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模試って何の意味があるの?模試の復習って何をすればいいの?

模試って何の意味があるの?模試の復習って何をすればいいの?

こんにちは!武田塾天王寺校です。

夏も終わり、受験生の人は特に模試ラッシュが始まったころかと思います。
「模試を受けさせられたけど、もうどの模試がどうだったかわからない…」「模試受験したけど、どうやってやり直したらいいかわからず放置している…」という方!ゼロではないでしょう…(T_T)

今回は模試について、まずは模試の復習のために必要なポイントを紹介します。

模試って何の意味があるの? 模試のやり直しって何をすればいいの?

 

模試を受ける意味とは

模試とはそもそも何なのか

入試を模した試験のこと

模試の模は「模す」、つまり似せて作るという意味があります。
試を模すとは、つまり本番の試験に似せて作られた試験ということになります。

模試の種類

「本番の試験」と一口に言っても、受験する大学によって「本番の試験」は変わってきます。
なので、想定される入試のパターンによって模試は大きく三種類に分けられます。

共通テスト型模試

共通テストはマーク式の試験になっているため、「共通テスト型模試=マーク式模試」になります。
共通テストを模して(予想して)作られているため、各科目の試験時間も共通テストと同じになっています。

英語リーディング 80分
英語リスニング 30分
数学①(数1A,数1,数A) 70分
数学②(数2B,数2,数B) 60分
国語 80分
理科①(生物基礎,化学基礎,物理基礎,地学基礎) ()内の2科目合わせて60分
理科②(生物,化学,物理,地学) 1科目60分

地歴公民(地理A,日本史,世界史,倫理,政治経済,倫理政経)

1科目60分

多くの予備校・塾で共通テスト型模試は実施されているのではないでしょうか?
マーク式試験が最も受験者数が多いため、受験者の中の立ち位置から受験生の中の立ち位置がわかりやすくなっているため、
共通テストの点数が必要な国公立大学志望の方だけでなく私立大学志望の方も受験するべき模試になっています。

記述式模試

記述式模試は記述型試験の入試、つまり国公立大学の2次試験や難関私立大学入試を模して(想定して)作られています。
「このテストを模している」という明確なテストはないですが、記述力・論述力を問われます。
上記のマーク型試験ではわからない自分の記述力が受験生の中でどの位置にあるのかが見えるようになっています。
特にマーク型試験のみでは数学3の実力は測ることはできないため、そういった
マーク試験では知ることができないが、受験には必要な力がどこまで身につけられているかを知ることができる試験になっています。

特定大学別模試

難関国公立大学や最難関私立大学の各大学の入試を模した試験も作られています。
河合塾の大学別模試ですと、「◯◯大オープン」
駿台の大学別模試ですと「◯◯大実戦」等、各予備校が大学別の近年の問題傾向を分析して予想問題を作って模試として実施しています。
もちろん各大学の各教科の試験時間も同じになっています。

模試を受ける意味は結局…

何度も言いますが、模試は本番の入試を想定して作られています。

入試に近い雰囲気で試験を受ける経験が積める

模試だといつも解けるような問題でも、なぜか解けないということ、ありませんか??
どの模試でもいつも通りの実力を発揮するということはなかなか難しいことです。
しかし、入試は一回きりなので、その一回で実力を出すためには本番で実力を発揮できるようになっておかなければいけません。

模試を何回も経験することで制限時間がある中でどの問題から解いていくかの戦略を立てられたり、どのくらいのスピードで解いていくと間に合うかがわかるようになってきます。
本番と同じような条件で何度か模試を受けておくことで、緊張にもある程度慣れることができます。
本番を想定して敢えて自分を緊張させて模試を受験することも効果的だったりします。

自分の弱点を知ることができ、日々の学習方法を見直すことができる

上記の「入試に近い雰囲気で試験を受ける経験が積める」にも関連しますが、
いつも解けるような問題が解くことが出来ない原因として緊張以外にも、
日頃は何となくで出来ていただけで、模試になると確信を持って解くことができず、日頃の勉強での甘さが原因だったり、
英単語を覚えているつもりだったが、いざ真っ白な状態で長文を読んだときに、見たことのある単語の訳出ができず読解にも影響が出てしまった、
など日頃の勉強で、どこまで暗記をしておかなければ実践的に知識を使うことができないか等も実感することができます。

実力がつくための勉強、つまり受験で合格するための力をつけるための勉強をするにはどうすればいいか?を考えるための絶好の機会になるのです。

受験生の中での自分の位置が客観的にわかる

同じ模試を受験している人は、基本的に自分と同じ入試を受けようとしてその模試を受験していることが多いため、つまりは自分のライバルがだいたいどのような成績なのかがわかるようになります。
そして自分はその受験生のなかでどのあたりにいるのかが成績表という形ではっきりわかるようになります。

