの問題は解けそうなので失点したのかなどをやり直しして確認していきましょう。
ここで大切なことは、満点は取ろうとしなくて良く、あくまで合格点を目安にするようにしましょう!

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自分が苦手な範囲について振り返り、克服する

やり直しをしていくと、自分な苦手な分野・範囲が明らかになります。
これを克服するためには、過去問をまた解くのではなく、その範囲や分野のカバーをしている参考書や問題集を活用し、今一度復習し直しましょう。
時間配分についてもここで大問ごとに掛ける時間を考えると良いでしょう。
下記動画の「赤本ノート」を使うこともおすすめです!

過去問に取り組む適切なタイミングとは

入試の出題範囲の勉強が一通り終わってから

基礎的な知識が入っていないまま解く意味がない

過去問を解く→苦手克服→過去問をもう一度解き直し、改善の確認をする&次の課題を見つける→苦手克服・作戦改善→…

という流れが取れることが過去問の有効な使い方とご説明しましたが、
出題範囲の基礎的な知識がまだ頭に入っていないのにそれをしても、「なにが苦手か・どう克服すべきか」を分析する以前に自分が何をわかっていないかを認識することができません…。

入試の出題範囲の確認も必要ですが、その基礎的な知識を身に着け、武田塾でいう「日大レベル」の勉強まではできた状態で過去問演習に入っていきたい所です。

浪人生や早くから受験勉強を始めている人は夏の実力だめしに使ってみるのも◯

基礎的な知識が入っていないまま解く意味がない分、逆にそれができている人はすこし早めの時期(8~9月)に基礎の定着の確認に公募推薦入試の過去問を使ってみても良いといえます。
使える過去問の数を逆算しておく必要はありますが、その時期に公募推薦入試の過去問を解いてみることでモチベーションUPや維持にも有効かもしれません。

毎日過去問を解く必要はまったくない

過去問は、自分に足りないものを確認・分析するために取り組むものです。
先程も記載しましたが、受験相談に来られる生徒さんの中には「過去問はたくさん解いている」という人が多々います。
しかし、解くだけではほとんど意味がありません…(T_T)
何度も言いますが、自分に足りないものを分析し、その対策をした後、実際に克服できているかを確認するもの・さらに対策を深めるためのものとして使うようにするので、毎日解く必要はありません!
強いていうなら公募試験の1週間前は2日に1回くらい過去問を解くようにして、確認に使ってもいいでしょう。
ただし受験校の数や手に入る過去問の数の確認をし、逆算して考えましょう!

公募推薦入試の過去問はいつ・どのくらい解くべき

基礎知識が頭に入っている人は、公募試験の2~1.5ヶ月前から難易度の低い受験校or試験日が早い受験校の過去問を解き始めると良いでしょう。その時期は1週間に1回過去問を解き、苦手克服をしていく形で良いでしょう。
合格点を安定してとれるようになれば、公募試験の3週間前くらいから週に2回程度過去問を解くように頻度を上げていっていいでしょう。上記でも述べましたが、その後公募試験1週間前は2日に1回くらい過去問を解くようにし、前日は今まで勉強したことの確認や試験にそなえて早めに寝る日にしましょう!

公募推薦入試では、過去問自体の数も限られていますので赤本や各大学HP掲載の問題・大学の資料・募集要項についている過去問を駆使していくと良いです。

【公募推薦入試】過去問の適切な使い方・始める時期まとめ

いかがでしたか?
過去問はそれ自体が実力UPにつながる問題集にはならず、自分の実力を測り、苦手を分析するために使うようにしてください。
入試の出題範囲の基本的な学習を終えてから、少しずつ過去問を解いていくようにしましょう!

 

最後に

今年もたくさんの生徒が逆転合格を果たし、新たな一歩を踏み出しました。

受験を通して、生徒一人一人が自分と向き合い成長してくれた結果です。

そんな生徒達を応援し続けることが出来てとても嬉しく思います。

あなたも武田塾で一緒に逆転合格を目指しませんか?

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「今後どのように勉強していけばよいか」「効率の良い自学自習方法」など具体的にお話させていただいております。

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