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【2024年度】 関西学院大学 英語の出題傾向と対策

関西学院の一般入試において英語は文系、理系を問わず特に重要な科目です。

 

理由としては下の表の通り配点率の高さが挙げられます。

 

2024年 全学部 文系型

関学文系全学部配点

 

上記のように文系型の全学部入試では国語と並ぶ高配点です。

 

2024年 全学部 理系型

関学理系全学部配点

 

理系は配点がフラットなので各科目抜かりなく取り組む必要があります。

 

2024年 学部個別 文系

関学文系学部個別配点

 

文系の学部個別入試は英語配点が最も高く特に重要です。

 

また入試方式にはそれぞれ以下のような特徴があります。

 

全学部日程

マーク式

 

学部個別日程

記述式

 

合格確率を上昇させるには複数回受験が有利であり、そのためには各方式に即した対策が必要です。

 

※ ちなみに関西学院大学の2024年一般入試では最大7回の受験ができ、

さらに全学部日程 (計2日程) は1回の受験につき複数の学部への併願もできました。

このように受験方式を組み合わせることで出願回数を増やすことも合格を目指す上で有効です。

 

以下では全学部日程と学部個別日程の特徴を解説します。

 

全学部日程 (マーク式) 英語の特徴

 

全学部日程の大問数は計6問です。

 

プレゼンテーション1

 

1.  長文 (配点率 約25%)

 

2ページ分程度の長文です。

 

1問目

 空所補充問題で、空所が含まれる文を細かく確認しどの品詞が入るかチェックしましょう。

 

 ただし単語、文法の知識やイディオムのみならず前後の文脈も踏まえた上で正解を導き出しましょう。

 

2問目

 本文に引かれた下線部の解釈問題です。

 

 この設問は次の3ステップで解くことができます。

 

① 下線部にSVOCを振って直訳する

…大枠を捉える、細かな精査は不要。

 

② 前後の文脈から文意を推測

…下線範囲の段落は全て読むべき。

 

③ 消去法で選択

…積極法より全ての選択肢に判断根拠を持ったほうがよい

 

3問目

 最後の設問は内容一致問題で、解き方は以下の2ステップです。

 

① 選択肢を精読し、本文と照合する

 

② 本文との整合性の確認 (選択肢を 〇, △, × などで仕分ける)

 

 また、そのためには本文にメモするなどして内容理解を深めておく必要があります。

 

 よくあるダミーパターンの選択肢では

 

① 文中で言及されていない

…何となく読んでいる見落としてしまうので、本文の内容を完全にできるようにしましょう。

 

② "not" が必要、あるいは欠けている

…選択肢をよく読んでいないと見落としがちです。

 

③ 大袈裟な "all"

…主語や目的語、副詞などの前に "all" があればダミーを疑い、本文中を見返してください。

※ "a lot of", "not all", "much" などのパターンが多い

 

④比較対象が異なる、もしくは大小関係が異なる

…本文に比較表現があれば印を置いて付けておくとよいでしょう。 "A more than C" など比較対象の相違、"A more than B" と  "B more than A" の錯誤などに注意してください。

 

以上、問題内容自体は決して難しくないためしっかりと対策さえすれば得点源ともなります。

 

2. 長文 (配点率 約20%)

 

1ページ分程度の長文であり、難易度は比較的高くありません。

 

また設問は

 「傍線部の単語の解釈」「傍線部の解釈」「内容一致」です。

 

1問目

 (システム英単語やターゲット1900などの場合) 「基本単語」に記載されていない単語もありますが、

 

 本文を前後を含めしっかり読むことで解釈の適不適を確認しましょう。

 

2問目3問目

 「傍線部の解釈」と「内容一致」に関しては "1." の2問目、3問目と同様です。

 

3. 長文 (配点率 約15%)

 

こちらも1ページ程度の長文で、

 

設問は

 「空所補充」「内容一致」です。

 

解法は "1." の1問目、3問目と同様です。

 

4. 文法 (配点率 約15%)

 

解き方の手順は以下の2ステップです。

 

① 問題文にSVOCを振り空所の品詞を確認する。

 

②品詞を確認しながら文法知識を活用し問題を解く。

 

基本的にこの2ステップでほとんどの問題は解けます。

 

しかし中には熟語やイディオムを扱う問題もあり、全問正解は厳しいかも知れません。

 

そのため 8/10 問は正解したいところです。

 

また2024年度は文法知識だけでなく解釈が必要な問題も含まれていたのでご注意ください。

 

5.  語順並べ替え (配点率  約10%)

 

解き方の手順は以下の2ステップです。

①日本語訳の単語から、選択肢の英単語を照らし合わせる。

…例えば本文に「たくさん」と書いてあり、選択肢に "a", "lot", "of" があれば "a lot of~" を使う

 

②照らし合わせた英単語のピースをSVOCを意識して、パズルを完成させる。

 

「選択肢の記号だけ書く」のではなく、文字として書くとミスが気付きやすくなります。

 

最低でも3/5問の正解数を目指しましょう。

 

6. 会話問題 (配点率 約15%)

 

設問は空所補充問題で、解き方の手順は以下3ステップです。

 

①空所をとむ1文にSVOCを振り品詞を確認する。

 

②前後の空所とその前後を読み大枠の文意を推測する。

 

③選択肢を全て当てはめ正誤を確認する。

※ 単語、文法、イディオムの知識問題である場合もある

 

この問題も"1."の3問目と同様  〇、△、× を使い消去法で解きましょう。

 

学部個別日程 (記述式) の特徴

 

全学部日程と設問内容はあまり変わらず、

 

英文和訳 (全学部) と和文英訳 (学部個別) 以外の相違はありません。

 

そのため英文解釈と英文和訳のトレーニングが特に必要となります。

 

それに加えて学部個別に関しては和文英訳の参考書をマスターすることも重要です。

 

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