よく、模試=志望校判定を出すもの

と考える人がいますが、それは非常に表面的な成績表の見方しかできていないことになります…。

同じ志望校を志している人がどれくらいいて、その中で自分はどの位置にいるのか?
自分よりいい成績を取っている人はどれくらい得点できているのか?
他の受験生は自分が間違った問題でどのくらい間違ったのか?
など、客観的な視点で自分に何が足りていないか?何が人よりできているのか?志望校合格にあと何が自分に必要なのかが客観的にわかるようになっています。

上記を分析して、自分に足りないものを補うことを繰り返すことで成績をUPさせることができ、模試を上手く利用できるといえるのです。

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模試のやり直し・復習はどうする?

模試を受験する意義から考えると

模試を受験する意味とは、主に
・入試に近い雰囲気で受験することで慣れる
・日々の勉強で気づくことが出来ていなかった自分の弱点を知ることで普段の勉強方法を見直す
・受験生の中での客観的な自分の位置がわかる
ということでした。

模試のやり直しは主に2つ目の自分の弱点を知り、普段の勉強方法を見直すためにすると考えてください!

まずは模試を受験する際に自分の解答をメモしておく

ここで大切なのは、まずそもそも自分がどの答えを選んだのかをわかるようにしておかないとやり直しができない!ということです。
特にマーク模試の際は必ず自分の解答が何であったかはっきりわかるようにメモしておきましょう。
共通テストでは、自己採点の点数を出して二次試験の受験校を考える・共通テスト利用の出願に使うということもよくあるため、
実際に本番と同じように解答をメモしておく練習をしておきましょう!

自己採点をする

これは模試が終わったらできるだけすぐ、その日のうちにしたいです。
7科目必要な国公立大学志望の人は、模試が終わる時間も遅くなるため少し酷な話かもしれませんが、自己採点だけでもその日のうちにしておきましょう。

試験が終わってすぐのやり直しの方法

マーク式模試の場合

マーク試験の場合、自己採点ができていれば、自分が間違った問題か、時間が足りずそもそも手をつけられていない問題かはわかっているはずです。
まずは、時間が足りなかった問題を解き直してみましょう。
時間が足りていれば何割(何点)取れたかもメモしておくといいでしょう。

マーク・記述ともに

自分が間違ったとはっきりわかっている問題・わからないと思った問題については、解答解説を読み込んで見直してみましょう。
解説を一読して理解できた問題に関しては、何がわかっていれば自分は解けたのか・普段の勉強方法で改善できるところはないのか分析することができるはずです。
やり直しをすることで、自分がしやすいミスについて発覚することもあるので、次の模試に向けて克服していくための対策を立てていきましょう!

また、英単語等暗記事項が思い出せなかった場合は、もう一度その英単語を普段使用している英単語帳で見返して、メモとして残したり、その分野についてもう一度覚え直すことが大切です。

成績表・答案返却後

マーク式模試の場合

自己採点と結果が合っているか照らし合わせましょう。
もし大きくギャップが有る場合は、マークミス等重大なミスが起きていた可能性が高いです。
本番では絶対にしないように、自らを戒めましょう…
よくあるのが、数1Aを解かなければいけないのに数1を解いていた…なんていう科目のミスです。
自分が解いたものが適切な科目だったかも確認したいです。

記述模試の場合

自分の答案がどういった点で減点されているか等間違った箇所の原因分析をしましょう。
自分が無意識で書いていた記述部分が減点対象である可能性もあります。
現代文だと、主語述語が対応していないこと、数学だとその公式を使うために必要な条件が満たされていることを言及せず使っている…という原因で減点されることもしばしばあります。

自分の間違いやすいところや弱点を分析するのです!

マーク式模試・記述模試ともに

模試の成績表は模試を受験して1ヶ月ほどして返却されます。
つまり、分からなかった問題(減点されると確信していた問題)・自信がない問題については模試受験直後にやり直しているはずですよね。
したがって、もう一度間違った問題を解き直してみましょう。
模試のときには出来なかった問題を答案返却時に解くことができるようになっていれば、自分のことを褒めてあげましょう!
できなければ、またどのように勉強すべきか、克服するための方法を考えて実践するしかありません。
自分の弱い分野や間違った分野についてまとめておくノートを作ることもおすすめです!

模試を受ける意味と模試のやり直し・復習方法まとめ

いかがでしたか?
模試を受ける意味から、どのようにやり直しをすればいいかを考えるとわかりやすいです!

 

最後に

今年もたくさんの生徒が逆転合格を果たし、新たな一歩を踏み出しました。

受験を通して、生徒一人一人が自分と向き合い成長してくれた結果です。

そんな生徒達を応援し続けることが出来てとても嬉しく思います。

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